6月27日 (火)
男女W優勝戦 第41回サンケイスポーツ杯

ホーム/総展望

男女W優勝戦・第41回サンケイスポーツ杯 / 6月23日〜6月28日

節全体の展望・注目の選手

当地ドル箱柏野SG常連吉田俊が男子2強!

女子では、江戸川大得意大瀧に主役を期待だ!




3436
柏 野  幸 二

4055
吉 田  俊 彦

3999
大 瀧  明日香

3188
日 高  逸 子

4053
芦 澤    望

3993
永 井  聖 美


次節は、6月23日(金)に開幕する「男女W優勝戦・第41回サンケイスポーツ杯」の6日間シリーズで、男女別に予選を4日間戦い、5日目に各2つの準優勝戦(男子9R&11R、女子10R&12R)を実施。そして最終日の優勝戦は、男子が11R、女子がオーラスの12Rに行われる。

なお、通常なら梅雨本番を迎える6月下旬は、水面状況が安定する時期だが、シリーズ前半の3日間が「大潮」、4日目以降も「中潮」ということで、「潮位差」が大きい6日間となっている。よって、潮流と逆向きの風が強まると波が出て、当地不慣れな選手にとっては難易度の高い水面条件となる可能性もある。

さて、計「5名」が参戦する予定の男子A1級では、当地通算「17優出&4V」の実績を残している柏野幸二が優勝候補の筆頭格だ。江戸川は前回戦(昨年12月の京葉賞)でも、エース機をゲットする“引きの強さ”を見せつけると、センター発進(3枠)となったファイナルの優勝戦では、一気に捲ってVをもぎ取っている。

近況も、2節前の津でVを飾るなど、リズムは悪くない柏野。余程の低調機さえ引かぬ限り、彼らしい積極果敢な攻めっぷりで、V戦線を盛り上げてくれるはずだ!

そして、「G1戦V3」の実績を誇る兵庫支部の強豪・吉田俊彦が3年ぶりに当地参戦。一般戦を走れば“圧倒”できる旋回力の持ち主で、特に「捲り差し」の切れ味は天下一品だ。それ故に、極端に水面が荒れると減点材料になるが、当地は過去に「2度」のV歴があり、相性は決して悪くない。水面慣れが早いようだと“ピンラッシュ”も十分だろう。

杉山裕也坂元浩仁の「愛知コンビ」も好勝負は確実。5期連続で勝率が「7点」を超えている杉山は、充実期を迎えて脂が乗り切っている。“剛と柔”を兼ね備えたハンドリングは安定感十分。当地は約1年半ぶりとなるが、今の充実ぶりなら期待が持てる。

逆に、坂元の方は、昨年4節、今年もすでに3月の「G1ダイヤモンドカップ」に出場するなど、江戸川は出場機会が多い。最近は結果を出せていないが、荒水面に臆することはないタイプで、首尾良く好モーターを引けるようだと、楽しみ倍増の存在だ。

また、現在はA2級だが、来期(7月1日〜)のA1級復帰が確定している橋本久和も、言わずと知れた“江戸川巧者”のひとり。愛弟子の土屋智則が先日行われた「62周年記念」を制したが、橋本自身も当地のG1タイトルホルダーで、江戸川水面との縁は深い。近年は差すレースが増加しているが、根は“捲り屋”だけに豪快な攻めを期待したい。

そして、芦澤望荻野裕介奥平拓也の「地元トリオ」が、手強い遠征勢に立ち向かう。A1級の芦澤は、過去に「1度」しか優出経験がない当地をやや苦手にしているが、昨年の夏頃から江戸川の配分が増えてきた。出場機会が少なかった以前よりは水面に対処できるようになっているし、まずは準優(ベスト12)入りがノルマだろう。

そして、当地「2V」の荻野と、通算「21優出&1V」の奥平の両者は、虎視眈々と優勝を狙っている。荻野はムラ駆け傾向だが、勢いに乗ると突っ走るタイプでもあり、序盤に流れを掴めるかがキーポイントになりそうだ。

