7月15日 (水)

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G3第29回アサヒビールカップ / 7月16日〜7月21日

節全体の展望・注目の選手

SG覇者平尾市川坪井中島が遠征勢の4強!

地元期待は当地6連続優出中と無双モードの前沢




3822
平 尾  崇 典

3499
市 川  哲 也

3959
坪 井  康 晴

4013
中 島  孝 平

4366
前 沢  丈 史

4086
寺 本  重 宣


次節は7月16日(木)に始まる「G3第29回アサヒビールカップ」の6日間開催(2準優制)。当地では夏場に行われる恒例のG3企業杯で、当シリーズも全国から計「12名」のA1級が参戦。優勝賞金も「200万円」と破格で、準優(ベスト12)入りを懸けた予選バトルは大いに盛り上がりそうだ!

さて、A1レーサーの中でも、平尾崇典市川哲也坪井康晴中島孝平の4者は、栄えある「SGタイトルホルダー」だが、当地における「安定感」なら、岡山支部の平尾が群を抜いている。

ちなみに、前回(昨年12月の江戸川番長決定戦)で、当地一般戦における連続優出は「16」でストップしたが、G2以上の特別戦においてもコンスタントに優出。当地における「力」と「技」が融合した隙のないレース運びには「パーフェクト」の称号を与えても良いほどだ。

その平尾、前期は事故点が「1.47」とパンパンに膨れ上がって、屈辱の「B2級陥落」を喫したが、(F2による)長期欠場から復帰した後はコツコツと出走回数を積み重ねるとともに、事故パンの後遺症を微塵も感じさせぬ走りで、すぐさまA1級に返り咲いた。約2年半遠ざかっている「当地V」へ気合十分で乗り込んで来る!

そして、「SG4冠」の市川は、同じ広島支部の西島義則とともに一時代を築いた希代の「速攻派」。前期は「A1級勝負」に追い込まれるほど不振だったが、今期(※5月1日以降)はオール一般戦での戦いながら、着実に復調。コンスタントに機が出るタイプではないものの、モーターがバシッと仕上がった時は強く、攻めっぷりの良さは健在だ。

ちなみに、当地では低調機を引いた昨年9月の「64周年記念」こそ大苦戦を強いられたものの、2014年10月に「G2江戸川634杯」を制している他、通算でも「4V」をマークしている市川。当節は、前回戦(一度も舟券に絡むことができなかった)の雪辱へ、魂のこもった走りを見せてくれるはずだ!

静岡支部の坪井は、市川が634杯を制した同年6月に当地のG1戦(59周年記念)を制覇。「江戸川巧者」というイメージはないものの、荒水面は的確に乗りこなしてくるし、一般戦が舞台なら少なくとも優出は外せないところ。超一流の「調整手腕」を如何なく発揮して、パワーで押しまくるレースを期待したい。

そして、典型的な「技巧派」に属するのは中島だ。「捲り差し」の精度は高く、道中の競り合いはお手の物。しかも、コーナー勝負の比重が高い割に「不良航法」は少なく、クリーンに競り勝てるのはテクニックの裏付けがあるからこそだ。

その中島は、昨年1月の当地「63周年記念」以来、約1年半ぶりの江戸川参戦。出場機会が少ない割に、通算では「8優出&2V」と結果を残しているし、自身も今期に入ってすでに「3V」と近況好調だ。荒水面は歓迎のクチとは言えないが、極端に水面が荒れなければ、久々の「当地V」まで狙える。

さらに、中島と同じ福井支部からは松田祐季も参戦してくる。「業師」の中島に対し、松田のセールスポイントは「スピード」と「切れ味」で1周1Mの突破力は秀逸。よって、全能力を発揮するには「静水面」で戦うのが理想だが、当地は直近3節で準Vが「2回」。通算でも「2V」と水面相性は良好で、「伸び型」に仕上がった時の方が好走する確率は高い。

山崎義明益田啓司の両者は、当地の現行モーター(※4月18日から使用開始)での前回参戦時において、ともに優出を果たしている。

まず、先月の「G3マスターズリーグ第2戦」を走った山崎は、当節の出場選手の中で最多の「7V」を当地で挙げている「江戸川の鬼」。なお、前回戦は良機の後ろ盾もあったが、「オール3連対」にまとめた上げた予選&準優の安定感は際立っていた。当節も熟練のハンドルワークを武器に、ベスト6戦線を大いに沸かすはずだ。

