4月23日 (火)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

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東京健康ランドまねきの湯カップ

2021年11月2日〜2021年11月7日
優勝者:4468大池 佑来(東京)

1月に実施された「65周年記念」に続く、当地における今年2回目の特別競走「G1江戸川大賞・開設66周年記念」は、日程どおりの10月20日(水)にファイナルの優勝戦が行われた。 なお、予選を「オール2連対」で突っ走ったのは、大池佑来&土屋智則の2者で、大池が予選1位、土屋が2位通過を果たした他、2日目のドリーム戦を「5コース捲り」で制して軌道に乗った秋山直之も3位で、この3者が準優戦の1号艇を掴んだ。 そして、秋山・大池は準優を「1着」でクリアして、予選トップの大池がV戦のポールポジションを獲得したが、土屋は準優3着で優出漏れに…。その他、百戦錬磨の赤岩善生と、65周年からの「連覇」を目指す西山貴浩も6強入り。さらに、機力以上の走りで健闘した西村拓也と、地元の永井彪也もファイナリストに名を連ねた。 迎えた最終日の開催は、レース開始前から北風(向かい風)が強く吹き抜けた。そのため、全レースで安定板が装着されると、逆目の「上げ潮」が強まり始めた7R以降は2周戦となるタフな水面コンディションで、V戦も「波乗り勝負」の度合いが強い一戦となった。 その優勝戦だが、激烈な痛快ショット(※0.03のトップS)を決めてきたのはインの大池。対して、ジカ外の秋山(2号艇)が若干遅れたため、一瞬「中へこみ」になりかけたが、スリット後に舟足を伸ばした大池が1Mを力強く先マイ。バックストレッチをメイチで被った大池は、他艇を寄せ付けずに2Mをスムーズに先取り「V」が確定的となった! 一方の後続争いは、ツケ回った赤岩と、差しからバック線を浮上した秋山・西山(4号艇)の3者に絞られたが、1周2Mで「フルターン」を敢行した秋山が、赤岩と西山を捲って一気に2番手に浮上。また、最終2Mで西山を冷静に捌いた赤岩が3着を確保。その結果、スロー枠の3者が上位を独占して、江戸川らしい波水面での激闘は幕を閉じた。 さて、見事「G1初制覇」を成し遂げた大池。元々、無類の「波乗り巧者」ではあるが、紛れの生じやすい荒水面での大一番だったため、レース後は「水面が荒れると届かなくなるので、気合を入れてSは行きました。(タイミングが)速かったみたいだし、ホッとしてます」と、まずは喜びよりも安堵感を漂わせていた。 なお、大池にとってここ江戸川は、出場機会が圧倒的に多く、地元の東京3場の中でも自身の礎を築いた水面と言えるレース場。大池自身も「江戸川は初優勝できた水面だし、地区スター(候補)やSG(メモリアル)にも選んでもらった。G1・G2で結果を残したいと思っていたので、本当に良かった!」と、思い入れの深い当地での「G1初戴冠」に感謝と喜びを示した。 過去には、同じ地元の若林将が制した当地「63周年記念」の最終日に左手を骨折する大怪我を負った大池。しかし、その負傷を乗り越えると、瞬く間に地元屈指の「江戸川巧者」として復権。今や江戸川では、石渡鉄兵・濱野谷憲吾の「強力2トップ」に次ぐ存在で、当地ファンの信頼度も絶大だ! また、「G1を獲ることは想像していなかったけど、もう一段上の舞台(SG)で存在感を出せたら…」と、更なる飛躍を誓っていた大池。この大きな勝利で、来年3月に大村で開催される「SGボートレースクラシック」の出場権利も獲得。その自らの手で掴んだ「ビッグチャンス」をぜひとも生かして欲しい!




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