一方の奥平は、江戸川を人一倍多く走っている大きな強味があり、調整面は手の内に入れている。中堅級以上のモーターが引ければ、コース不問の自在な走りを期待して良く、高い確率で舟券に貢献してくれるはずだ。

女子選手に目を移すと、当地でV経験があるのは大瀧明日香谷川里江の両者。特に大瀧は、当地近5節において「4優出&1V」と、輝かしい実績を残していて、滅法得意にしている。やや勝ち味に遅いところもあるが、「コーナー勝負型」で道中の接戦はお手の物。粘り強い走りでポイントを重ね、少なくとも優出(ベスト6)入りまでは堅いだろう。

大瀧に対し、谷川は積極的な攻めを身上としており、自力で仕掛けて行くレースが多い。また、荒水面をしっかり乗りこなしてくるガッツもあり、通算で「8優出&2V」と、現役の女子では屈指の当地実績を誇る。近況も“3連続優出中”と絶好調モードで期待は高まるばかりだ。

そして、50代半ばを迎えた現在でも、トップレーサーとして君臨する日高逸子も当然V争いに食い込んでくる。整備にしてもレースにしても、とにかく粘り強く、特に「差し」の巧さは絶品。参戦機会は限られている当地だが、昨年2月の「G3江戸川女王決定戦」では当地初優出を果たしたばかりか、不利な大外枠から巧い走りを見せて「準V」と好走。生命線の「回り足」がある程度きていれば、確実に好走が見込める。

滋賀支部の水口由紀香川素子も、実力的に準優(ベスト12)入りはまず堅い。水口は「他力タイプ」だが、道中の競り合いでしぶといのに対して、香川は自力で局面を打開できる「スピード旋回」が武器。ともに水面が多少荒れても乗りこなしてくるが、ここが「F2」による長欠(90日間の休み)明けの2節目となる香川は、まず「レース勘」を取り戻しているかがカギとなる。

そして、今期絶好調の永井聖美も覇権を争うひとり。硬軟自在に立ち回れるタイプで、展開を的確に読んだハンドルワークは精度も高い。当地は通算で7節しか走っていないが、現在は“2連続優出中”と、水面にも対応できている。3節前の戸田ファイナル(1枠)で「F」を切ってしまったが、捌き勝負に徹してポイントを積み重ねるはずだ。

(※記載の出場予定選手・データは、2017年6月19日現在のものです。)

開催日別 展望
6月27日(火)

5日目
男女別で計「4つ」の準優勝戦を実施!

昨日の4日目は、ホーム「追い風」に対して、7Rまでは逆目の「下げ潮」が対峙したが、そよ風程度の微風で、一日を通して良好な水面コンディションの下、予選最終日の熱いバトルが繰り広げられた。

なお、男女別で計「4つ」の準優勝戦が行われる本日の5日目だが、梅雨時の曇天予報で、風の方も緩やかなホーム「向かい風」が吹く見込み。よって、波が出る心配はなく、好水面でのレースを期待して良さそうだ。

ちなみに、本日(5日目)と明日(最終日)の「一般戦」は“男女別”の括りがなくなり、“混合戦”でレースが実施される。

さて、昨日で予選が全て終了したが、男子組の方は、中外枠からの昨2走を「2着・3着」にまとめて“オール3連対”を守った吉田俊彦が貫禄の予選トップ通過を果たしたが、前日2位だった星野太郎は6枠(昨11R)から4着で、順位を4位に下げた一方、昨9R(2枠)を差して1着の杉山裕也が2位通過となり、もう1つの準優(9R)の1号艇を獲得した。

そして、準優11Rの1号艇で登場する吉田俊だが、「足は普通だね。これが30%機なら納得だけど、勝率(40.9%)を考えたら今イチ」と苦笑い。確かにパンチ力を欠く舟足で、特長らしい特長は見当たらず、良く見ても中堅の少し上程度の足色だ。

