4月24日 (水)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

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月兎ソースカップ

2018年12月15日〜2018年12月19日
優勝者:3961谷村 一哉(山口)

4日間の短期シリーズとして開催された「ジャパンネット銀行賞」は、節間を通して比較的水面コンディションに恵まれ、当初の予定通り12月12日(水)に優勝戦が行われた。 なお、初日メインの「江戸川選抜戦」に出場した6選手のうち、谷村一哉・荒川健太・柳沢一がベスト6に駒を進めてきたが、その中でも、3日目に“連勝ゴール”を決めた谷村がV戦のポールポジションを獲得。また、その谷村と柳沢の両者が、今年「V5」を目指すラストバトルともなった。 そして、ほぼ無風に近い絶好のコンディションでレースが開始された。まず、トップS(0.11)で飛び出したのは2コース発進の小野寺智洋(2枠)だったが、他の5者も「コンマ10台」を決めて、ほぼ横並びに近いスリット隊形となった。 スリット後は、チルトを「1.5度」に跳ね上げていた古田祐貴(6枠)が舟足を伸ばしたが捲り切るには至らず、同じダッシュ位置の柳沢(5枠)・芦澤望(4枠)を飲み込んだ時点で、古田は捲り差しにチェンジした。 こうなると、完全にスロー勢のペースで、インの谷村は小野寺を“カベ役”に従えて悠々と先マイに成功。ツケマイで攻めた荒川(3枠)と、ジカで差した小野寺を一気に突き放して独走態勢に持ち込むと、早々と「V」を確定させた! 続く2Mは、外々を握った小野寺と、バック線を伸び上がった古田を冷静に捌いた荒川による次位争いとなったが、機力優勢だった小野寺が2周1Mで荒川を差して2番手を確保。荒川が3着に入線して、スロー枠の3者が上位着を独占した。 さて、堂々の“イン圧勝劇”で優勝した谷村は、2011年8月(さわやか杯)以来となる久々の当地V。江戸川参戦も昨年6月のG1戦(62周年記念)以来、1年半ぶりと間隔がやや開いていたが、本人が「意外と(水面を)乗れましたね」と振り返った通り、予選道中も終始安定したハンドルワークを駆使して着実にポイントを重ねていった。 なお、今回の勝利で今年の優勝回数を「5」に伸ばした谷村。レース前には「大事な一戦です。できたら“6回”優勝したいですから」と気合フル充填で臨んだ結果、来春の「SGボートレースクラシック」出場へ一歩前進した。そして、12月16日から始まる次節(大村)での今年のラストランは、メイチ態勢でクラシック当確の“V6”を目指す構えだ! 最後に、近況は“ワースト級”の評価が定着していた「63号機」とのタッグだったものの、初日からV戦に至るまで2着を「5本」並べ続けた小野寺も賞賛に値する。当機は同じ香川支部の中村晃朋・三嶌誠司の「整備」+「調整」が結実した可能性が高く、その恩恵にあやかった形ではあるが、実にしぶとい立ち回りで舟券に貢献した。




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