6月19日 (水)

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第19回日本写真判定杯 / 6月28日〜7月3日

節全体の展望・注目の選手

“SGウィナー”菊地田村がシリーズ席巻する!

当地得意の杉山枝尾松崎もV戦線を盛り上げる!




3960
菊 地  孝 平

4028
田 村  隆 信

4269
杉 山  裕 也

4148
枝 尾    賢

4451
松 崎  祐太郎

4086
寺 本  重 宣


次回の開催は、6月28日(金)にスタートする「第19回日本写真判定杯」の6日間シリーズ。なお、当節は4日間の予選でベスト12入りを競う「2準優制」で争われるが、5日目の6Rと7Rには、準優メンバーが同一の枠番で出走する「準優同枠戦」も実施される。

さて、今シリーズは「月跨ぎ」の開催で、4日目(7/1)以降は2019年後期の「新勝率」が適用される。なお、現時点(6/18現在)におけるA1級は計「10名」がエントリーしているが、SG戦線の合間を縫って菊地孝平田村隆信の“ビッグネーム”2名が参戦してくる!

まず「SG5冠」の菊地は、言わずと知れたボート界屈指の“スタート王”。直近1年間の平均STは驚異の「0.11」という“ミクロのS勘”を持つばかりが、スタートのクオリティも抜群。無論「ターンテクニック」も超一級品で、好調時にはコース不問で強烈な攻めを繰り出してくる。

その菊地、近年は善戦止まりで記念タイトルを獲り切れていなかったが、今年は2月の「G1東海地区選手権・浜名湖」で2年ぶりとなる“特別戦V”を達成。近況も5月の「津67周年記念」と「児島67周年記念」でも優出(ベスト6入り)を果たしており、リズムはまずまず。

なお、当地は今年1月のG1戦(63周年記念)に出場したが、初日から機力不足に苦しんで無念の予選敗退。ただ、V経験もある江戸川水面との相性は決して悪くない。ちなみに、当地の一般戦は、優勝した2007年1月の「日刊ゲンダイ杯」以来となる超久々の参戦だが、静岡支部の“大エース”は力の違いをまざまざと見せてくれるはずだ!

一方の田村は「SG3冠」で、獲得したG1タイトルは菊地と同数の「11個」。機出しの安定感には欠ける面があり、好不調の波はやや激しいタイプだが、「攻撃力」+「勝負強さ」はトップクラス。現在も、徳島支部、そして四国地区の「エース」として君臨している。

その田村は、2011年11月の当地「G1ダイヤモンドカップ」を2日目から“6連勝”という圧倒的な強さで優勝した実績がある。その後の当地戦では、V戦でフライングに散った他、今年1月の「63周年記念」でも予選突破こそ果たしたものの、レース内容は一息だった。しかし、一般戦の今回は、菊地とともに絶対的な“2強”としてシリーズを力強く牽引してくれるだろう。

そして、前記したトップレーサーに続く2番手グループは、杉山裕也枝尾賢松崎祐太郎宮地元輝の4者。まず、愛知支部の杉山は積極走法が持ち味。最近こそ「差し」が増加しているが、攻撃的な姿勢を保持した上での“差し変化”がメインで、攻めの姿勢は全く失っていない。

なお、以前は出場機会があまり多くなかった当地だが、昨年7月の「東京中日スポーツ杯」で“江戸川初V”を飾ると、今年も2月の「BOATBoyカップ」でファイナル進出と、難水面をしっかり手の内に入れた印象。今期(5月1日以降)はやや不調だったが、前々節の地元戦(常滑)で優出とリズムは少しずつ上向いている。

枝尾・松崎・宮地の九州勢において、最もコンスタントに当地で結果を残しているのは枝尾。前回3月の「関東日刊紙BR記者クラブ杯」こそ予選敗退に終わったが、それ以前は「4連続優出&1V」という“安定感の塊”と言っても大袈裟ではないほどの好成績を残している。荒水面をそれほど苦にせず、戦法の幅も広いだけに、ここも準優進出(ベスト12入り)を外すことはまずなさそうだ。

松崎は、昨年10月の「ボートレースダービー・蒲郡」で念願のSG戦初出場を果たした。まだG2以上の特別戦での優出経験はないが、旋回スキルは高く、「スピード」と「テクニック」を兼ね備えたタイプで、経験さえ積み重ねれば“記念の壁”を打ち破れる可能性を秘めている。以前は「苦手です」と話していた当地も、直近の4節で「2優出」と克服しており、今節も“2強”を脅かす存在になってくる。

松崎と同期(100期)の宮地は、実に気っ風のいい“速攻派”で、好調の波に乗ると“ピンラッシュ”もある典型的な「1着タイプ」。7月以降の適用勝率も「6.97」と優秀で、前期は1着を量産して、各地で強いレースを連発した!

