4月28日 (金)
ゴールデンカップ

ホーム/総展望

ゴールデンカップ / 4月23日〜4月28日

節全体の展望・注目の選手

オール関東勢によるゴールデンウィーク開催!

地元の熊谷若林山田竜“3強”を形成だ!




3200
熊 谷  直 樹

4335
若 林    将

3505
山 田  竜 一

4297
山 田  哲 也

3385
渡 邉  睦 広

3656
伯 母  芳 恒


4月23日()から始まる次節は、オール関東勢によって争われる「ゴールデンカップ」の6日間開催(2準優制)だ。他場に先行して、前倒しで行われる“GWシリーズ”で、優勝賞金は「150万円」と破格! また、後半の5日目&最終日は「下げ潮」の時間帯が増えるため、南寄りの「追い風」が強く吹くと波が出る可能性もあるが、当地を走り慣れた顔ぶれが多いだけに、水面が多少荒れても心配ないメンバー構成となっている。

なお、級別審査期間の締め切り(4月末日)が間近に迫り、“勝率勝負”の選手にとっては、まさに最後の追い込みとなる6日間。「事故点の高低」にも左右されるが、各勝率のボーダー付近に位置している選手は、目の色を変えて臨む一節となる。

さて、出場選手の大多数(計34名)を占める地元勢の中でも、当地は「G1戦V3」を含め、「35優出&12V」と“圧倒的”な実績を誇る熊谷直樹がV候補の最右翼。年齢を重ねても「闘争心」と「旋回スキル」に衰えは感じられず、一般戦を走れば、まだまだ主役を張る力量を維持している。

力技の「強捲り」で捻じ伏せる豪胆なレースが持ち味である一方、百戦錬磨の熊谷はコーナー捌きも実に達者。もちろん“波乗り勝負”にも滅法強く、モーターがソコソコに動いてさえいれば、コース不問で信頼度の高い走りが期待できる。

熊谷に続くのは、若林将に、竜一哲也の“W山田”だ。特に若林は当地を昨年6節、今年もすでに2節走っており、純地元の江戸川は誰よりも参戦機会が多い。ただ、昨年9月の「男女W優勝戦」でVを飾った後の当地3節は転覆等の事故が多く、最近は力を発揮し切れていない。

よって、今節こそは肩肘の力を抜いて、冷静なレースを心掛けたい一節となる。質の高い自在の速攻戦を繰り出し、まずは準優戦の好枠を狙う。

そして、“W山田”も覇権争いに加わってくるのは必至だが、当地における安定感は通算「V6」の山田竜一が一歩リードしている。仮に機力不足であっても、熱心な整備&調整で機を立て直してくる場面が多く、当地における優出率は極めて高い。

一方、関東の“スタート王”として認知度の高い山田哲也だが、昨年は江戸川を4節走って、一度もベスト6入りを果たせなかった。それでも、モーターの仕上がりさえ良ければ“ピンラッシュ”も十分で、5コースからの鮮烈な「捲り差し」で優勝した2年前の当タイトルの再現を目指す!

残るA1級は、渡邉睦広伯母芳恒村田敦の3人だが、今期好調なのは、前節の津(G1マスターズC)でも見事ファイナル進出を果たした渡邉だ。機出し手腕はハイレベルで、確実にモーターを出してくる近況。当地はほぼ年1回のペースでの参戦となっているが、外コースを苦にしない強味も生かして、着はまとめてくるはずだ。

そして、堅実に捌いて大崩れしないのが伯母なら、思わぬ大敗はあっても、大技を秘めるのが村田と、この両者のレーススタイルは対照的だが、共通項は“波乗り”の巧さで、ともに江戸川は得意としている。

