G3 オールレディース 江戸川女王決定戦KIRINCUP
更新日:2024/09/30 11:13:13
10月14日(月)から「G3 オールレディース 江戸川女王決定戦KIRINCUP」が6日間・2準優制で開幕する。
シリーズの軸を担う事が期待される主力6名による争い、初日メインカード「江戸川選抜」には1号艇から藤原菜希・大豆生田蒼・寺田千恵・西岡成美・中川りな・落合直子の順でA1級4名・A2級2名が乗艇。
以上の6名で当地V実績持つのは藤原菜・寺田・中川の3選手がそれぞれ1Vずつ。なかでも9月に「男女W優勝戦」で水面初Vを成し遂げた藤原菜がひとつ上を行く勢いがある。その節では機のポテンシャルを引き出し良質な行き足を備えた。
持ち前のスタート力を発揮出来る特長に仕上げ、9走中7本がトップタイミングでのS。準優勝戦・優勝戦も1号艇から0台トップSを決め大時計との呼吸はバッチリだった。当節メインカードでも鋭い快速攻からの白星発進に期待だ。
遠征陣からは出場予定メンバーでトップの当地通算勝率を残す寺田が対抗格だろう。女子レーサーによる年末の大舞台「PG1 クイーンズクライマックス」(蒲郡)の締め切りも近くなってきているが、落とせない戦い続くのが前述の藤原菜と寺田。
女子獲得賞金上位12名の椅子を懸けて現状は藤原菜が8位、寺田はボーダー上の12位に。5位・守屋美穂がSG準優勝戦(第51回ボートレースオールスター)でのフライング事故による罰則で出場資格剥奪の為、ランク的にはひとつずつ繰り上がる。
しかし、ボーダー下からの追い上げは熾烈で獲得賞金差は一切気の抜けない状況。このヒリつく展開の中ではあるが、優勝賞金120万円の上乗せと荒波クイーンの称号獲得を目指して両者がシリーズ引っ張って行く。
水面好相性の選手に目を向けると寺田に続く2位の当地通算勝率残す深川麻奈美、唯一の当地2V実績持つ地元の清水沙樹。ともに7月「第13回ボートレースレディースVSルーキーズバトル」で優出果たし、波風恐れない豪快な走りは目を引く。
藤原菜・清水に続き水面利す地元陣営は、前年同大会で優出の黒澤めぐみ・当地1V実績ある西舘果里、「男女W優勝戦」でファイナルまで駒を進めた中澤宏奈。富樫麗加も復帰後は2節当地を走っているがブランク感じさせず悪くない印象。
遠征組では初日選抜乗艇の落合が前述のPG1戦に向けて、現状18位からジャンプアップ目指す大事な一節。5年前だが水面V経験ある土屋千明も、来期適用勝率は7点オーバーと快調なペース。久々の特殊水面も勢いままに乗りこなし女王争い食い込むか。
(※出場予定選手・データは全て9月29日時点)