5月26日 (土)
第18回日本写真判定杯

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第18回日本写真判定杯 / 5月25日〜5月30日

節全体の展望・注目の選手

“当地58周年覇者”岡村仁がV候補の筆頭格だ!

攻撃力ある君島秀三上野真之介も主役の座争う!




4311
岡 村    仁

4137
君 島  秀 三

4503
上 野  真之介

4099
吉 永  則 雄

4294
古 賀  繁 輝

3713
伊 藤  誠 二


新期の2節目となる次回の開催は、5月25日(金)に初日を迎える「第18回日本写真判定杯」の6日間シリーズ。前節と同様に、準優同枠戦を採用した“2準優制”で争われるが、A1級は計「10名」が参戦を予定している。

その中でも、江戸川においては、2013年7月のG1戦「開設58周年記念」を制している岡村仁にシリーズリーダーの期待が懸かる。その後は、当地でさしたる成績を残している訳ではないが、特別戦でコンスタントに予選突破を果たしているし、何よりも「波水面」には絶大な自信を持っている。風と潮流が対峙して生じる当地特有の「うねり」も、チルトを跳ね上げて豪快に乗りこなしてくる!

その岡村は、調子の波がやや激しいタイプだが、前期は自身2度目となる7点勝率(7.00)を記録するなど、各地でコンスタントに活躍。近況も福岡と尼崎で連続優出と好調を持続している。ダイナミックなハンドルワークと波乗りテクニックを存分に駆使して、久々の「当地V」を見据えて臨む6日間になってくる。

岡村と同じ大阪支部からは、吉永則雄泥谷一毅の両A1レーサーに加えて、A2級ながら当地好走タイプの濱崎誠も参戦。特に、来期(7月1日以降)は17期ぶりにA2級に降格してしまうものの、力量的に抜けた存在なのは吉永。柔軟性に富んだハンドルワークに加えて、モーターの調整力も卓越している。

なお、吉永は約7年半ぶりの当地参戦だった前回戦(昨年5月の報知新聞社杯)で、優出こそ逃したが、堅実にポイントをまとめて準優進出を果たした。久々の水面でも無難に乗りこなしていたし、ここも極端に水面が荒れない限り、好勝負を演じてくれるはずだ。

一方、泥谷と濱崎の両者は、前記した岡村にも匹敵する“波巧者”で、荒水面を全く苦にしない。「積極走法」が持ち味なのも共通項で、ツボに嵌ると「捲り連発」もあるタイプ。よって、モーターの噴き具合によっては、シリーズを沸かせる存在になるだろう。

そして、近畿地区では滋賀支部の君島秀三も総合戦力は高い。根は“速攻肌”とあって「行き足・伸び」がバシッと仕上がると、自慢のスタート力をフルに発揮して“ピンラッシュ”が見込める。過去に「7優出&2V」の実績がある江戸川水面との相性も悪くないが、当地の直近2節は低調機に手を焼いただけに、今回こそ好モーターの恩恵にあやかり、開幕ダッシュを掛けたいところだ!

上野真之介古賀繁輝の“佐賀コンビ”も、楽しみな存在。まず上野の最大のセールスポイントは「旋回速度」で、捲るにしても差すにしても、スピード感満点。初めて7点台の勝率を記録した前々期からは少し勝率を落とした前期だったが、「記念の壁」に跳ね返されながらも、粘り強く奮闘した。波水面も乗りこなせるが、やはり静水面の方が攻撃力を発揮できる。

一方の古賀だが、前期は事故点が膨れ上がった影響で、身動きが取れぬ状態に…。その結果、来期は18期守り抜いたA1級の座から陥落してしまう。新期を迎えて、事故点がリセットされた今月に入っても調子は一向に上がってこないが、通算で「6優出&1V」の実績を残す江戸川水面との相性は良好。なお、当地では「伸び型」に仕上がると好走率が高く、展示航走における「直線気配」をしっかりと注視したいところだ。

そして、出場選手中、最も江戸川勝率が高いのは、愛知支部の伊藤誠二(通算で6.83)。今回は3年ぶりの参戦とブランクがあるものの、当地通算「6V」という輝かしい実績を残している。昔から決して荒水面を得意としている訳ではないが、持ち前の「先行力」を十二分に発揮して、高い確率で好勝負を演じてきた。今回も水面慣れが早いようなら、積極的なレース運びで確実に準優(ベスト12)圏内には食い込んでくるはずだ。

その伊藤と同じ東海地区からは、静岡支部の後藤正宗も参戦。この後藤も、伊藤と同様に“速攻派”で、好調時は質の高い「好S」を連発して「1着」を量産する。なお、今年は年間「4V」を飾った昨年に比べると平調で、まだ優出が1度もないが、「直線系」が仕上がるようだと“台風の目”になり得る攻撃力の持ち主だ。

岡山支部の立間充宏と、現在はA2級ながら、今年すでに「3V」を挙げて来期のA1復帰が決定している長岡良也も、力量的にはV戦線に食い込める存在。ただ、両者ともに荒水面を苦手にしているため、波が出ると割引きの評価が必要だ。