ただし、南寄りのホーム「追い風」が時に強まる今の季節は、“剛”の村田より“柔”の伯母が有利に映る。「連下型」の伯母ではあるが、舟券への貢献度は非常に高い。

そして“ヤング勢”にも注目株が多い。特に現勝率が「6.82」と今期絶好調で、来期は初のA1級昇格が確定的な北山康介がその筆頭格。スタート事故が多い点を除けば、元々レースセンスは一級品で、ようやく“素質開眼”を思わせる。それに加えて、地元屈指の“波の鬼”で、巧者が揃う今節においても、トップ級の波乗りテクを有する。

なお、北山が来期A1級をほぼ確定させているのに対して、関東地区の“トップルーキー”に選出されている三浦敬太今泉友吾に、永井彪也の3人は、いずれもA1級のボーダー付近に位置しており、今節は初の「A1級」へ向けてメイチの勝負駆け。また、北山・三浦・今泉の3人は「初優勝」をも狙う一節になる。

さらに、デビュー当初に事故を多発したことが悪循環を生み、大きく回り道をしてしまった磯村匠も、ここ1〜2年で急成長を遂げている。Fを抱えているのは減点材料だが、この6日間で勝率をアップできれば、初のA2級入りの可能性がある。

一方、埼玉支部からは計「8名」が乗り込んで来るが、実績上位は2001年のダービー王・滝沢芳行。稀代の“速攻派”として一世を風靡したが、前期にFを「2本」抱えて、現在はA2級の身。加えて、当地は約2年ぶりとブランクがあり少々長く、一枚割引が必要か…。

最後に群馬支部だが、今節は「4名」のみと少々寂しい布陣。ただ、A1勝負駆けの寺本昇平と、群馬支部では秋山直之と並ぶ“波乗りの達人”である野村誠に期待したい。ともに、コーナー勝負が利く「回り足」がしっかりしてさえいれば、ベスト12圏には確実に絡んでくる。

(※記載の出場予定選手・データは、2017年4月18日現在のものです。)

開催日別 展望
4月28日(金)

最終日
オール2連対の快走で永井が地元初V王手!

4日目に吹き荒れたホーム「追い風」が完全に沈静化した昨日の5日目。潮位差の大きい「大潮」ではあったが、比較的良好な水面コンディションでレースが行われ、ようやく安定板が取り外された。

なお、本日の最終日だが、南寄りの「追い風」が吹く気象予報が出ているが、風は強まらぬ見込み。優勝戦が行われる時間帯は、順目の「上げ潮」がやや強く、基本的に「捲り」は利きにくい条件。よって、スロー勢に有利な水面状況となりそうだ。

さて、昨日人気を集めた準優1号艇の両者だが、先に行われた11Rの永井彪也は、2コースから強攻に出た熊谷直樹に惑わされることなく、マイペースの旋回で逃げ快勝。初動でサイドが外れ気味だった熊谷は流れ、差した北山康介(3枠)が2番手を追走していたが、ヒタヒタと追い上げたのは伯母芳恒(5枠)で、2周2Mで北山を差し捉えて逆転の2着。北山も3着は死守してベスト6へ駒を進めた。

一方の12Rは、インの渡邉睦広がSで立ち遅れて、2コースから捲った富永正人が1着。また、捲り差しに入った山田哲也(3枠)の内を差し込んだ吉田宗弘(4枠)が、2M突進の渡邉睦を捌いて2着で優出を決めた。そして、3着争いは山田哲と渡邉睦で大接戦となり、2周バックで両者が接触して、渡邉睦は転覆失格。山田哲が3着に入線して優出切符を掴んだが、渡邉睦は無念の負傷帰郷となった…。

その結果、優勝戦は(枠番順に)永井彪也・富永正人・吉田宗弘・伯母芳恒・山田哲也・北山康介の並びとなった。

ここまで7戦して「4勝&2着3本」と、荒れた水面も力強く乗りこなして、無類の安定感を発揮している永井。「エンジン自体がかなりいい」とモーターの後押しも大きく、「出足・回り足」に関しては、文句なしの“節イチ”だ。

V経験(2014年12月の戸田)は1回ある永井だが、1号艇で優勝戦に乗るのは今回が初めて。重圧が懸かる一番となるが「集中していけば、いいSが行けると思います」と現時点でプレッシャーは感じられない。Sが互角に切れれば、地元戦“初V”はもう目前だ!

