10月19日 (木)
ジャパンネット銀行賞

ホーム/総展望

ジャパンネット銀行賞 / 10月18日〜10月22日

節全体の展望・注目の選手

剛柔兼備の地元テクニシャン・大池佑来が主役!

遠征勢では今年“V5”を狙う益田啓司に注目だ!




4468
大 池  佑 来

4102
益 田  啓 司

4049
高 沖  健 太

4043
桐 本  康 臣

4076
杉 田  篤 光

4150
山 田  雄 太


次回は、10月18日(水)に開幕する「ジャパンネット銀行賞」の5日間シリーズ。なお、当節は「ポイント制」を採用しており、予選4日間の得点率上位6人がファイナルの優勝戦へ進出する。

なお、級別審査の締め切り(10月31日)まで、残すところあと半月余り。「A1級」と「A2級」のボーダーライン付近に位置する選手は、普段にも増してモチベーションを高めて臨む一節。よって“勝率勝負”の選手には、節間を通して注目しておきたい5日間でもある。

さて、A1級は計「9名」が参戦を予定しているが、シリーズリーダー候補として大きな期待が懸かるのは地元の大池佑来。配分が増えつつある記念戦線においては、苦戦を強いられるシーンも多いが、2節前の「下関63周年」では準優戦進出と健闘。また、一般戦を走れば常に主力の座を争える地力が付いて、各地でコンスタントに優出を重ねている。

そして、地元きっての“江戸川巧者”で、波乗りスキルも絶品の大池。ただ、前回お盆の「大江戸賞」ではベスト6に駒を進めたものの、最近の当地戦においてはモーター抽選に恵まれていない印象が強い。上位の足に仕上がれば“無双モード”も望めるだけに、約2年半遠ざかっている当地Vへ渾身の走りを披露する!

遠征勢では、今年既に「4V」を達成している益田啓司の名を真っ先に挙げたい。今期適用勝率「7.45」に対し、現勝率(5月1日以降)は「6.35」と1点以上も数字を落としているが、7月の児島、先月も地元の芦屋で優勝を飾るなど、廻って来たVチャンスはしっかりと物にしている。

“速攻派”の益田にとって、攻撃力が落ちる荒水面は好ましくないが、当地は通算「6度」の優出があるし、現在も2連続優出中と、相性自体は決して悪くない。初のSG戦出場(来春の浜名湖クラシック)へ一歩前進する今年「V5」を目指し、初日から目一杯の姿勢で臨む!

同県同期(三重支部・85期)の高沖健太桐本康臣も一般戦が舞台となれば、常に優出戦線に絡んでくる実力者。「捌き巧者」で安定感十分の高沖は、波乗りも達者。ある程度の伸びと生命線の「回り足」が仕上がりさえすれば、今シリーズも好走は確約だ。

一方の桐本は、高沖に比べて好調の波が大きく、現在はA2級に落ちているが、1Mを一発で仕留める鋭い決め手を有している。波が出ると信頼度は落ちてしまうが、今期はA1ペースと完全復調を遂げている。よって、静水面でレースができれば好勝負が望める。

杉田篤光山田雄太の“静岡コンビ”も当地好走型で期待十分。速いSこそ少ない杉田だが、コーナー勝負の比重が高く、競り合いになると強さを発揮。戦法的に、ボートを自由自在に御せる「乗り心地」が成績の良し悪しに直結する。現在の勝率は「6.20」と、今節はA1級キープへ向けて踏ん張りどころの5日間になる。

山田の方は、G1・SG戦においても通用するハイレベルな「旋回力」が武器だが、重量級ということが災いして機出しにはムラがある。当地の前回戦(8月のG3アサヒビールカップ)ではワースト機に苦しんで予選敗退に終わっており、今回は多少なりとも好機の後押しが欲しいところだ。

そして、つい先月の桐生で自身「61回目」のファイナル進出にして、遂に悲願の「初V」を達成したのは、広島支部の岡谷健吾。彼も前記した山田と同じく、多少の機力劣勢ならば、それを補えるターンテクニックの持ち主。「優勝」の味を知った岡谷が“2発目の花火”を打ち上げる可能性も十分にあるだろう。

また、岡山支部の岡瀬正人も、当地は通算「10優出&2V」と実績は豊富。本来は堅実派で大崩れすることが少ないタイプだが、今期は思わぬ不振に陥り、来期のA2級陥落が確定的な状況。ここは、得意水面で悪い流れを完全に断ち切って、出直しとなる来期に繋げたいところだ。

マスターズ世代に突入した加藤高史も、今期「4度」の優出があり、各地で元気一杯の走りを見せている。年齢を重ねても、積極的に握って回るスタイルは不変。また、埼玉支部でも指折りの波巧者で、水面が荒れた場合はコースに関係なく“買い”の一手だ!

