1月19日 (水)

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第42回大江戸賞

2020年8月13日〜2020年8月18日
優勝者:4748渡邉 雄朗(東京)

8月13日(木)に開幕したお盆シリーズの「第42回大江戸賞」は、節間を通して水面コンディションが安定。そのため、安定板が装着されたレースは一度もなく、日程通りの18日(火)に最終日の優勝戦が行われた。 なお、江戸川の水面を走り慣れた「オール東京支部」での戦いだったが、予選2日目の3Rが「5艇F」でレース不成立になった他、翌3日目の10Rでも「3艇F」が発生。結局、節間合計で「10件」のフライングが出る、大波乱のシリーズになった…。 その中で、序盤から予選を牽引したのは、初日から「3連勝」と開幕ダッシュを決めた奥平拓也(予選2位通過)と、予選を「オール2連対」でトップ通過した飯山泰。なお、飯山は準優戦(12R)を「1着」でV戦の1号艇を獲得した一方、奥平は準優戦(11R)の1周2Mで転覆(選手責任)して、無念の賞典除外となった…。 そして迎えた最終日は、夏場特有の南風(追い風)ではなく、スタンド側右斜め前方からの北東風(向かい風)が吹いた。なお、潮回りは逆目の「上げ」基調の一日だったことで、水面が多少波立つ時間帯もあったが、V戦は東風(右横風)だったため、良コンディションでレース開始となった。 レースの方は、スロー勢と、5コース発進だった山田哲也の4者がいずれも「ゼロ台」という激アツのスリット合戦になった。特に、S展示では少し後手を踏んでいた石渡鉄兵(2号艇)が、本番では「0.03」という強烈なトップスタートを張り込んできた! 注目の1周1Mは、スリット通過後に若干覗いた石渡が「差し回り」と思いきや、意表を突く「先手ツケマイ」を敢行。しかし、「上げ潮」が「40cm/s」とやや強い条件下で、切りシロのない2コースから握ったため、旋回がかなり膨れてしまった…。 それに対し、インで「0.04」を踏み込んでいた飯山が1Mを先マイ。また、石渡の捲りに幻惑されることなく、冷静に差した渡邉雄朗(3号艇)がバック線の最内を伸び上がってきたが、渡邉の差しは届き切らず、飯山が押し切り態勢を築いたかに見えた。 そして、続く2Mを先取りした飯山だったが、旋回後期で舳先が若干浮き気味になり、絶妙な「差し」を捻じ込んだ渡邉が飯山を逆転。なお、2周ホームで「内有利」の形を作った渡邉は、2周1Mを冷静に回り切ると、次の2周2Mを回った時点で、ようやく「V」が確定的になった! 後続は、2周1Mをブン回った石渡が、2番手を走る飯山との差を詰めたが、2周2Mでターンマークに接触して万事休す。飯山が2着、転覆寸前だった石渡も何とか態勢を立て直して3着に入線した。 さて、渡邉は当地「6回目」の優出にして、悲願の地元「江戸川初制覇」を達成。過去に当地で2年間に亘って「フレッシュルーキー」を務め上げた渡邉は、常々「江戸川で優勝したい!」と当地でのVを熱望していたが、江戸川を制する前に一足早く、今年4月の戸田で同じ赤カポックの3コースから「デビュー初V」を飾っている。 ちなみに、渡邉はかつて江戸川では2回、ポールポジション(1号艇)からのV戦を経験しているが、4年前の「大江戸賞」では濱野谷憲吾の「4カド捲り」に沈んで大敗(5着)。そして、2018年暮れの「京葉賞」では、乙津康志との壮絶なデットヒートの末、競り負けての「準V」と悔しい過去を経験。今回は、悔しさを味わった「大江戸賞」で4年越しのリベンジを成し遂げた格好だ。 その渡邉は、(生粋の捲り屋である)佐藤大佑ほどではないが、基本的には「伸び型」を好むタイプ。そのため、過去の当地を振り返ると、機歴的に「出足寄り」と思えるモーターを引いた場合でも、無理矢理「伸び」を求めていた。勿論、その調整が奏功することもあったが、逆にレースがしにくい状態に陥っての「事故」というシーンも目に付いた。 ちなみに、今節の渡邉の機力レベルはV戦メンバーに入ると劣勢で、相棒(47号機)はかつて「G3江戸川女王決定戦」でA1級の中谷朋子を「節間未勝利」と苦しめた凡機。よって、苦戦を強いられる可能性もあったが、抜群の「操作性」を引き出せたことが、栄冠をもたらしたと断言していい。 本人も「今節は勉強になった。(今後も)伸びを求めることに変わりはないですけど、付かない時には、今回のように乗りやすさ重視でも行けることが分かりました!」と、大きな収穫を得た。今後も継続して伸びと回り足の「2刀流」で臨めば、戦法の幅が更に広がるし、勝率もグングン上昇するはずだ!




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