なお、強めの「上げ潮」に対して「追い風」が吹くという条件を考えると、対抗格は順当に2コースの富永となる。シリーズ序盤から「伸び」は目立っていたが、今は「出足・行き足」も抜群で、総合バランスでは永井をも凌駕する存在。

また、富永はこれで“3連続の2コース戦”となるだけに「マイペースで出たとこ勝負です」と、肩の力は抜けている様子。永井に少しでも旋回ミスが生じると、鋭い差しで逆転Vも可能だ!

中枠・外枠の4人では、「展開を突きやすい足なので、2枠か4枠が良かったですね」と話すのは吉田。確かに意のままにボートが向く実戦仕様である反面、伸びは一枚見劣る。よって、自力枠の3号艇だと割引が必要かも。

それに対し、今回が当地「17回目」の優出となる伯母は、理想の「回り足タイプ」に仕上がり、自在に動けるカドは好位置。ただ、「僕は2着選手なので…」と笑う伯母は、実際のところ典型的な「連下型」で、舟券としては頭より“ヒモ狙い”が正解だろう。

そして、東都きっての“S巧者”である山田哲は、攻撃的に臨みたい5枠からの戦い。優出6人の中に入ると、決して機力優勢とは言えないが、「Sは勘と合ってますし、割といい感じで行けてる」とF持ちながら、持ち前の強烈なSをブチ込んできそうな雰囲気。やはり自力で打開を図れるのは、この山田哲しかいないだろう。

さらに、厳しい6枠戦とは言え、1つ内に山田哲という頼りになる「機関車役」を得た北山も、決して侮れぬ存在。「東京3場では江戸川が一番相性がいいですね」と言う若き“当地巧者”の狙いは差し一本。穴党ファンはこの北山から手広く流す手もありだ!
4月27日(木)

5日目
渡邉睦&永井が準優戦の1号艇を獲得!

昨日の予選最終日(4日目)は、ホーム「追い風」が最大で「12m/s」と強烈に吹き荒れた。なお、序盤は逆目の「下げ潮」ということで水面状況が悪く、レースの開始を約1時間遅らせる措置が取られたが、順目の「上げ潮」に変わっても波は高く、全レースが安定板装着の2周戦で行われた。

また、強烈な追い風に対して、海からの上げ潮も相当に強かったことで、「捲り」も利かないが、イン艇にとっても旋回が膨れやすい条件となり、1号艇は「3勝」と苦戦を強いられた。それに対し「差し」勢が計「8本」も決まり、大きく幅を利かせた。

なお、2つの準優勝戦が行われる本日の5日目だが、4日目とは一転してホーム「向かい風」が吹く気象予報が出ている。潮回りは5Rに「潮止まり」を迎え、前半は順目の「下げ潮」で絶好のコンディションを期待していいが、6R以降は逆目の「上げ潮」がかなり強まる。風は強まらぬ見込みだが、後半は多少ポチャつく水面になる可能性もある。

さて、昨日注目された予選ラストの争いだが、渡辺豊(前日7位)・今泉友吾(前日8位タイ)・黄金井力良(前日10位)が脱落した一方、前日のボーダー下(13位以下)からは、伯母芳恒・寺本昇平・三浦敬太が勝負駆けを決めて、逆転で準優進出に成功した。

そして、前日トップの渡邉睦広は、昨6Rを勝ち切って1位通過を決めた他、2位には得点率「9.50」で熊谷直樹と永井彪也が並んだが、2着の本数で上回る永井が、渡邉睦とともに準優戦の1号艇を獲得した。