その宮地、元来は当地も得意で、荒れた水面にもかなり強いのだが、昨年は江戸川を3節走って「優出ゼロ」と不本意な走りが続いた…。低調機とのタッグが続いたこともあるが、調整面にも迷いが合ったこともまだ事実。従って、当節は気持ちを入れ替えて臨みたいところだが、序盤の段階でリズムを掴めれば、十分に優勝まで狙っていけるはずだ!

宮地と同じ「佐賀支部」の藤田浩人は、今期が初のA1級だったが、来期(7月以降)は再びA2級に降格する。ただ、以前に比べると攻撃力は増強されている。荒水面をやや苦手としており波が出ると心配だが、好モーターの援護を得るようなら上位争いも可能だ。

さらに、中国地区からは麻生慎介長尾章平のA1レーサー2名が参戦。基本的に“剛”の麻生に対し、長尾は“柔”のレーススタイルだが、来期はA2級からの出直しとなる麻生は、2節前の桐生で“F”を切った上に事故点も高い。当地との相性はまずまずだが、ここは評価を一枚落とさざるを得ない…。

対する長尾は、5月の多摩川で“V”を飾り、今期は今のところ「7点ペース」と好調。また、江戸川はG1戦でも時折り予選突破を果たしているし、通算でも「5優出&3V」という勝負強さを誇る。自在に捌ける「乗り心地」さえきていれば、堅実にまとめて準優戦には駒を進めてきそうだ。

地元勢では、A1級の寺本重宣と、A2級ながら“当地3割増し”でお馴染みの桑原将光に期待が集まる。まず寺本は、昨年2月の「G1関東地区選手権」以来の当地参戦となるが、それ以前は“3連続優出”と好走していた他、通算でも「10優出&3V」と抜群の実績を残しており、水面への適応は早そう。1Mは機敏に、そして道中はアグレッシブに追い上げるこの寺本も、確実にベスト12圏内には食い込んでくるはずだ。

一方の桑原は、寺本とは対照的に江戸川を昨年は9節、今年もすでに4節走っている常連。一時は“3割”から“2割”に割り増し度合いが落ちていた印象だったが、今年の当地戦では高い確率で舟券に貢献。前回のG2戦(江戸川634杯)でも準優入りを果たしている。現行のモーターをすでに2度も経験しているのは大きな強味で、調整の方向性も掴めている桑原は、気合十分で“V奪取”を目指す!

今シリーズの4日目(7/1)に晴れてA1級に返り咲くのは、中越博紀菅章哉の四国勢。近年はA2級とA1級を往復している中越だが、昨年1月の「G2大村モーターボート誕生祭」で“特別戦初制覇”を成し遂げたように底力は十分。当地も一般戦に限定すると“4連続優出中”と好走しており、好機の後押しがあれば“V”にも手が届く一人だ。

菅の方は、通算「8V」の内“5回”をダッシュ戦から勝ち獲っているように、ここ一番での勝負強さが光る。ただ、荒水面はやや苦手で当地実績は一息。それでも、勢いに乗ると“捲り連発”があるタイプだけに、伸び型の良機を引ければ一躍“惑星候補”になり得る!

最後に、来期が“初A1”の松田竜馬池田雄祐に、当節でも屈指の“波乗り巧者”である西川新太郎にも注目したい。松田はやや遅咲きだが地道に力を蓄えてきた印象だし、池田も積極的なレースが増加したことで「1着本数」が著しく増加。そして、西川は器用さには少々欠ける反面、好調時は“攻めダルマ”と化す。この3者も、機力次第では主力組との対戦でも十分好勝負が見込める。

(※出場予定選手・データは、すべて6月18日現在。)