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総展望

外向発売所開設8周年記念・富士通フロンテック杯

更新日:2020/03/27 10:26:21

節全体の展望・注目選手

  • 選手名:枝 尾    賢4148枝尾賢
  • 選手名:池 永    太4364池永太
  • 選手名:永 田  秀 二4430永田秀二
  • 選手名:折 下  寛 法3771折下寛法
  • 選手名:藤 岡  俊 介4278藤岡俊介
  • 選手名:片 岡  雅 裕4459片岡雅裕

当地特別戦の覇者・枝尾池永の「福岡勢」が主役候補!

地元期待は関東地区選Vの永田と、折下北山の3者だ!

次回は、2020年度の幕開けとなる「外向発売所開設8周年記念・富士通フロンテック杯」の6日間シリーズ(2準優制)。なお、現在使用されている「モーター」と「ボート」は当節をもって使い納めとなる。ちなみに、2連対率・勝率ともにトップのエース機(38号)に、「28号」「58号」「69号」を加えた4機は直近の動きも上々で、引き当てた選手に「福」をもたらす可能性は高い。

また、級別審査の期末(※2020年前期)まで残すところ後1ヵ月を切り、各級別(A1級&A2級)のボーダー近辺に位置する選手にとっては、普段にも増して気合十分で乗り込んで来るシリーズ。よって(事故率との兼ね合いもあるが)、現在の勝率状況を把握しつつ「勝率勝負」の選手を初日から狙い撃つ手もありだろう。

さて、今シリーズは計「10名」のA1級が参戦を予定しているが、中でも、この江戸川で「特別タイトル」を獲得している枝尾賢池永太の福岡勢が最大の「注目株」。まず枝尾は、昨年9月の「64周年記念」で悲願の「G1初制覇」を達成。相棒の「58号機」は鬼のように噴きまくっていたが、そのパワーを120%生かし切っての実に力強い戴冠劇だった!

その枝尾は、SG戦デビューとなった年末の住之江「グランプリシリーズ」で予選突破を果たした他、年が明けても唐津の「G1九州地区選」で準V。その後に、びわこ・福岡の一般戦で「2連続V」を達成すると、予選敗退に終わった平和島「SGボートレースクラシック」でも見せ場は十分に作った。攻撃力が数段増して充実期を迎えた枝尾は「凱旋シリーズ」の当節もメイチ態勢で「優勝」だけを目指す!

一方、昨年5月の「G2江戸川634杯」を制した池永も今期好調。前節の「平和島クラシック」では準優3着で6強入りこそ逃したが、SGの大舞台でも堂々たる走りを披露。さらに、今期は一般戦を9節走って「8優出&2V」と安定感は抜群だ。

ちなみに「伸び足」を引き出す調整に長けている池永は、低調機を引いた前回昨年8月の「G3アサヒビールカップ」でもベスト6入りを果たしているように、江戸川の調整も掌握済み。従って、伸びる下地のあるモーターを引けるようだと、一気に頂点へ駆け上がる可能性を秘めている!

さらに、福岡支部からは卓越した「旋回力」を有する今井貴士も1年ぶりに参戦。調子の波が大きく、モーターの良し悪しに左右される部分はあるものの、好調時に繰り出される切れ味鋭いハンドルは枝尾・池永にもヒケを取らない。「波はあまり得意ではない」と過去に話していたが、難易度の高い江戸川の水面も無難に乗りこなしてくるし、ある程度機力が伴っていればV戦線に食い込んでくる。

そして、ハイレベルな福岡勢を受け止めるのは、永田秀二折下寛法北山康介の地元東京支部勢。永田はV戦1号艇から挑んだ2月の戸田「G1関東地区選手権」を逃げ切って、自身初の「特別タイトル」を獲得。熊谷直樹(6枠)の前付けでインが弱い戸田としては深めの「100m起こし」になったことに加えて、S巧者の佐藤隆太郎が「3カド」に引っ張る試練のシチュエーションだったが、「覚悟を決めて」極限の「0.02」という「激発」を張り込んで、見事関東チャンプに輝いた!

その永田は、SG初出場だった前節の「平和島クラシック」で予選突破を果たすことはできなかったが、チャレンジャー精神でぶつかって節間「2勝」を挙げた。現在の勝率も悠に7点を超えており、コンスタントにモーターも出せている。愛する純地元の江戸川で、遠征勢に好き勝手はさせないはずだ!