まずは、予選の6走で「4勝&2着2本」と磐石の走りを見せた渡邉睦だが、本日は準優12Rの1号艇で登場する。参戦機会は決して多くない当地だが、昨日も素晴らしい波乗り手腕を発揮。“江戸川巧者”と言っても差し支えない堂々のレースぶりだ。

機力面も、欠点が見当たらない「バランス型」で申し分ない。「Sは気持ち良く行けてないですね」と言う点は多少気懸かりだが、シリーズ序盤の行き足の甘さも改善。インから同体Sなら主導権を奪えるはずだ。

ただ、準優12Rは機力レベルが相当に高く、特に富永正人(2枠)は強力な「伸び」に加えて「出足系」も抜群で、渡邉睦を凌駕するパワーだ。F持ちだけに1Mは差し回りが濃厚だが、好勝負は確実だ。

そして、山田哲也(3枠)・村田敦(5枠)も伸び系統は強い。「Fを持ってるので、Sは慎重になりますね」と話すのは山田哲だが、そこは名うてのS巧者。渾身の「捲り」はやはり脅威となる。

なお、大外の三浦は相当に展開がもつれないと厳しそうだが、村田とともに、「乗り心地が凄くいい」と実戦向きに仕上げてきた吉田宗弘(4枠)は、展開次第ではチャンス十分。特に「17号機」の村田はダッシュ向きで、この「捲り差し」一発を穴で推奨したい。

一方、11Rの1号艇をゲットした永井彪也は、「出足・回り足」に限れば文句なしの“節イチ”。意のままにボートが向き、操縦性の良さは特筆モノだ!

“初のA1級”昇格へ、勝率面ではメドが立った永井。あとは「S」に集中するのみで、先マイできれば、超抜の出足で後続を引き離せる。「差し艇」に足元をすくわれる可能性は低い。

その永井に対し、立ちはだかるのは格上の熊谷(2枠)。正直なところ、安定板が着くと足色は落ちるが、板が着かなければ「好パワー」が復活する可能性が高い。

その熊谷が無難にベスト6入り(優出)を狙うなら、1Mは「差し」になるが、百戦錬磨で攻め強気なタイプだけに、永井に少しでも油断が生じるようだと、上げ潮水面とは言え、「強捲り」が炸裂するかも!?

その他では、北山康介(3枠)と伯母芳恒(5枠)は実戦向きの仕上がりで、展開は突ける足回り。対して、山田竜一(4枠)・寺本昇平(6枠)の両者は、ここに入るとパワー劣勢は否めない…。

よって、この11Rは内枠勢による上位争いが有力と見るが、F持ちでもカド戦時に“メイチのS”を張り込む気概があるのが山田竜。その形になれば、好展開が期待できる伯母に連穴としての食指が動く。本人も「(1Mの)どこかが開けば…ですね!」と気楽に構えており、この差し浮上を穴党におすすめしたい。
4月26日(水)

4日目
安定感際立つ渡邉睦が得点率トップ!

昨日の3日目は、初日・2日目に比べると、ホーム「追い風」が強まった。1Rから安定板が装着され、8Rに一旦取り外されたが、「上げ潮」が強く、海からのうねりが流入したことで、水面が再び悪化。11R以降は再度、安定板を装着してレースが行われた。

なお、予選の最終日となる本日(4日目)だが、3日目より更に「追い風」が強まる見込み。よって、逆目の「下げ潮」とぶつかる3Rまでは水面が荒れそうで、“波乗り勝負”となる可能性が高そう。一方、順目の「上げ潮」に変わる4R以降は、大荒れの水面は回避できそうだ。

さて、3日目を終えて得点率のトップに立っているのは、ここまで5戦して「3勝&2着2本」と安定感が際立つ渡邉睦広。序盤は「行き足」に鈍さがあり、Sに一抹の不安を抱えていたが、「足はバランスが取れて中堅上位か上位の下ですね」の自己評価以上に、モーターは出ている。