柳田英明村田敦の2人も、先に触れた大池に負けじと地元で気合を入れてくるはずだし、波水面にも滅法強い。特に現勝率が「5.49」の柳田は、A2級死守へ勝率を落とせない状況とあって、初日から強烈なスリット攻勢を仕掛けてくるはずだ。

一方、スピード満点の「握りマイ」を身上とする村田は、前回戦(7月のG2江戸川634杯)で現在も2連対率トップの「17号機」とタッグを組んだが、パワーを持て余して予選敗退…。当時は完全な「伸び型」だった17号機は肌に合わなかったようだ。なお、村田の生命線は安心して握れる「操縦性」で、その部分が仕上がると強烈な攻めをバシバシと繰り出してくるはずだ。

その他、“当地好走型”に分類される濱崎誠川尻泰輔本橋克洋の3者も、水面が荒れたら割り増しの評価が必要だし、仮にベタ水面でも優出戦線にも顔を出してくるのは必至だ。

なお、この3人はいずれも積極的な「攻め」が持ち味。特に濱崎と川尻は、波に乗ると“1着量産”の期待が持てる反面、モーターが安定して出るタイプではない。よって、今期絶不調の本橋に限らず、少なくとも「中上級」のモーターの援護を得たいところだ。

最後になるが、ここまで触れてこなかった面々では、泥谷一毅山口高志が「A1級」、そして、松尾宣邦広瀬聖仁は「A2級」へ、それぞれがメイチの勝率勝負駆け態勢。この4者も江戸川の水面を苦にするタイプではないだけに、“一戦必勝”の全力投球で臨む構えだろう。

(※出場予定選手・データは、すべて10月14日現在。)

開催日別 展望
10月19日(木)

2日目
攻め活発な村田敦がカド&インで連勝狙う! 

昨日の初日は、ホーム「向かい風」に対して、逆目となる「上げ潮」基調の一日ではあったが、スタンド側からの「北東の風」ということもあって、まずまずの水面コンディションの下でレースが行われた。

その初日の1号艇は、6勝&2着2本の計「8連対」だったが、ガチガチの本命決着は少なく、3連単の“万舟券”も「3本」飛び出した。

そして、昨日注目された初日メインの12R「江戸川選抜」は、イン先マイの大池佑来(1枠)が膨れ気味になり、3コース発進の山田雄太が鮮やかな「捲り差し」で快勝した。

なお、大池は、山田に続いて艇間を割ってきた杉田篤光(5枠)を、2Mで悠々と捌ける態勢だったが引き波に引っ掛かり、舟が大きく浮き上がって失速…。そのため、杉田が2着に入ると、続いて外を避けて回った益田啓司(2枠)が3着で、大波乱の決着(3連単41,440円)となった。

勝った山田(本日は11R5枠※1回乗り)は、「前半戦よりはマシ。調整して回り足は上向いた」とは言うものの、「機の勝率(2連対率43.2%)を考えると、全体に良くしたいですね…」と納得の仕上がりではない。ただ、今節は「好機」+「好艇」とのタッグで更なる良化は十分見込める。

また、看板機の「55号」が相棒とあって注目度が高い高沖健太(選抜戦4枠)は、1Mの展開不利が響いて5着(初日の前半戦は3着)に敗れたが、「伸びることはないけど、バランスは取れてます」とのことで、ある程度の手応えは掴んでいる様子。本日の1枠戦(9R※1回乗り)はシード番組とあって、ズバリ「頭不動」の一戦だ!

選抜戦2着の杉田も、「江戸川で良い時の感じではないけど、舟は向いたし、グリップ感は上向いてます」と上昇を実感。正味の足は中堅近辺の見立てだが、本日の2枠戦(7R※1回乗り)も好勝負に持ち込めるだろう。

なお、高沖と同様に展開不利で、選抜戦は6枠から6着だった岡谷健吾(本日は6R2枠&10R4枠)の機力診断は本日以降に持ち越しとなっているが、人気のインで敗れた大池(8R4枠※1回乗り)は、「出足がないし、自分のターンができない状態…」と意気消沈だった。

そして、「伸びは上向いてるけど、乗りにくくてレースにならないです」と渋い表情を浮かべた益田(5R4枠&12R1枠)も、操縦性が改善されないと厳しい戦いが続くかもしれない。

一方、初日予選組では、平野和明(1着・2着)が唯一人の“2連対発進”を決めたが、「足は普通ですね。高沖さんは出てるし、いい人には負ける」と機力上位組との差を感じている。それでも、「ターン回り」に安定感があるのは強味で、本日の2枠戦(10R※1回乗り)も、舟券からは外せない存在だ。

逆に、際立つ動きを見せていたのは、まず“エース級”モーターの後押しがある岩井範光(64号機)と高柳成聡(22号機)の2者だが、スリット足がいい倉尾大介と出足系に力強さがある山口高志も“上位の一角”には食い込んでいる。

その中で、本日注目したいのは、好ポジションからの2回乗りとなる高柳(3R4枠&7R1枠)と山口(4R3枠&8R2枠)の両者。機歴通りで「伸び」が抜群の高柳にとっては、Sを行ければ“連勝”もあり得るカド&イン戦だし、一方の山口は“メイチのA1級勝負”ということで、着実にポイントアップを図りたいところだ。

