終日安定板なしと落ち着いた水面で行われた得点日。得点率首位を守り抜いた山口は日々変わるコンディションに対抗出来ており、肝心の機力も出足・伸びと申し分なし。初日は新ペラから始まった相棒・５３号だが、機力の底上げにも成功。腕も発揮し絶好枠から堂々と押し切り、優勝戦ポールポジションを獲得する。

惜しくも得点率２位となった飯山。こちらはスリットの威力が抜群であり、多少後手を踏んでも伸び返す力がある。板の有無に関わらず中間速も強烈であり、準優２個は順当決着が濃厚と見た。

女子からは清埜・千葉・櫻本が予選突破を決めた。

清埜は得点日を連勝し勝負駆けに成功。展示から旋回系統はかなりのものがあり、ひき波を軽々越えるパワーがある。準優勝戦は５枠でのエントリーだが、捲り差しを入れて優出決める可能性も十分考えられる。

エース機味方の千葉はようやく花開いたという印象。得点日前半は快Ｓ決め豪快な一発。後半も地元男子を相手に先頭を守り抜き、機力の良さを見せ付けた。展示タイムも２走６．６秒台をマークとその機力の良さは数値にも表れている。枠は遠いが、再びの一撃も楽しみにしたい所。

得点率１２位で滑り込みとなった櫻本は直線系の足色。だが初日２走を「捲り差し」で連勝した様に出足系統も悪くはない。枠が遠いだけに展開待ちとなりそうだが、突ける足色は十分にある。

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