そして、山田哲也(2位)・熊谷直樹(3位)・永井彪也(4位)の3人も、得点率を「9点台」に乗せる快走を見せている。「出足系」に限れば永井が抜群だが、山田哲・熊谷の両者は「出足」と「伸び」が満遍なく揃い、均整の取れた“上位クラス”の仕上がりだ。

この4人が2つの準優1枠を争うことになりそうだが、本日は雌雄を決する“直接対決”が、6R(渡邊睦2枠VS永井4枠)と10R(熊谷1枠VS山田哲3枠)に組まれており注目だ!

まず、6Rは1枠の三品隆浩が非力だけに、渡邉睦(※1回乗り)が2コースから叩いて行く展開が有力だが、カドから「捲り差し」を狙う永井(※後半は12R3枠)も互角の勝負に持ち込めそう。

一方、10Rに1枠で登場する熊谷(※1回乗り)は負けられない一戦。それに対し、S巧者の山田哲が3枠から真っ向勝負を挑むかが、舟券予想の大きなポイントとなりそう。また、山田哲は前半戦(5R2枠)を何としても勝っておきたいところで、仮に本日“連勝”なら、自力での予選トップ通過が確定する。

また、前記した4人の下には、「8点台」の得点率で北山康介(5位)・山田竜一(6位)・渡辺豊(7位)・今泉友吾&富永正人(8位タイ)の5人が続いている。

この中では、「伸びは大したことないし、道中のグリップも乗りにくい…」と“嘆き節”の山田竜以外の4人は、少なくとも「中堅上位」には到達しており、機力面に不安はない。

ただ、渡辺豊は外枠2走(6R5枠&10R6枠)を残しており、本日は厳しい勝負駆けが待っている。予選突破のボーダーを「7.33」と想定すると、中間着2本(3着・4着以上)がノルマとなるが、まずは5枠の前半戦で舟券に絡んでおきたいところだろう。

さらに、ボーダー近辺に位置している黄金井力良(10位)・吉田宗弘(11位)・村田敦(12位)の3者では、「本体を組み直したら、伸びが良くなりましたね」と言う吉田が、「安定板は着いた方がいい」とも話しており、波水面もしっかり乗りこなしている。

一方、村田はエース機候補である「17号」のパワーに陰りが見られる…。本人も「回転を止め過ぎて、行き足が重かった」とのこと。コーナーの「グリップ感」を求める調整が完全に“裏目”に出た印象だ。

ただ、本日の村田は「カド&イン」からの2走(4R4枠&12R1枠)で、元の「伸び型」に戻せば自ずとパワーを発揮できる枠番。特に勝負どころは、カド戦となる前半で、村田らしい水面状況を問わない“攻める走り”を貫きたいところだ。

以上のとおり、今節は得点上位陣のレベルが高く(12位の村田で7.50)、ボーダー下(13位以下)からの逆転進出へのハードルはかなり高い。それでも、可能性を残すのは13位の伯母芳恒で、調整がしっかり合えば「回り足」は良好。

その伯母は8R(2枠※1回乗り)で登場するが、ここは三浦敬太(1枠)・今泉友吾(4枠)との巴戦が濃厚。予選突破に最低限必要な「2着」の条件をクリアできるか注目したい。
4月25日(火)

3日目
気配一変の山田哲は3連勝が濃厚(10R)!