その他では、派手さはないものの、川尻泰輔(5R3枠&10R1枠)&関根彰人(3R6枠※1回乗り)の埼玉コンビと、「みんなに行き足がいいと言われるし、最近の中では一番まともだよ」と笑顔の本橋克洋(8R1枠※1回乗り)も、機力はしっかりしている。この3者は、当地との水面相性も良好なだけに、今節は優出戦線に絡んでくる可能性も十分だ。

さらに、前記した大池以外の地元勢では、昨7Rを2M逆転の「抜き」で1着スタートとした村田敦の気配が良い。「まだ安心して握れる感じではないんですよ」と言いながらも、初戦の1Mは村田らしい活発な「握りマイ」で攻め抜いた。

ちなみに、「伸び型」よりも「出足型」のモーターと手が合う村田にとって、今節の相棒(24号機)は最近出足寄りに仕上がることが多く、組しやすいはず。本日はカド&インからの2走(6R4枠&11R1枠)だけに、本人も“連勝”を目指して気合満々で臨むことだろう。
10月18日(水)

初日
選抜組では高沖&山田が好モーターを獲得!

今シリーズは「ジャパンネット銀行賞」の5日間開催。予選4日間の得点率上位6人が、ファイナルの優勝戦に進出する「ポイント制」で争われる。

なお、昨日の前検日は風が穏やかで、良コンディションの下、「航走検査」+「S練習」が行われた。本日の初日はホーム「向かい風」に対して、逆目の「上げ潮」基調ではあるが、風速は強まらぬ見込みで、極端に水面状況が悪化する可能性は低いだろう。

さて、今節は別格のパワーを誇る当地の“6大看板モーター”の内、2連対率トップの「17号機」と「26号機」はお蔵入りしているが、初日メインの12R「江戸川選抜」に出場する6人の中では、高沖健太(4枠※前半は7R6枠)が「55号機」をゲットしている!

「S特訓はそんなに差はなかったけど、乗った感じ違和感はなかったですね」と冷静に分析。見た目にも、飛び抜けて出て行く足ではなかったが、当地巧者に分類される高沖だけに、今節も枠番不問で舟券に貢献して、ポイントを積み重ねてきそうな雰囲気だ。

そして、同選抜戦の3枠にエントリーしている山田雄太(※前半は5R2枠)が手にした「63号機」も素性は良好。前検日の航走タイムこそ平凡(6.93)だったが、好機に加えて「好ボート」も手にしていて、期待十分の一節と言っていいだろう。

“地元主砲”として臨む大池佑来(1枠※前半は8R2枠)と杉田篤光(5枠※前半は6R4枠)の2人も動きは悪くなかった。まず大池だが、前走地の津(65周年)では「ヤバいくらいにエンジンが出てなかった…」で大敗の山を築いてしまった。期末のF持ちということで「S」が課題になってくるが、得意の地元戦とあって、ここは優出が“最低ノルマ”の一節になる!

一方の杉田は、「S特訓で(好機の)高沖さんともそう変わらなかったですね」とのこと。低勝率機とのタッグだが、相棒の「39号機」は3節前に使用した白水勝也の整備&調整で息を吹き返している。当地は“優出常連”の杉田だけに、こちらも好勝負が見込めるはずだ。

なお、益田啓司(2枠※1回乗り)と岡谷健吾(6枠※1回乗り)の両者は、気配があまり目立たなかったが、ともに初日は選抜戦のみの出走で、調整に割ける時間はタップリある。よって、直前の展示航走の動きを見て、舟券の取捨を決めたいところだ。

その他、予選組で“看板機”を引き当てたのは、岩井範光(64号機)・高柳成聡(22号機)・佐々木英樹(70号機)の3者。特に岩井は、「江戸川は本当にいいエンジンを引くね」と本人が話している通り、当地での抽選運は良好。実際、昨日の前検で「一番時計」を叩き出し、伸び気配はかなり強力だった。初日のスロー枠2走(1R1枠&8R3枠)に限らず、節間を通して“パワー駆け一発”に注意を払いたい!

また、「俺が乗りこなせるかは分からないけど、伸びていたね」と、機パワーを実感していた高柳(2R2枠※1回乗り)の気配も抜群だったのに対し、佐々木は前操者(池田明美)の転覆で新ペラ交換となっている。極端な足落ちがなければ“連勝発進”も狙えるスロー枠からの2回乗り(6R3枠&11R1枠)だが、まずは展示航走の動きを注視したいところだ。

さらに、好感触を得ていたのは「乗りにくさもないし、良かった。前検としては合格だね」の増田進(4R5枠&10R3枠)と、「起こし・伸びと全体にいい。前検としてはかなり良かったと思います」と自信あり気だった関根彰人(5R4枠&10R2枠)の2者。中でも、本体の裏付けがある地元の増田(45号機)は、上位戦においても軽視不可の存在になり得る。

そして、塩田北斗が「ペラはかなり叩いた。良くないと聞いてたけど、伸びは悪くないし、違和感もなかったです」と強気だった。「鋭角差し」を武器にA1級に定着した福岡の気鋭は荒水面も苦にしない。「実戦足」には少し不安がある「46号機」が相棒だが、初日の2走(4R2枠&11R4枠)の動きに注目だ!