しかし、「この足でも十分戦えるよ!」とも話している吉田俊。ある程度操縦ができる状態なら、“SG級”のテクで補える…ということだろう。しっかり逃げて、V戦の1号艇を掴む確率はかなり高そうだ。

この11Rは“吉田俊の相手探し”が焦点となるが、対抗格は星野太郎(2枠)で順当そう。機力は男子トップと言っても過言ではなく、ロスなく差せると吉田俊を脅かすシーンまで期待できる。

その他の面々だが、本来なら攻撃力のある坂元浩仁(3枠)と荻野裕介(4枠)の機力気配がパッとしない。外枠の大谷直弘(5枠)・中岡健人(6枠)の2者も自力で打開できる足はなく、3着争いは混戦模様だ。

もう1つの男子準優(9R)の1号艇に座る杉山は、「0台S」を連発しており、久々の当地参戦ながらSの切れが抜群だ。機力も中上域には届いているし、元々「捲り」を許さぬ強気なタイプで、先マイは九分通りだろう。

しかし、ここは奥平拓也(2枠)と、ようやく「17号機」のパワーを引き出してきた橋本久和(4枠)の機が噴いている。奥平は位置的に「差し狙い」の可能性が高いが、カドの橋本は「外の方がSは見えてる」とのことで、この攻め次第では、出足がアップしている深澤達徳(6枠)の浮上が妙味。よって、その深澤を「連穴」として推奨しておきたい。

そして、女子組の方は、昨12Rのイン戦を逃げ切れば1位通過だった大瀧明日香が2着惜敗に終わったことで、昨2走を「3着・1着」とした谷川里江が得点首位の座を守った。

本日の谷川は、準優オーラス(12R)の1号艇に出場するが、機力は文句なしの“節イチ”だ。「乗り心地だけがまだ来ない」のは懸念材料でも、小細工不要のイン戦で、他に伸びてきそうな艇も見当たらない。一気に逃げて、V戦の1枠を掴むはずだ!

その谷川の相手には、昨日「2着・1着」と躍進した松瀬弘美(3枠)を推したい。本人も「出足・回り足は上位」と言い切っており、昨日の気配は絶好だった。F持ちではあるが「Sも何となく決まってる」のなら、強気に攻めたい1Mだ。

そして、着実に気配が上向いている日高逸子(4枠)も当然好勝負。捌く腕はやはり「超一流」で、的確なハンドルで食い込んできそう。

他では、旋回力ある香川素子(5枠)は機力劣勢に加え、前期「F2」でSも控え目。よって、先手で差せる宇野弥生(2枠)を含めた、好枠勢による次位争いになりそうだ。

対して、女子準優1つ目の10Rは、ここまで粘り強く立ち回っている大瀧が1号艇。ただ、伸び系の甘さは相変わらずで、スリット付近の足には余裕がない。その反面、回り足はいい部類だが、スンナリと逃げ切れるかは、正直微妙なところ…。

代わってカギを握るのは、2枠に収まった“強攻派”の池田明美だ。足色は若干伸び寄りで、スリットで覗けば積極的に攻めて行くタイプだけに、この「ジカ捲り」も十分ありそう。

そして、池田が攻めて混戦になるようだと、やや足色劣勢の片岡恵里(3枠)よりも、回り足が仕上がっている橋谷田佳織(4枠)と蜂須瑞生(5枠)の両者が面白い存在となりそう。

ただ、「差し一手」で常に仕掛けの不安が付きまとう橋谷田よりも、蜂須の方により魅力を感じる。メキメキと力を付けている群馬の気鋭が、慣れたダッシュ位置から一発を狙う!
6月26日(月)

4日目
吉田俊・谷川が得点率トップに君臨! 