一方、4月2節目の当地戦(スポーツニッポン杯)で予選トップ通過を果たした益田は、強力な「伸び足」を引き出して快進撃を演じた。その時の相棒は、早くも「エース機」と断定していい「30号機」だったが、自身も好調時は気っ風のいい「S速攻」を連発するだけに、この益田も機力次第では実に楽しみな存在だ。

それらの遠征勢に対して、地元の東京支部からは前沢丈史寺本重宣小林泰という3名のA1級がエントリー。特に、前沢は現在当地で「6連続優出&1V」と無双状態とも言える強さ。本人も「波乗りは結構得意な方だと思う!」と自信を示しているように波乗りは実に達者で、出場機会の増加とともに、江戸川の水面を完璧にマスターした印象だ。

その前沢、今のところ「記念の壁」を打ち破れておらず、現状の立ち位置は「一般戦の強豪」だが、今年はすでに「11優出」と高確率でベスト6入りを果たしている。よって、「地元の大将格」として挑む当シリーズは、是が非でも「V」を勝ち獲りたい!

そして、ここ2・3年ほどは「年1回ペース」と出場機会が減少していた寺本だが、今回は5月の「日刊スポーツ杯」以来と間隔を詰めての当地参戦。若手時代は果敢な「フルターン」を連発して攻めまくったものだが、現在は展開を読んで堅実に捌くレーススタイルへと転身を遂げている。当節も頭脳的な走りでポイントを積み重ねて、ベスト12入りを外すことはないだろう。

前沢・寺本に対して、小林は当地でさしたる実績を残せていない。江戸川の水面を極端に苦にする訳ではないが、とにかく調整面で苦戦を強いられている印象で、「エンジンなり」にも出せていない感じ。よって、好勝負を演じるには良機の援護を得たいところだが、舟足さえ水準レベルに到達すれば、持ち前の「S力」を発揮して、シリーズを盛り上げる存在になり得る。

さらに、純粋な「スピード勝負」ならば田中和也松尾充の2者も、先に触れた主力組に負けていない。なお、田中は今期に入って多摩川・住之江で優勝。関東地区では(海水の)平和島巧者として知られているが、基本的には静水面の淡水プールを得意にしており、旋回速度が減退する荒水面は苦手。よって、波が出ると「2割減」の評価になる…。

一方の松尾は、近況の当地戦こそ「低調モーター」を引き続けているため、成績の方もパッとしないが、以前に「江戸川は好きですよ!」と話しているように、波水面を苦にするタイプではない。ちなみに、松尾は今年3月の丸亀で自身25回目の優出にして「初V」を飾った。ついに「無冠の帝王」を脱却して意気上がる松尾の走りには、初日から目が離せない!

A2級では、山田雄太の実力が最上位。「SGボートレースダービー」で「準V」と勢い最高潮だった5年前に比べると、最近は体重の増加でモーターが思うように出せていないが、今でも好調時に見せるターンの破壊力は満点。肝心要の舟足さえまともな状態であれば、一躍V戦線の食い込んでくるはずだ!

当地常連の奥平拓也折下寛法の地元勢だが、言うまでもなく江戸川実績は十分。当節も「水面熟知の強味」を大いに生かしたいところだが、中でも、近況堅調な折下は、調整に悩んだ前回戦(5月のゴールデンカップ)での反省を生かして、しっかりとモーターパワーを引き出したい。

さらに、東京支部勢では渡邉雄朗澤崎雄哉の「新旧フレッシュルーキーコンビ」にも注目したいところ。渡邉が「伸び足」を重視して「捲り」を打つのに対して、澤崎の方はどちらかと言えば「差し」の比重が高い。特に、江戸川を愛する渡邉は、悲願の「当地初V」へ気合パンパンで乗り込んで来る!

最後に、豪快に荒波を乗ってくる加藤高史は、若手にも握り負けないスピードを有している。今期も好調で、機力次第では12強入りも狙えるが、その他にも、当節における「惑星候補」として名前を挙げておきたいのは、岩永雅人マイケル田代山下流心の3人。今期好リズムの岩永に対し、マイケル&山下は「乗りっぷりの良さ」を前面に旋風を巻き起こしたい!

(※出場予定選手・データは、すべて7月7日現在。)