そして、当地で稼ぎまくった以前に比べると、一時は「乗りっぷり」が落ちていた折下だが、最近はターンの迫力が蘇ってきているし、相変わらずスタートに関しては高いレベルで安定している。地元勢の中においても、江戸川の水面を最も知り尽くしているだけに、良機の後押しがあるとベスト6圏内に参入してくるはずだ。

現在はA2級に落ちている北山も、通算「2V」をともに江戸川で挙げているように、地元屈指の「当地巧者」と言える存在。「波は友達」と話しているほど荒水面に強く、江戸川においては常に好勝負を演じている。また、調整面の「感性」も素晴らしく、斜陽だった「38号機」を復活させたのもこの北山。今節もいち早く調整を合わせて、ズバリ「優勝」だけを狙っている!

速攻派の藤岡俊介に、ダイナミックな攻めに魅力がある山田雄太も楽しみな存在。藤岡は1月(報知新聞社杯)に当地を走ったばかり。その前回戦では、中堅が一杯のモーターにも関わらず上々の「伸び足」を引き出していた。調整の方向性は掴めているはずで、今回も伸びがくると楽しみだ。

今期堅調な藤岡に対して、山田の方はやや不振…。勝率も6点を割り込んでいるが、機力さえまともならば「S級」のターンテクニックが全開。風と潮流が対峙して生じる「うねり」を苦にするタイプだが、多少の荒水面なら問題なし。V戦1号艇で「5着」に敗れた前回(昨年10月・東京中日スポーツ杯)のリベンジへ気合を入れてくることだろう。

さらに、片岡雅裕佐々木和伸岡瀬正人荒井輝年の4者を擁する中四国勢もなかなかの強力布陣。片岡は事故と無縁の「無事是名馬」だが、地力を蓄えて現在は香川支部の「準エース級」の立ち位置。レースぶりは自在で、不調時でも冷静に前を向けるメンタルの強さも強味だ。舞台が一般戦であれば、当然「優勝」を争う存在だ。

佐々木と岡瀬も、安定して江戸川で稼ぐ選手。剛柔兼備の佐々木に対して、岡瀬はどちらかと言えばコーナー勝負の比重が高く、道中でしぶとく食い下がるタイプ。モーターがそれなりに仕上がれば、この両者も準優(ベスト12)圏内を外すことはないはずだ。

そして、江戸川実績なら当地通算「23優出&6V」の荒井が群を抜く存在。名うての「荒波巧者」は、近況の当地戦でこそ調整に苦戦するシーンが多いものの、今期ここまでの勝率は「6.89」と各地でコンスタントに活躍している。予選突破は当然のことながら、2012年11月の「ラリーズカップ」以来の「江戸川V」を虎視眈々と狙っている!

そして、白井友晴岡部哲の埼玉コンビも、若手時代から江戸川を「ドル箱水面」にしている。白井は昨年末の当地戦(京葉賞)でファイナル進出を果たすと、1月の蒲郡では優勝を飾るなど、近況も好調モードを継続中。ツボに嵌ると強烈なパワーを引き出してくる「調整手腕」を有する白井も、良機を引き当てると優出戦線を沸かせる存在になり得る。

対する岡部は、機出しに不安定さがあるものの、気っ風のいい攻めは魅力十分。白井も波乗りは巧いが、岡部の方が荒波を打ち砕く豪快な乗りっぷりを見せる。機が出れば静水面でも好勝負だが、水面が荒れると「3割増し」の評価が下せる選手だ。

その他では、石田章央河野大も上々の攻撃性能を持っている。この両者はともに1年ぶりの当地参戦で、かつメイチの「A1級勝負」。さらに、荒水面をしっかり乗りこなしてくるタイプとあって、当節は「一走入魂」で勝率稼ぎ倒したいところだ。

また、今期は不調だが、実力は確かな樋口亮と、最近は江戸川への参戦機会が増加している葛原大陽下寺秀和の3者も、良機の援護を得るとベスト12圏内に突入してくる。特に、2節前の地元戦(宮島)で勝率を大幅に上げた下寺は、初のA1級昇格が狙える位置まで浮上。ここもアグレッシブに攻めて、更なる勝率アップを目指したい!

(※出場予定選手・データは、すべて3月26日現在。)