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第44回スポーツニッポン杯

更新日:2019/10/18 14:59:32

節全体の展望・注目選手

  • 選手名:西 山  貴 浩4371西山貴浩
  • 選手名:永 井    源4067永井源
  • 選手名:西 島  義 則3024西島義則
  • 選手名:江 夏    満4136江夏満
  • 選手名:杉 山  正 樹4084杉山正樹
  • 選手名:羽 野  直 也4831羽野直也

今年 “V5” を目指す西山永井が主役だ!

西島江夏羽野もシリーズリーダー候補!

次節は、10月22日(火)に初日を迎える「第44回スポーツニッポン杯」の6日間開催(2準優制)。今期のラストシリーズで、級別審査の締め切り(10/31)が目前。よって「勝率勝負」の面々にとっては“激熱”の一節になってくる一方、「事故率オーバー」の危機に瀕している選手は守勢のレースを余儀なくされるなど、各々の思惑が絡み合う6日間だ。

さて、シリーズの核になるA1級は計「11名」が参戦を予定しているが、真っ先に“V候補”として名前を挙げたいのは、西山貴浩江夏満羽野直也を擁する福岡支部勢。まず記念レースの開会式における“パフォーマンス王”に君臨する西山だが、本業の実力も一級品。以前は自らを「差し山」と評していたように、粘り強く「差し捌く」レースが身上ではあるものの、最近は自力で捲って行くシーンも増加傾向にある。

その西山、今年はG2以上の特別戦で「優出ゼロ」というのは不満でも、一般戦ではここまで「V4」とコンスタントに優勝を重ねている。近況の当地戦では低調機を引く機会が多く戦績も一息だが、過去にV経験のある江戸川水面との相性は決して悪くない。来春の平和島「SGボートレースクラシック」出場へ一歩前進する「V5」を目指して、初日からアクセル全開でかっ飛ばしたい!

そして、江夏は昨年10月の「報知新聞社杯」以来、1年ぶりの参戦。珍しく前回戦との間隔が少々開いたが、本人が「好きな水面ですよ!」と言う江戸川は(V経験こそないものの)通算「6優出」をマークしているように、好走機会は多い。「整備」と「調整」に一切妥協のないタイプで、常に“機出し”のレベルは高い。当節も粘り強くモーターを仕上げるとともに、悲願の“当地初制覇”を虎視眈々と狙っているはずだ。

昨年栄えある“新人王”に輝いた羽野は、デビューから僅か約3年半でG1タイトル(2017年10月の大村65周年記念)を獲得した大器。しかし、一直線に出世街道を突き進むかに思われたが、今年は2月の芦屋「G1九州地区選手権」で“準V”があるものの、その後の特別戦では一度も予選突破を果たせていない…。

さらに、勝率も直近2期は「6点台」に止まっており、現在は“停滞期”とも言える羽野だが、好調時に見せる「捲り差し」の斬れ味は強烈で、その潜在能力に疑いの余地はない。当地は1月の「63周年記念」以来、今回が3回目の参戦だが、水面に対する“経験値”を上げて迎える当節は、好レースを期待したいところだ!

また、永井源原田篤志の「86期コンビ」では、前回8月の「日刊スポーツ杯」からの“当地連覇”を目指す永井が、通算でも「12優出&4V」の実績を残している通り、江戸川を“ドル箱”にしている。ただ、機が快速に仕上がることは少なく、優勝した前回戦も舟足は「中堅の上」というレベルだったが、荒波に強く、地元選手並に難易度の高い当地の走り方を完全にマスターしている。

その永井は、冒頭で触れた西山と同様、今年はすでに「4V」をマークしているばかりか、8月の常滑から前節の蒲郡まで“6連続優出中”と「確変モード」を継続。よって、まだSG未経験の永井にとっては、「SGクラシック」出場が視界に入ってくる「5V」を得意水面で達成しておきたいところだ!

