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2019/12/10
江戸川大好き選手集結! 2代目江戸川番長決定戦

【優勝】小池修平(4907・大阪)



地元の東京支部勢を中心に、数多くの“当地常連組”が集結した4日間シリーズ(得点率制)の「江戸川大好き選手集結!2代目江戸川番長決定戦」は、日程通りの12月10日(火)に優勝戦が行われた。

なお、地元の佐藤大佑と海老澤泰行が、ともに予選を5戦して3勝&2着2本の「オール2連対」と快進撃を演じた。この両者では、初日の「江戸川選抜戦」に出場した佐藤が“点増しの利”でV戦のポールポジションを獲得。2節前に優勝した「男女W優勝戦」からの“江戸川連覇”へ王手を懸けた!

その他、東京支部からは、山田亮太と荒井翔伍もベスト6入りを果たした一方、遠征勢では、大阪支部の気鋭・小池修平と、埼玉支部でも屈指の“当地巧者”として知られる富永正人が優勝戦へ駒を進めた。

そして迎えたファイナルの“番長決定戦”は、緩やかなホーム「向かい風」+「潮止まり」という最高の水面コンディションでレース開始となり、トップS(0.05)で飛び出したカド発進の小池(4枠)と、同様にゼロ台(0.08)を決めた海老澤(2枠)の2者が、スリットの攻防で主導権を奪った!

その小池・海老澤に対し、人気を背負っていたインの佐藤はST「0.18」と後手を踏む格好に…。スリット後はジワジワと伸び返したが、海老澤が内にボートを寄せて「ジカ捲り」を敢行すると、カド受け(3枠)の山田を抑え込んだ小池もスピードを乗せた「捲り差し」で艇間をズバッと切り込んできた。

バック線の半ばでは、小池が海老澤に並び掛けると、最内を差し上がった荒井(5枠)も好位置に浮上し、この3者による争いに…。勝負処となった2Mは、内を突いた荒井を抱いて小池が先取りに成功。渾身の「差し返し」を狙った海老澤と荒井をホームストレッチで振り切った小池は、続く2周1Mを回り切った時点で“V”が確定的となった!

一方、1周2Mで荒井を捌いた海老澤が2着に入線し、荒井も後続を抑え切って3着でゴールした。その結果、3連単(4-2-5)は43番人気の「15,610円」という“波乱の決着”となったが、昨年の初代番長・濱崎誠に続いて「大阪支部」が“江戸川番長”を襲名した!

さて、会心のトップSから見事な「捲り差し」で艇間を射抜いた小池は、「初優出&初V」の快挙を達成した昨年11月の常滑に続く、自身2度目の優勝。当地は今シリーズが5節目の参戦だったが、初出場(昨年1月の夕刊フジ杯)の時点から豪快な乗りっぷりを披露。難水面に臆することなく立ち向かって行く“気持ちの強さ”を感じさせていた。

その小池は、所属する大阪支部においても、将来を嘱望されている117期の“やまとチャンプ”。「優勝できたことが素直に嬉しい。来年はA級に上がりたいですね!」と次なる目標は定まっている。攻める姿勢を失わずに「捲り差し」の精度が飛躍的に向上した今なら、「A2級」を飛び越えて、「A1級」への“2階級昇格”まで狙えそうだ!

また、小池を“2代目番長”に導いた「69号機」は、8月のG3戦で“当地巧者”として知られる愛知支部の佐藤大介が「お手上げ状態」だったように、以前は“ワースト機”と言えるほど低調だった。しかし、その後の「中間整備」と、10月の「東京中日スポーツ杯」でタッグを組んだ正木聖賢(広島支部)が熱心に整備した結果、“別物”に生まれ変わった。今回の小池の優勝は、正木の“整備力”の確かさを証明する格好にもなったと言えよう。





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