昨日の3日目は、正午過ぎまで吹いていたホーム「向かい風」が、5R辺りから「追い風」に変化したが、風速が若干強まった最終12Rも順目の「上げ潮」ということで、終日良好な水面コンディションだった。

なお、初日と2日目は「5勝」止まりだった1号艇だが、昨日は「8勝」と活躍。中でも、6レース中「5勝」を挙げた女子組の方は“イン強し”の一日に。当地の出走機会が少ない選手も水面に慣れてきたことで、Sがまとまり出した結果、イン有利となるレースが多かったようだ。

さて、いよいよ予選も最終日を迎えるが、まず男子組で得点率のトップに立ったのは、SG常連の格上レーサーである吉田俊彦だ。

その吉田俊は、ここまで5戦して3勝&3着2本の“オール3連対”と緩みなくまとめているが、「ターンが乗れなかったし、足も普通か少しいい程度。ペラを一からやり直すよ」と、不満気な表情を浮かべていた。

ただ、連勝ゴールを飾った2日目の気配は良かったし、突出した部分はなくても、調整が合い切れば欠点のない足になる。予選ラストは中外枠からの2走(5R6枠&11R3枠)を残しているが、そこはテクニックの見せ所。別格のターンを駆使して準優1号艇を目指す!

そして、昨日連勝で2位に浮上したのが坂元浩仁。ここまでの平均STは「コンマ09」と鬼神の如くSを攻めまくっているが、「ターン回りは大分良くなったけど、その分で伸びが落ちた…」と実際の足色は一息。ダッシュ2走(3R4枠&9R5枠)の本日も、機力を補う「快S」と「気合」で上位入線を狙う。

それに対し、3位に付けている星野太郎は、モーターが相当に噴いている。本人も「重さはあったけど、回った後のセカンドから伸びにかけてがいい。エンジンにパワーがあるね」と大満足。本日は厳しい6枠1回乗り(11R)だが、「(準優の)好枠を狙います!」と気合が入っている。

そして、奥平拓也(5位)・芦澤望(6位)・荻野裕介(7位)の東京支部勢も、地元水面で奮闘中。「伸び型で直線はいい人と一緒くらい」と話す奥平と、「特長はスリット付近ですね」と言う芦澤の両者は仕上がりも良好。特に、オール舟券絡みながら、ここまで未勝利の芦澤は、オープニングの1R(4枠※1回乗り)をスカッと勝って、準優へ駒を進めたいところだ。

また、勝負駆けで注目したいのは、「17号機」のパワーを持て余している橋本久和(11位)だ。「チルト0.5度で乗りにくいし、そこまで出て行かない。ボートが悪いかも…」と分析するが、好枠2走(3R3枠&11R1枠)を残しており、メイチのS攻勢に期待したいところだ!

一方の女子組では、得点率のトップに立つ谷川里江が、衆目一致で機力もトップ。本人も「初日は伸び、2日目は出足が良かったけど、変わらず足の雰囲気はいいよ。本体がいいから、調整次第ではどっちの足もきそう」と余裕綽々。ダッシュ2走(2R5枠&10R4枠)から臨む本日だが、機力的には準優1枠奪取の可能性は高そうだ。

その谷川を微差で追う2位の大瀧明日香は「乗り心地があるのでレースはできますけど、伸びが気になります…」とのことで、直線系統は見た目にも中堅はなさそう。

ただ、本日は1枠1回乗り(12R)に加えて、比較的組し易い相手関係。順当に勝って、こちらも準優1枠を掴む公算は高いだろう。

そして、谷川・大瀧に加えて、速攻派として鳴らす3位・池田明美&4位・宇野弥生の両者と、5位に付けている片岡恵理までの上位5人は、“無事故完走”で準優当確となっている。