昨日の2日目は、ホーム「追い風」が最大でも「5m/s」と比較的穏やかに吹く一日で、潮回りの方も順目となる「上げ」基調ということで、良好な水面コンディションでレースが行われた。

なお、本日の3日目も終日「追い風」が吹く気象予報が出ており、午後に入ると風速は多少強まる見込みだが、昨日に引き続き、潮回りは順目の「上げ」主体で、波が出る心配は少ない。

ただし、潮位差の大きい「大潮」だけに、予報以上に「追い風」が強まると「捲り」が利きにくい条件となる。よって、「逃げ」や「差し」が幅を利かす可能性も高そうだ。

さて、昨日“連勝”して躍進を遂げたのは、山田哲也に加え、永井彪也&今泉友吾の若手2者。中でも、永井と今泉は、初日から“オール2連対”と好調の波に乗っている。

まず山田哲だが、前検と初日の気配は芳しくなかったものの、「出足から伸びへの繋がりが良くなった。バランスが取れて、今なら中堅上位くらいありそうです!」と、昨日は見違える動きになっていた。

本日の山田哲は、1枠からの1回乗り(10R)で“3連勝”が濃厚。前節の常滑でFを切ってしまったが、「東都のスタート王」らしく仕掛けは高いレベルで安定。この10Rはズバリ“相手探し”の一戦になる!

そして、永井も「出足寄りで、ターン回りがいい!」と言えば、今泉も「バランスが取れてますね」と、いずれも舟足には納得している様子。ともに“初のA1級”昇格へ勝負駆けだが、その目標達成へ視界は良好だ。

特に、外枠2走を上位着でクリアしている永井は、今後は好枠が廻ってくる。本日の1走(8R2枠※1回乗り)を勝ち切れると、予選のトップ通過も見えてくる!(一方の今泉は、10R6枠※1回乗り。)

そして、前記した山田哲を除く主力陣では、「足にパンチがないし、乗り心地もパッとしない」の山田竜一と、「何もない足です。乗り心地に関しても(調整を)外していた…」と泣きが入った若林将は苦しい状態が続いているが、オール2連対を守っている渡邉睦広や、熊谷直樹・村田敦・伯母芳恒の4人に関しては、いずれも“上位クラス”に仕上がっている。

渡邉睦と、超抜「17号機」が相棒の村田が「伸び型」なのに対して、熊谷と伯母は「バランス型」で欠点らしい欠点が見当たらない。なお、本日の11Rで激突する1枠の伯母(前半は5R5枠)と2枠の熊谷(前半は3R4枠)は、内枠両立の可能性がかなり高そう。ここは両者の折り返しから「3着探し」の一戦だ!

その他、地元勢で動きが目立っていたのは、ベテランの渡辺豊と、宮内直哉&宮之原輝紀の若手両者。まず、調整熱心なことで知られる渡辺豊は「乗り心地が良くなりましたし、足のバランスも取れてきた」と笑顔。本日の7R(2枠※1回乗り)は機力レベルが高くない一番で、自在に捌いて行けそうだ。

また、宮之原は道中勝負が利く「実戦タイプ」な一方、宮内は強烈なパンチ力を誇る「伸び型」の足。「上の方はそう変わらない足だけど、宮内君のは抜けてる」と“お墨付き”を出したのは熊谷。

まだレースで失敗も多い宮内ではあるが、それでいて「3着・2着・3着」にまとめているのはパワーの証明だ。本日は勝負のイン戦1回乗り(3R)だが、カド(4枠)の熊谷を相手に逃げ切れるか注目したい!

さらに、数の上では劣勢のアウェイ勢では、埼玉支部の白井友晴・浅見宗孝・富永正人といった“江戸川巧者”に加えて、黄金井力良も奮闘している。

その黄金井は、前回の当地戦(昨年11月)の1走目で落水し、肋骨を骨折して帰郷したが、「水面は全然大丈夫ですし、江戸川は好きです!」と事故のトラウマは皆無。「手前の感じがいいし、ターン回りがいいですね」と機力にも納得しており、必勝態勢で臨む本日の5R(1枠※1回乗り)は、逃げ切りに期待だ!
4月24日(月)

2日目
村田&宮内の伸びパワーは破格!

