10月21日 (日)
GII江戸川634杯モーターボート大賞

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第42回日刊スポーツ杯 / 10月28日〜10月31日

節全体の展望・注目の選手

佐藤大介村上純メイチのA1級勝負駆け!

今井貴士奈須啓太福岡コンビもV圏だ!




3813
佐 藤  大 介

3919
村 上    純

4287
今 井  貴 士

4330
奈 須  啓 太

4579
中 嶋  健一郎

4578
藤 山  雅 弘


次節は、10月28日()に始まる「第42回日刊スポーツ杯」の4日間開催(得点率制)。なお、今節は期末の最終シリーズで、今節の最終日(31日・水)に級別審査の締め切りを迎える。よって、「A1級」+「A2級」のボーダー付近に位置する選手にとっては、目標達成へラストスパートを懸ける“激熱”の短期決戦だ!

さて、今節出場を予定している計「8名」のA1級では、一般戦における“優良安定株”として名高い佐藤大介(6.16)&村上純(6.13)の2者が、カツカツの「A1級勝負駆け」に追い込まれている…。

まず、“波乗り巧者”としても知られている佐藤は、当地通算「13優出&3V」と実績が豊富で参戦機会も多い。しっかり捌けて、道中勝負が利く「回り足タイプ」にモーターが仕上がれば、額面通りに力を発揮する。「F」の足かせもないことから、今節は普段以上に「S」も張り込んでくるはずだ!

一方、当地は3年ぶりとブランクが長い村上にとって、江戸川は“鬼門の地”と言えるかも。荒水面をやや苦手としており、当地では未だ一度も優勝戦に乗ったことがない。従って、ハードルの高い“勝負駆け”になってくるが、幸いにも当節は「下げ潮」基調(向かい風主体)の一節とあって、好水面を期待して良さそう。波さえ出なければ、村上本来の俊敏自在なハンドルワークを駆使して、好勝負を演じてくれるだろう。

そして、福岡支部の今井貴士奈須啓太も、V戦線を盛り上げてくれるのは必至。G1ウィナー(2013年1月の九州地区選手権)である今井は、安定感に欠けるものの、好調時はコース不問で鋭敏なハンドルを連発してくる。「波は苦手です…」と以前に話していた今井だが、モーターが水準レベルに動いていれば無難に乗りこなしてくるため、心配は無用だろう。

奈須も、今井と遜色ない「ターンスピード」を装備しており、今井よりも自力の「捲り勝負」に出る度合いが高い。よって「伸び系」の仕上がりがキーポイントになってくるが、駆け出しの頃は苦手だった江戸川の水面も、近年はキッチリ乗りこなせるようになってきている。加えて、攻撃力をフルに生かせる「静水面」でレースができれば、一層楽しみな存在になってくる。

さらには、中嶋健一郎藤山雅弘の“105期コンビ”にも注目したい。中嶋は前述した奈須と類似したタイプ。直線系統を追求して、気っ風のいい攻撃を繰り出してくるし、ダッシュ戦では更に魅力が増す。当地においても、2016年9月の「日本財団会長杯」で4カドからの「激発捲り」で優勝をもぎ獲っているだけに、今節も求める「伸び」が仕上がると面白い。

一方の藤山は、以前から「S」に関して言えば慎重なタイプだが、「スピードターン」の威力はかなりのもの。今期は序盤の不調が響いて、来期のA2級降格が確定的な状況だが、近況は2節前の福岡で自身2度目の“V”を飾り、前節の徳山でも“準V”と、ここに来て一気に調子が上向いている。

その藤山だが、当地は通算で「3優出」と戦績は上々で、現在“2連続優出中”と難易度の高い江戸川の水面を完全に手の内に入れている。同期の中嶋とは対照的に、「伸び」よりも「乗り心地」の部分が生命線で、握って回れる足回りになれば確実に優出圏内には食い込んでくる。

藤山と同じ大阪支部の泥谷一毅も荒水面に強く、当地を結構得意としている。モーターが出ないと脆く、粘りに欠ける部分がある反面、機が出て気持ちが乗っている時には好レースを連発する。今期は不調で、来期はA1級からB1級への「2階級降格」を免れない状況だが、相性のいい江戸川で来期へ繋がる走りを期待したい。

そして、地元の東京支部からは、江戸川でお馴染みの山田竜一柳田英明が参戦する他、粘り強いレース運びが健在の渡辺豊にも期待が懸かる。

特に、今月初旬の当地戦(報知新聞社杯)で、低調なモーターを熱心な整備で立て直して優出を果たした山田は、今期こそ不調だが、戦力的には上位と言える存在。「とにかく最近は(機の)抽選運が悪い…」と嘆いていたが、今回こそは“良機”を手にして開幕ダッシュを目指したい。

また、柳田は現在の勝率がA2級ボーダー上の「5.38」とあって、まさに“メイチ態勢”で臨む4日間になってくる。当地は直近の5節で「4優出」と稼ぎまくっている“ドル箱水面”だけに、強烈な「S」をぶち込んでくることが予想されるし、初日から積極的に狙っていきたい一人だ!

ベテランの北川幸典岡本慎治も、かつてはトップステージを舞台に幾多の好レースを演じてきたが、現在でもモーターの仕上がり如何では一躍“主役”の座に躍り出ても不思議ではない地力を維持している。特に、中外コースから戦っていた時期が長い北川は衰えとは無縁で、来期のA1級復帰はほぼ確定的。また、全国でも名を知られた指折りの“波乗り巧者”で、江戸川の水面も楽に乗りこなしてくる。

その他、ここ一番は度胸満点の思い切った攻めを繰り出してくる佐々木英樹、“超速攻派”として知られている今泉和則、前回戦(昨年11月の東京スポーツ杯)で“当地初V”を飾った松江秀徳の3者は、現在こそA2級だが、A1級の面々とも互角に渡り合えるポテンシャルの持ち主。いずれも好モーターの援護を得るようだと、短期決戦ということもあり、一気に頂点に上り詰める可能性も秘めている。

さらに、初の「A1級昇格」が見えてきた小坂宗司と、6期ぶりの「A2級復帰」を目指す池上裕次の2者にとっては、気の抜けない期末のラスト決戦。小坂は昨年のほぼ同時期(11月)に、戸田と当地戦(月兎ソースカップ)で連続してV戦1枠を掴むも、ともに“準V”と惜敗。よって、今節はA1級に加えて、虎視眈々と“初V”を狙う4日間になってくる。

過去に地元で「ダービー王」に輝いた池上は、長らくの間“戸田天皇”として君臨。だた、寄る年には勝てず、ここ3年ほどはB級が続いたが、今期の現勝率は「5.57」とA2級のボーダーを悠に超えている。あとは若干不足している2連対率(30%以上が条件)を上げたいところ。最低ノルマとなる「2連対2本」へ奮闘を期待したい!

(※出場予定選手・データは、すべて10月21日現在。)