よって、この2者は「静水面」で戦えることが好走条件になってくるが、“一般戦の強豪”である立間は、過去に当地で「3V」を飾っている。攻め手も多彩なだけに、荒波を乗り越える好モーターの後押しがあるようだと、注目度は俄然アップする。

そして、地元の東京支部勢だが、今回はA1級が不在とあって、A2級の芦澤望渡辺豊に期待したいところ。まず芦澤は、先月の「日刊ゲンダイ杯」に参戦したばかり。その節は予選突破を果たせなかったが、それ以前は“2連続優出”と江戸川水面に対する「苦手意識」はほぼ払拭できている様子。

一方、地元勢の中でも、当地の参戦機会が多い渡辺の真骨頂は“粘り強さ”で、しぶとく捌いてくる。その粘りは「整備・調整」にも当てはまり、根気強く施した整備が終盤に当たってくることも多い。シリーズ序盤から堅実にまとめて、まずは準優ベスト12入りを目指したい。

埼玉支部の佐竹友樹も、当地は年間に「2〜3節」のペースで参戦しており、江戸川の水面をしっかり乗りこなしてくる印象。「スピードターン」に定評がある選手だが、荒水面にも的確に対応してくる。なお、内コースにおいては時折り取りこぼしがある一方、中外枠時に派手な“一発”があるタイプ。よって、ダッシュ枠で人気を落とした時こそ、穴でマークしたい存在だ。

ベテランの瀬尾達也もしっかりとA級に踏み止まっている。「永遠のスタート王」として名高い瀬尾は、今でも「快S」を繰り出し、若手顔負けの「捲り」や「捲り差し」を得意としている。地力十分の古豪の走りにも注目したい一節だ!

(※出場予定選手・データは、すべて5月16日現在。)

開催日別 展望
5月26日(土)

2日目
ダッシュ枠2走の楠原正剛が価値ある連勝!

昨日の初日は、朝から南寄りのホーム「追い風」が強めに吹き抜けた。そのため、オープニングの1Rから安定板が装着され、周回も2周に短縮してレースが開始されたが、風向きと逆の「下げ潮」が流入して、水面が急激に悪化した11R以降は、やむを得ず中止・打ち切りの措置が取られた。

その初日に実施された10レース中、1号艇は「3勝」のみで、1周1Mでスンナリと逃げ切ったのは、相手関係にも恵まれていた9Rの古賀繁輝だけ。また、2M以降の逆転劇(抜き)が「5本」と、タフな水面に即したレース形態が多かった。

なお、本日の2日目だが、強風は収まる見込みで、水面コンディションも改善しそう。よって、初日に全レースで装着された安定板も取り外される可能性が高く、それに伴う気配の変動にも注意を払いたいところだ。

さて、“波乗り勝負”となった初日を見事「連勝」して開幕ダッシュに成功したのは、福岡支部の楠原正剛。2走とも「抜き」での勝利だったが、ダッシュ枠(4枠&6枠)を克服してのものだけに、その価値は大きい。

後半(昨10R)のレース後に話を聞いたところ、「バックはかなり伸びました。伸びだけではなく、全体にいい足をしています」と、機力面にも確かな手応えを掴んでいた。「(1M側にうねりが生じやすい)福岡をいっぱい走ってるので、波も大丈夫ですよ!」と、荒波を豪快に乗りこなして見せた楠原。本日のイン戦(10R※1回乗り)で「3連勝」を目指す!

さらには、中田友也(1着・2着)も「2連対スタート」を決めている他、濱崎誠(1着・3着)と高田明(3着・1着)の2者も上々の滑り出しを切った。

まず、中田は先月の当地「ゴールデンカップ」を走ったばかりで、現行のモーターを経験しているアドバンテージが大きい。「起こしの悪さが改善したし、エンジンがいいのか、回り足は良さそうです」と、準優戦まで駒を進めた前回時に比べて、動きの方も力強い。本日(11R4枠※1回乗り)以降も、好勝負を期待して良さそうだ。

そして、濱崎・高田の2者では、濱崎が「普段はあまりこない伸びがきているので、今節はやれそう。それに乗りやすいんですよ!」と笑みが絶えず、機力気配が絶好。加えて“波巧者”で乗りっぷりも抜群で、本日(5R2枠※1回乗り)も、積極的に攻めて好結果を生みそうだ。

その他、明らかにモーターが出ていたのは、主力の上野真之介(7R2枠※1回乗り)と、伏兵の渡邊裕貴(4R5枠&10R4枠)・上田健太(6R4枠※1回乗り)の計3名。主力である上野の活躍は必至だが、渡邊裕と新人の上田も、ツボに嵌ると相手不問で“一発”が見込めそうな気配。本日以降も穴党ファンは必見の存在だ!