ただ、片岡は道中の出足に甘さがあるため、明日の準優戦へ向けて、少しでも上積みを図っておきたいところだ。

一方で、地元の橋谷田香織(6位)を筆頭に、潮田浩子(7位タイ)・松瀬弘美(9位)・蜂須瑞生(11位)・新田有理(12位タイ)の5人は、確実にモーターが出ている。

その中でも、「ちゃんと回れたし、このまま行きます。自分好みの回り足です!」と、ニコニコ顔なのは橋谷田(4R1枠&10R3枠)で、Sは常に遅めだが、自慢の“粘り”を発揮して、ベスト12入りを狙う。

残る女子では、主力組の香川素子が8位に付けているが、前期「F2」で現在は出走回数が不足していることもあり、今節はSが明らかに控え目。また、機力的にも低調機とのタッグで、日替わりの印象だ。

そして、注目の日高逸子(10位)だが、昨日の前半戦(6R)で沈没失格(選手責任外)を喫して、後半戦(10R)も4着に終わった。「足は弱い。(前操の)谷村一哉君が出せなかったんだから、私には出せない…」と険しい表情を浮かべていた。

だが、「伸び不足」の反面、最低限の「乗り心地」はある日高。得意の2コース戦(12R※1回乗り)となる本日の予選ラストは、しっかり捌いて来るはずだ。
6月25日(日)

3日目
広島支部の新進気鋭・新田有理の走りに注目!

昨日の2日目は、ホーム「追い風」に対して、前半戦(1R〜4R)は逆目の「下げ潮」が対峙して、水面が若干波立っていたが、風速は強まらず安定板を装着するには至らなかった。そして、順目となる「上げ潮」が入り始めた6R以降は、良好な水面コンディションでレースが行われた。

なお、2日目は3連単の万舟が計「4本」飛び出したが、その内訳は男子「1本」に対し、女子「3本」と、初日も「2本」の万舟が出た女子戦の方が全般に荒れている。“主力級”に対して“伏兵陣”に好機の多くが渡っており、女子の予選は3日目以降も一筋縄には収まりそうにない。

その女子の“伏兵”で好レースを見せているのが、ベテランの潮田浩子と、広島支部の新進気鋭・新田有理の両者だ。

昨10Rで5コースから豪快に「捲り」を決めた潮田は、初日後半から連勝。「ギア調整で伸びが良くなりましたし、1Mの乗り心地も良かった」と笑顔。本日は中外枠からの2走(2R3枠&12R6枠)だが、前半のセンター戦は好勝負必至だし、後半の大外枠も展開次第では連対可能だ。

一方の新田は、選手生活初のイン戦(昨2R)を制して、今節2勝目を挙げた。乗り心地に違和感を訴えているが、少しずつ当地の水面には慣れてきているし、「あとはダッシュの枠が来るし気楽です。捲る自分のレースがしたい」とのことで、迎える本日の3日目は手慣れたダッシュ戦(8R5枠&12R4枠)の2走。見た目にも「伸び」は良く、主力相手に一発を狙う!

対する女子の主力勢では、「2着・2着・2着」と粘りを発揮している大瀧明日香を筆頭に、昨日の前半(4R)こそ6着に敗れたが、大外発進の後半戦(8R)では、見事な「追い上げ」で1着をもぎ取った日高逸子の両者が、さすがの走りを見せている。

ただ、「伸びがないね。エンジンが原因だと思う…」が日高なら、大瀧も「乗り心地は悪くないけど、伸びは潮田さんに1つ(1艇身)やられました」と渋い顔。絶品の“捌き”で魅せている2人ではあるが、今後も楽なレースは望めそうにない。

その他、水口由紀・池田明美・香川素子らも中堅の域を脱しない一方で、昨日の内枠2走を「2着・1着」にまとめた谷川里江に限れば、モーターは噴きまくっている。

谷川本人も「伸びはやっぱりいいし、出足も良くなったね」とご満悦だ。女子の“節イチ”はこの谷川で間違いなく、6枠1回乗り(10R)の本日もズバリ“一撃”まで十分だ!