昨日の初日は、オープニングの1Rから吹いていたホーム「向かい風」が10Rの展示航走の辺りに真逆の「追い風」に変化したが、風が強まることはなく、まずまずのコンディションでレースが行われた。

なお、本日の2日目は、一日を通して「追い風」が吹く気象予報が出ているが、初日と同様に風は強まらぬ見込み。対する潮回りも順目の「上げ」主体ということで、水面が荒れる心配は少ない。初日は内枠優勢(1号艇が6勝、2号艇が4勝)だったが、機力次第では、センターからの攻め切りも可能な水面条件になりそうだ。

さて、初日メインの「江戸川選抜」は、内枠の熊谷直樹(1枠)・渡邉睦広(2枠)が仕掛けでやや後手を踏むも、好Sで飛び出した中・外枠勢が攻め切るには至らず、インの熊谷が先マイを果た。しかし、勝ったのは6番手スタート(コンマ29)から差した渡邉睦。バックで足をグッと伸ばし、熊谷を捉え切った。

なお、この2者はともに2連対発進(熊谷が1着・2着、渡邉睦が2着・1着)を決めており、機力気配もいいが、「伸び型ですね。回転の上がりが悪くて、行き足に影響がある」と話す渡邉睦はSが決まり難い足。3枠1回乗り(5R)となる本日も、S展示のスリット気配には注意したい。

一方の熊谷は、「(後半の選抜戦は)インでチルトを下げたけど、前半の方が良かったね。0.5度なら伸び、ターン回りといいよ」と、レース後に振り返っていた。前半戦(昨5R)の足なら“上位級”は確実で、本日の6枠戦(10R※1回乗り)でも好勝負は必至だ。

そして、注目の「17号機」とタッグを組む村田敦は、同選抜戦で山田哲也に競り勝って3着。「グリップ感はまだ浅いけど、行き足と伸びは上向き。エース機らしくなってきましたよ!」と、周回展示から気配も抜群だった。本日はスロー枠での2走(7R3枠&12R1枠)で“連勝”を目指す!

その他の選抜組3者では、山田竜一と山田哲也は出足系統が今イチで、調整途上を感じさせた一方、「前検より良くなってますよ」の伯母芳恒は、伸び中心に好仕上がり。本日の3枠戦(9R※1回乗り)は、相手5人がオールB級という恵まれたメンバー構成だけに、堅い“連軸”として推奨しておきたい。

また、予選組では伏兵の塚崎勝が2連対(2着・2着)と好発進を決めたが、伸び系統が目立っていたのは、富永正人・宮内直哉・磯村匠の3人。

特に、Fの足かせがない宮内(3R3枠&9R2枠)は速いSの行きどころで、全速の仕掛けなら、コース不問で主力撃破も可能な快速。今節は“台風の目”になり得る存在だが、「この足ならA2勝負も大丈夫だと思います!」と言い切った磯村も気合十分。中枠2走(6R3枠&10R4枠)の本日も、勝率アップへ全力で攻め抜く構えだ。

さらに、昨日の好枠1回乗りを1着とした内山文典&小山勉に加え、6枠から好走した白井友晴と永井彪也の両者も「出足・回り足」の雰囲気が上々だ。

中でも、内枠からの2回乗り(4R1枠&11R2枠)となる白井は好勝負必至だが、「大事なA2勝負。最後まで頑張ります!」と話す小山(8R6枠&12R3枠)と、初のA1級が懸かる永井(6R1枠&12R5枠)の両者はモチベーションも高い。

対照的に心配なのは、V候補の一角である若林将と、若手の有望株・三浦敬太の両者だ。「内山さんに行き足からやられたし、乗り心地もない…」が若林なら、三浦も「伸びを悪くしてるし、ターンの出口で押してません」と仕上がりが相当に遅れている。三浦は初のA1級へこれ以上勝率を落とせぬ状況だけに、本日の1枠戦(2R※1回乗り)は、何としても1着を奪取したいところだ。
4月23日(日)

初日
超抜「17号機」を村田敦が獲得!

