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2014/05/29
第38回東京中日スポーツ杯

【優勝】本多宏和(4492・愛知)



一年間使用してきたエンジン&ボートの“さよならシリーズ”を制したのは、愛知の若手・本多宏和だった。
   
まず、優勝戦のレースを作って行ったのは、カドの黒井達矢。ダッシュを利かせて内枠勢を絞って行ったが、一つ内の岡瀬正人が激しく抵抗。それでも振り切って攻めて出たが、これをインの本多が完璧にブロックして1M先マイ。

この時点で黒井は力尽きて後退。ただ、本多も激しく抵抗した分、かなりのオーバーターン。それでも幸いなことに、2号艇・柳沢一の差しも(黒井に被せられたため)ワンテンポ遅れる形に…。結果、本多がバック直線で柳沢を振り切って2Mを先取り、そのまま優勝のゴールへ向けて周回を重ねた。 

2着争いは、最内を差した6号艇の久田敏之が2Mを強引に回ったが、柳沢は冷静に久田を回して差し返し次位を確保。久田も他の3者は抑え切って3着の座は守った。

一方、岡瀬は1Mで包まれた段階で万事休す。5号艇の牧原崇は展開こそあったものの差しが中途半端になり、見せ場を作れず…。念願の初Vはお預けとなった。

さて、勝った本多は、昨年12月の新鋭リーグ戦(尼崎)で自己初の優勝を飾ったが、前節の下関でもVを達成しており、これが通算「3度目」の美酒。過去2回の優勝はどちらも1号艇で、今回もイン逃げ決着。勝てる枠で優勝戦に乗った時は、キッチリと結果を出しているところに将来性を感じさせる。

インタビューで本多は「江戸川と福岡、うねりがある場は成績がいい」と話しており、当地水面に対する自信も優勝への大きな原動力となったことは確か。今シリーズは、3日目から4連勝した自身の勢いはもちろん、得点上位の選手が5日目に崩れて優勝戦の1枠が巡ってくる流れの良さもあったが、そのチャンスをしっかりと生かす頼もしさ。この7月からはA1級に昇格も決まっており、メキメキと力を付けてきた成長株。今後もぜひ覚えておきたい名前だ。

ちなみに、一年間働いたこのエンジン&ボートでは合計「31回」の優勝戦が実施されたが、その内1号艇の優勝が「19回」。江戸川の優勝戦は1枠(イン)から勝負できると言って構わないだろう





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