対して、男子戦の方が順当に収まっている印象で、好調なのは“オール2連対”と快走している地元の奥平拓也と大谷直弘の2人だ。

特に、昨後半(9R)でチルトを「0.5度」に跳ねた奥平は「重いけど、中間速の辺りが良くなったね!」と、スリット付近の足が一気に上昇。今の状態なら、ダッシュ2走(1R4枠&5R6枠)の本日も、好勝負を期待して良さそうだ。

そして、初日に連勝発進を決めている星野太郎(本日5R4枠&11R5枠)も「少しレスポンスが悪かったけど、伸び型で道中の足は良かった」とのこと。多少、調整のズレを感じつつもモーターは出ている。

エース機候補「17号」の橋本久和が、「ちょっと回転の上がりが良くないね…」と昨7Rのイン戦を取りこぼしたように、まだ機力を出し切れておらず、現時点では奥平&星野のパワーが一枚抜けている感じだ。

そして、2日目は男子“真打ち”の吉田俊彦が連勝ゴールを決めた他、杉山裕也も2連対(1着・2着)と躍進を遂げた。

この両者では、「伸び寄りですけど普通ですね。エンジンは大したことないかも…」と話している杉山は、2連対率が低い「43号機」とのタッグで足色自体は一息。

逆に、吉田俊は「乗り心地があるし、足も徐々に上向いてきた。伸びも並くらいあるし、これで十分!」と表情も明るく、「操縦性」が上向いて納得している。本日3R(※5枠1回乗り)も鋭角ターンを駆使して連勝を目指す。

また、来期のA1級復帰が決まっている荻野裕介と、現A1級の芦澤望だが、本日は2度の直接対決(7R&11R)を控えている。「全部が普通です」と話す荻野に対し、「スリット付近には少し余裕がありますね」と言う芦澤が機力は優勢だが、地元両者の頑張りに期待したいところだ。
6月24日(土)

2日目
1号艇の吉田俊&橋本は首位不動!

昨日の初日は、ホーム「追い風」が緩やかに吹いたが、潮回りの方も順目となる「上げ」基調ということで、良好な水面コンディションでの幕開けとなった。

なお、初日の1号艇は、男子2勝&女子3勝の計「5勝」のみで、前節後半からの“イン受難”の流れがまだ続いている感じ。また、昨11Rの男子選抜戦では、当地巧者で有力なV候補だった柏野幸二(1号艇)が「F」に散り、残念ながら戦線を離脱した…。

さて、男女別で予選を4日間戦う今節だが、男子では星野太郎が内枠を生かし切って初日連勝と、開幕ダッシュに成功。「引き波の上でもいい感じだし、レースがしやすいね。ここ何年かの江戸川では一番いい!」と早くも調整に正解が出て、「出足」と「伸び」が万遍なく揃う“最高の足”に仕上がっている。

その星野は、本日の2日目もスロー枠(11R3枠※1回乗り)から戦いで、ポイントアップは必至。ダッシュ枠が回ってくる中盤戦以降に備えて、しっかりと貯金を作っておきたい。

また、前記した通り、柏野が「F」を切った男子選抜戦は、熱いスリット合戦になったが、2コースから順走していた橋本久和が、繰り上がって1着。エース級の「17号機」を引き当てた時点で期待は膨らんだが、実戦後は「どちらかと言えば伸び系だね。ターン回りは前検からあまり良くない…」と、操縦系に課題を残している。

ただ、橋本は「このエンジン、一度も割ってないみたいだし、洗浄して、中を見てみたいね」と上積みに余念がない。1枠1回乗りの本日(7R)は、確勝を期す一番だ!