今節の「ゴールデンカップ」は、他場に先行して前倒しで行われるGWシリーズ。6日間の2準優制で争われるが、優勝賞金は「150万円」と破格。また、当地を走り慣れた“オール関東勢”のメンバー構成で、仮に水面が荒れても力強く乗りこなせる面々が揃っている。

なお、新モーター・新ボート・新プロペラに切り替わって今節で3節目。まだ、モーター素性の良し悪しがハッキリしない部分もあるが、前2節で使用した荒井輝年(前々節準V)と平見真彦(前節V)から“節イチ宣言”が出た「17号機」をゲットしたのは、初日メインの「江戸川選抜」にエントリーしている村田敦だ!

正直なところ、前検日のS練習でグイグイ伸びて行く感じではなかったが、「回ってからの二速部分には期待が持てそうですね」とレース足にも直結する「中間速」に手応えを得た村田。12Rの選抜戦は6枠(※1回乗り)からの戦いだが、パワーを生かした一発も十分だろう。

そして、同選抜戦で1号艇の熊谷直樹(※前半5R3枠)も、「今年の中では間違いなく一番いい!」と言う通り、こちらも好練習を披露した。「今期はどこに行っても(足で)やられることが多かった…」と成績が安定しなかったが、“当地実績ナンバー1”の熊谷には、シリーズリーダーの期待が懸かる。

他の選抜組では、伯母芳恒(4枠※前半7R2枠)も軽快な練習気配だった一方、渡邉睦広(2枠※前半6R5枠)・山田竜一(3枠※前半8R6枠)・山田哲也(5枠※1回乗り)の3者は今イチの動きに見えた。ただ、「結果が出てますし、リズムはいい」と話す渡邉睦の「34号機」は、前2節で上位級に仕上がっており、実戦で“一変”の可能性もある。

また、選抜組以外で最も目に付いたのは、若手伏兵の宮内直哉だ。前検7班のS練習では、スリット手前から弾かれるように伸びて行った。本人も「ダッシュから行くと伸びますね!いいエンジンの感触ですし、ステイ(このまま)です」と満面の笑みで話してくれた。

その宮内がタッグを組む「22号機」は、前記した村田の「17号機」に勝るとも劣らない快速を誇り、前操者の金澤一洋でも伸びが強力だった。なお、宮内の初日は5枠1回乗り(5R)だが、同レースでは熊谷(3枠)の対抗格になり得る存在だ!

また、V候補の一角である若林将(4R3枠&11R1枠)も「山田(哲也)選手より伸びは良さそうでしたね」と直線系統に手応えを掴み、初日は連勝も狙えるが、柾田敏行&内山文典の両ベテランに加え、白井友晴・黄金井力良・小山勉の“埼玉トリオ”も、上々の動きを見せていた。

特に、期末(今月末)が迫り、A2級ボーダー付近に位置する小山は、「起こしからついて行くし、回り足もいいのかな」と語る言葉以上に出足気配が軽快だった。初日は1枠からの1回乗り(8R)ということもあり、F持ちではあるが、キッチリ逃げ切って波に乗りたいところだ。

ちなみに、期末の“勝率勝負”が懸っているのは、小山以外にも、前記した伯母と、永井彪也(10R6枠※1回乗り)・三浦敬太(3R3枠&11R5枠)がA1級、そして、磯村匠(6R1枠※1回乗り)がA2級へ今節はメイチ勝負となる。

この中では、やはり昨年まで当地の「地元スター候補」で、江戸川ファンにもお馴染みの三浦(現在は関東地区のトップルーキー)に注目したい。「(初のA1級へ)余裕あるなと思っていたら、前節(芦屋)がボロボロで勝率を下げた。今節は頑張らないとダメですね!」と、ねじり鉢巻を締め直して臨む今節。幸いにも直線の足色は悪くなく、悔いを残さない思い切った立ち回りに期待だ。