永井に対して、当地実績では大分見劣る原田(※通算で2優出のみ)だが、その反面、G1戦やSG戦の経験は豊富で、2015年10月の浜名湖「SGボートレースダービー」ではファイナルに進出した実力者だ。スタートよりは「ターン勝負」のタイプで、結果に直結するのは「回り足」の仕上がり。直近の記念2連戦では苦戦を強いられただけに、期末ラストの当節は流れを好転させて、来期に繋げたい。

“SG7冠”のイン古豪・西島義則は、今期こそ「優出ゼロ」と準優戦での不発が続いているが、現勝率は「6.67」と余裕のA1ペース。ちなみに、当地では2017年の「東京スポーツ杯」で“初V”を飾ったが、それとともに「18戦連続」で舟券を外していないのは驚異的だ。普段は、ほぼ「1・2コース」から戦う西島の貴重な“ダッシュ戦”が見られるのも(枠なり進入が基本となる)江戸川ならではで、当節の戦いぶりも実に楽しみだ。

そして、先月の「64周年記念」に出場していた杉山正樹にも注目したい。その前回は、一歩及ばず準優次点に終わったが、最終日の2走を“連勝”で締め括ると、続く大村ではインから逃げ切って“今年初V”を飾り、一気にリズムアップ。その余勢を駆って臨む当節は、持ち前の機動力を存分に発揮して、優出戦線に参入してくるはずだ!

今期は桐生・平和島の各周年記念(G1)で、トップレーサーの軍門に下った石丸海渡は、期末を迎えた現在「A1級勝負駆け」に追い込まれている…。それでも、持ち味である“攻撃的”な姿勢を保持しつつ、「捲り差し」の精度も上がり、着実に地力はアップしている。当地ではまだ優出経験こそないが、水面自体は問題なく乗りこなせており、当節は優出(ベスト6入り)の目も十分にありそうだ。

残るA1レーサーである川原正明高橋正男池田雄祐の3者は、いずれも前期に比べると勝率を落として、来期のA2級降格は免れない状況。特に川原に関しては、A2級に踏み止まれるかも危ういほど点数を下げている…。

なお、前回7月の「G3マスターズリーグ」でFを切った川原は、スタートを自重しながら、勝率を落とせない非常に厳しい立場に置かれているが、過去に「7優出」の実績を残している江戸川との水面相性は悪くない。よって、好モーターの援護が欲しいし、それとともにレースにおいても冷静な状況判断が要求されるシリーズだ。

また、現在A2級の選手に目を転じると、伊藤啓三長谷川雅和の両者は、機の仕上がり一つで優出戦線に食い込んでくる実力者。伊藤は前期(※今期適用勝率)の「6.07」から、現況は悠々のA1ペースと一気に巻き返した。当地は通算で「14優出&1V」と好走率は高く、自身の生命線である「回り足」が程々に仕上がりさえすれば、機敏なレース運びで確実にポイントを積み重ねてくるだろう。

一方、「初優出」と「初V」をともに当地で達成している長谷川にとって、江戸川は思い入れの深い水面。波が出てもしっかりと乗りこなしてくるし、潮流に対応した巧みなハンドルワークには安定感がある。さらには、当地における調整も掌握しており、若干低調なモーターを引いた場合でも立て直してくることが多い。勝率的にA1級復帰は難しそうだが、得意水面で良い流れを掴んで来期に繋げたいところだ。

その他では、小野寺智洋宇佐見淳松村康太の3者も、モーターの仕上がり次第ではベスト12圏内を沸かせる存在になってくる。この中では、宇佐見・松村が近況の当地戦で調整に苦戦している一方、小野寺はワースト級の低調機を引いた前回戦(昨年12月のジャパンネット銀行賞)を「オール2着」で“準V”と好走。よって、波水面に強く調整も掴めている小野寺は、当節も“惑星候補”になってきそうだ。

やや手薄な地元勢では、今期に続いて来期もA2級を確定させている内山文典と、ここにきて一気に勝率を上昇させている後藤盛也の2人に注目したい。年齢を重ねても積極的に握って行く内山に対して、後藤の方は差し主体のレース運びだが、接戦への対応に進境が窺える。ともに機の仕上がり次第では、準優圏内(ベスト12)に食い込んでくる可能性はありそうだ。

(※出場予定選手・データは、すべて10月18日現在。)