最後に、初日メインの「江戸川選抜」にエントリーしていた伊藤誠二・立間充宏・後藤正宗・君島秀三・岡村仁の5名(※前記した上野真之介を除く)だが、いずれも初日は出場機会がなかっただけに、今一度集中力を高めて仕切り直す2日目となる。

その中では、「足はまあまあかな。(エンジンの音)もいいよ」と話していた伊藤(4R4枠&11R5枠)と、「(レースの合間に行ったS特訓で)タメてタメて起こしてもついてくるし、体感はいいですね」と言う岡村は、昨日の「S練習」や「試運転」において好感触を得ていた。

特に、当地周年の覇者で今節“主役”の期待が懸かる岡村(6R2枠&12R1枠)は、本日いきなり勝負どころの「好枠デー」を迎える。「F持ち」である点が少々懸念されるものの、キッチリ「連勝ゴール」を決めて、一気に波に乗りたいところだ!
5月25日(金)

初 日
選抜組では岡村仁&上野真之介が好機を獲得!

今節は「第18回日本写真判定杯」の6日間シリーズ。前節に続いて、5日目に準優同枠戦も行われる“2準優制”で争われ、まずは準優(ベスト12)入りを目指して、4日間の予選を戦うことになる。

なお、昨日の前検日は穏やかなホーム「追い風」が吹く、まずまずの水面コンディションの下で「航走検査」+「S練習」が行われたが、本日の初日はその「追い風」が強まる見込み。7Rまでは順目の「上げ潮」で水面が荒れることはなさそうだが、逆目の「下げ潮」が入ってくる9R以降は、波が出る可能性もある。

さて、使用開始から4節が経過した現行モーターだが、初日メインの「江戸川選抜」にエントリーしている6名では、岡村仁(32号機)・上野真之介(16号機)の両者が、現時点で「上位クラス」と言える機を手にした。

特に、上野は「スローとダッシュ、どちらからでも伸びていました。基本的に僕はいいエンジンを引くんですよ(笑)」と手応え十分だった。初日は中外枠からの2回乗り(7R3枠&12R6枠)だが、自慢の“攻撃力”を駆使して、上位入線を目指す。

一方の岡村は「重さがエグかった」と苦笑い。それでも「エンジン自体は良さそうですね」と、本体のパワーは感じ取っていた。当地58周年の覇者で、波乗りテクニックは群を抜く。5枠戦(※1回乗り)の初日選抜も、水面が荒れれば荒れるほど期待値は高まる!

そして、同選抜戦で1号艇(※1回乗り)に組まれている伊藤誠二が手にした「50号機」も、出足寄りで「中堅上位」には位置するモーター。その伊藤は3年ぶりの参戦だが、当地は近2節で「連続V」しているのに加え、通算でも「6V」の実績がある得意水面。静水面がベターなタイプだが、依然として“速攻力”に陰りはなく、シリーズリーダーになり得る存在だ。

他の選抜組では、後藤正宗(3枠※1回乗り)と君島秀三(4枠※1回乗り)の2者も、まずまずの手応えを掴んでいたのに対し、立間充宏(2枠※1回乗り)はS特訓の「伸び気配」が劣勢に映った。現状は「良化待ち」だし、苦手としている波まで出るようだと、苦戦を強いられるかもしれない…。

一方、予選組で目を引く好練習を披露したのは、野末智一・佐竹友樹・青木幸太郎の3者。「伸びを含めて、全体に良さそうですね」と言う野末は、速いSこそ少ないものの、粘り強いレースを身上としている。荒水面への適応力も十分で、初日のカド戦(5R4枠※1回乗り)も好勝負を期待して良さそうだ。

その野末に対して、攻撃力で上回るのは佐竹と青木の両者。「伸びは普通ですけど、それ以外の足は良さそうですよ」と笑顔だった佐竹(7R4枠&11R1枠)は、今節を走り終えると「F休み」が控えており、スタートが課題になってくる。ただ、当地水面との相性は良好で、今シリーズは「ターン勝負」でポイントをまとめてきそうだ。

対照的に、青木は江戸川の水面を苦手としており、昨年2度の当地戦は、ともに途中帰郷の憂き目に遭っている。それでも、「今節は最後まで走り抜きます!」と熱く語っていた他、「特訓では岡村(仁)君にもやられなかった」とも話しており、直線の雰囲気は悪くなかった。まずは初日の2走(5R2枠&11R6枠)に注目だ。

その他では、水面が荒れるようなら、岡村と同じ大阪支部の「波乗り巧者」である濱崎誠(3R4枠&8R5枠)&泥谷一毅(10R4枠※1回乗り)の両者が急浮上してきそう。また、層の薄い地元勢では、やはり力上位の芦澤望に期待が懸かる。

その芦澤は、前節で師匠の鈴木茂正が使用した「21号機」とのタッグ。「師匠が乗った後なので、ペラの形は分かります。直線は普通ですけど、出足寄りですね」と、鈴木の舟足を継承している様子。自力で攻めたい芦澤にとっては、もう少し「直線系」が欲しいところだが、初日は内枠からの2走(3R2枠&10R1枠)とあって、現状維持で臨むのが得策かつ、好結果を生みそうだ。