他の男子選抜組では、杉山裕也&坂元浩仁の愛知コンビが明らかに出足劣勢で、上積みが急務な状態。また、同選抜戦で3着の吉田俊彦(初戦の昨5Rは1着)も、「乗り心地が良くないね。直線も芦澤(望)君の方が強い。向こうは20%機で、こっちは40%もあるのにね…」と苦笑い。それでも、旋回テクニックはさすがで、内枠2走(5R1枠&11R2枠)の本日は好勝負が確実だ。

そして、足色がいいのは、吉田俊と同期(86期)の芦澤だ。「試運転で弱いと感じる伸びが、レースではいい。ターン回りもいいですね」と満面の笑みで、「最近は不調だし、乗る方に集中します!」とのこと。本日の1走(9R2枠)も、しっかり立ち回って今節初勝利を目指す。

一方の女子選抜戦は、インの日高逸子と差してきた水口由紀(2枠)・大瀧明日香(6枠)で大接戦となったが、「今の(レース)は気合でした!」と振り返った日高が競り勝って1着。2着には大瀧が入線した。

ただ、勝った日高は「伸びがない。整備したけど、余計に悪くしてる。暗黒の日々が始まるね…」と話す通り、機力は劣勢。本日はダッシュ枠2走(4R4枠&8R6枠)から戦うが、現状では展開をしっかり読んで“捌き勝負”に持ち込むしかないだろう。

また、「2着・2着」と好発進を決めた大瀧も「ターン回りは合格点が付きますけど、伸びが良くない」と、こちらも低調機で直線に不安あり。しかし、日高と同様に、粘り強い走りが身上で、本日の2枠戦(10R※1回乗り)も大崩れは考えられない。

なお、女子選抜組では池田明美と谷川里江の足色が上位だが、その中でも谷川のパワーが超強力だ!

「ペラはある程度叩けたと思うんだけど、舟の向きが悪いね」と操縦系統に改善の余地がある谷川だが、「伸びはいい。(前回の事故で)ピストンが換わってるけど、壊れてないと思う」で、さらなる上積みも見込めそう。好枠デーとなる本日の2走(6R2枠&12R1枠)は、ズバリ“連勝”が濃厚だ。

また、選抜組以外で目立つ動きを見せていたのは、初日を「3着・2着」にまとめた宇野弥生と、確かに展開も向いたが、昨6Rで大外から2着に食い込んだ蜂須瑞生の2人。

「Sの足がもう少しですけど、ターン回りはいいですね」が宇野なら、当地経験が浅い蜂須も「多分ですけど乗りやすい。ちゃんとSが行ければ戦えますね!」と、両者ともに“実戦向き”の足で、着はまとまりそうな機力気配だ。

特に、宇野は現在こそ「B1級」だが、復調すれば「A1級」を張れる実力者で、女子きっての“速攻派”だ。本日は前後半ともに同支部の先輩・谷川との対決(6R3枠&12R5枠)で、谷川に対して枠は不利だが、自慢の攻撃力を発揮できれば互角の勝負も可能だろう。
6月23日(金)

初日
男子・橋本&女子・谷川が強力機をゲット!

今節は、2準優制で争われる「男女W優勝戦・第41回サンケイスポーツ杯」の6日間開催。まずは、男女別に予選を4日間戦い、それぞれの準優(ベスト12)メンバーを選出する。

そして、5日目に行われる「4つ」の準優勝戦(男子9R&11R・女子10R&12R)を経て、最終日の11Rに男子、そしてラストの12Rに女子の優勝戦が行われる。

さて、今節は看板機の一部(64号・70号・22号)が使用されていないが、男子選抜戦(11R)の2枠にエントリーしている橋本久和(※前半は1R4枠)が、メーカー機の1つである「17号」をゲットした!

前検日のS練習では「行き足」の良さが感じられたが、この「17号機」は調整次第で「出足型」にも「伸び型」にも仕上がる優良モーター。橋本自身も昔から当地を“超ドル箱”にしているだけに、期待は膨らむばかりだ。

他の男子選抜組では、芦澤望(4枠※前半は5R5枠)と坂元浩仁(6枠※前半は7R4枠)が低調機とのタッグ。また、杉山裕也(5枠※1回乗り)も中堅機を引いているが、特訓気配が悪くなかった杉山に限れば、何とか戦えそうなムードだった。

