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2022/02/14
楽園ヤバイラーカップ

【優勝】宮下元胤(4298・愛知)



5日間の得点率制で争われた「楽園ヤバイラーカップ」は、節間を通して水面コンディションに恵まれ、日程通りの2月14日(月)にファイナルの優勝戦が行われた。

なお、今シリーズは各地区でG1戦(地区選手権)が行われていたため、A1級の参戦は宮下元胤だけだったが、その宮下は1号艇に抜擢された初日メインの「江戸川選抜戦」を快勝。その後も着実にポイントを積み重ね、得点率第4位で予選を突破してV戦に名乗りを上げた。

そして、その宮下と同じ愛知支部の北野輝季が「シリーズリーダー」の座に君臨。予選を「7戦5勝」と白星を量産してV戦の1号艇を獲得。さらに、北野と同県同期の渡邉俊介もエース級の「39号機」を完璧な状態に仕上げ切って、ベスト6入りに成功した。

また、地元の東京支部からは「上位機」の後押しを生かした桑原将光&浦田信義がファイナルに進出。さらに、予選ラストの「イン戦一発勝負」を成功させた松村康太が6位で最終の優出権利を掴んだ。

そして迎えた優勝戦は「上げ止まり」から「下げ潮」に向かう時間帯で、潮位こそ高かったものの、穏やかな東風(右横風)が吹く良コンディションの下でレースが開始された。

ちなみに、北野以外の5者が「ゼロ台」の飛び出しという激しい「スリット合戦」となったが、中でも「4カド発進」だった宮下が激アツのトップS(0.03)をブチ込んできた!

その宮下は、スリット後に伸びて一気に斜行。スロー枠の3者を捲り切って先行態勢を築いた。なお、宮下のマーク位置だった浦田(5号艇)が外をブン回ったため、大きく開いたブイ際のスペースを松村(6号艇)が勢い良く差し込んできたが、宮下に並び切るには至らず。続く2Mを落ち着いて先取りした宮下の「V」が確定的となった。一方、後続は北野が2着で、松村は3着に入線した。

さて、覚悟の「S勝負」を結実させた宮下は、「当地初V」を飾った前回戦(昨年11月の日刊スポーツ杯)からの「江戸川連覇」を達成。その前回も今回と同じ「青カポック」での勝利だったが、決まり手も「4カド捲り」と、絵に描いたような「再現」を演じた。

その宮下、V戦前日のインタビューの時点から「同期で一番仲がいい桑原君をやっつけられるように、Sに集中します!」と当地巧者である盟友との対戦に並々ならぬ闘志を燃やしていた。

以前は「苦手意識」を抱いていた江戸川も、「3か月に一度くらい走らせて貰っているので慣れたし得意!」と参戦機会の増加に伴い、一気に克服。今や江戸川は完全に「ドル箱水面」と化している様子だ。

また、今節唯一の「A1レーサー」として威信を示した宮下は、今回の頑張りで勝率も、前検日時点の「5.87」から「6.10」まで急上昇。「2期連続」のA1級へ向けて、一気にエンジンが掛かってきた。今後は更なるペースアップを期待したいところだが、「江戸川3連覇」を目指す次回の当地参戦も実に楽しみだ!





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