一方、柏野幸二(1枠※前半は3R2枠)と吉田俊彦(3枠※前半は5R4枠)の両者は、まずまずのモーターを手にした。ただ、その2基ともに前操者が転覆を喫している。「壊れてなければいいけど…」とは吉田俊の言葉で、レース直前の気配をしっかりチェックしたいところ。

そして、選抜組以外の男子についてだが、女子と比較すると、好モーターを手にした選手の比率が低いものの、奥平拓也&深澤達徳の地元勢とともに、周年記念で石渡鉄兵が使用した「55号機」を掴んだ星野太郎の3人は、前検で好練習を披露した。

特に注目したいのは地元の2者で、「カマすと伸びるね!」と言う奥平と、「良一君(前操者の山本)が着獲ってますもんね。回転の上がりや体感が良かった」と話してくれた深澤は、ともに手応え十分の様子だった。

奥平は、1枠戦(9R※1回乗り)で“確勝”を期す初日だし、当地に苦手意識がある深澤も、自分でレースを作れるカド&インからの2回乗り(3R4枠&7R1枠)だけに、開幕ダッシュを決めたいところだ。

一方、女子では、初日メイン(12R)の「女子選抜戦」に登場する谷川里江(3枠※前半は4R4枠)が、周年V機(土屋智則)の「26号機」をゲット。ただ、当機は前回に使用した竹村明が5日目に転覆(負傷帰郷)して、ピストンとプロペラが交換されているのは少々気懸かりだ…。

その影響で、前検日はピット内を慌しく駆け回っていた谷川だったが、断トツの前検一番時計(6.44)を叩き出しており(出足に関しては未知数ではあるものの)、26号機本来の「伸び」は維持できている可能性が高い。女子屈指の“当地巧者”として鳴らす谷川だけに、足元さえまともなら好勝負は確約だろう。

また、他の女子選抜組では、日高逸子(1枠※1回乗り)・香川素子(5枠※前半は2R4枠)・大瀧明日香(6枠※前半は8R3枠)の3者は、低調モーターとのタッグ。女子同士の予選で、苦闘するシーンは考え難いが、気の抜けない戦いを強いられそうだ。

そして、水口由紀(2枠※1回乗り)と池田明美(4枠※前半は6R5枠)はソコソコのモーターを手にしており、「チョロチョロ伸びますね。エンジンが出てれば波も気にならない」と話す池田が手応えありの様子。調子の浮き沈みが激しいタイプだけに、初日の戦いがカギだが、リズム良くスタートが切れれば、節間を通して突っ走る可能性もありそうだ。

その他、選抜組以外の女子では、蜂須瑞生・新田有理・横田悠衣の伏兵3者に好モーターが渡っている。なお、当地初出場の新田は勿論のこと、残りの2者も当地経験は浅く、新田と横田は半信半疑の様子だった。

対する蜂須は「いいエンジンなんですよね?」と記者に逆質問するとともに、「乗りにくさがなかった。このままで行けそうですよ!」と明るい表情だった。2節前の浜名湖では優出(4着)と、着実に腕を上げているだけに、初日は6枠1回乗り(6R)だが、“連穴”として注目したい。

また、「伸びは少し弱い気がしたけど、乗りやすかったですよ」の鳥居智恵は、「波は苦手だけど、江戸川勝率は高いし、得意水面かも(笑)」と当地戦は意外にしぶとい。加えて、初日は得意の内枠(2R1枠&10R2枠)に組まれており、粘り強く舟券に貢献してくれそうだ。

そして、地元ベテランの橋谷田佳織(2R5枠&6R3枠)も、「クルクル回れるようならいいですね〜」とリラックスムード。女子の中では当地経験が豊富で、特に「潮位差」の大きい今節は“地の利”が存分に生きるはず。基本は「2着・3着」タイプだが、当地においては展開次第で「差し抜け」もあり、穴党ファンにとっては、今節も目が離せぬ存在になりそうだ。