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外向発売所開設10周年記念 富士通フロンテック杯 | 2022年4月12日〜2022年4月17日 |


優勝者:4608 荒井 翔伍(東京)
6日間シリーズ(2準優制)の「第20回日本モーターボート選手会会長賞」は、節の終盤に水面が波立つシーンも多かったが、日程通りの3月12日(土)に最終日の優勝戦が行われた。 なお、今節は初日の「江戸川選抜戦」に出場した主力陣に途中帰郷者が相次ぎ、選抜組で予選突破を果たしたのは、白石健と田中信一郎の2人のみという「波乱模様」のシリーズとなった。 さらに、その白石・田中信が準優戦で敗退したため、V戦に進出したのは全て予選スタート組の面々で、6強メンバーは(枠番順に)荒井翔伍・沢田昭宏・尾上雅也・幸田智裕・マイケル田代・本橋克洋の並びとなり、この中では、尾上&マイケルの両者が「初V」を目指すファイナルとなった。 迎えた最終日は、6R頃からホーム「追い風」が強まり、逆目の「下げ潮」とぶつかって水面が荒れ始めたため、7Rに安定板が装着された他、8R以降は2周戦でレースが行われた。 そして優勝戦は、全艇が「0.15前後」のスタートタイミングで隊形は「横並び」に近かったが、スリット線通過後は「生涯でも1・2の足!」と言うほどの「直線パワー」を誇った沢田が強烈に伸びて、渾身の「ジカ捲り」を敢行。 しかし、インで捲られた荒井は冷静で、(沢田の捲りが若干膨れたこともあるが)まるで自身が「2コース戦」とも思える絶妙な「小回り旋回」で堪えると、続く2Mを落ち着いて先取り。その2Mを外マイした沢田がホーム直線で追い付いてきたが、荒井が2周1Mもキッチリ回ったところで大勢が決した。 後続は、沢田がそのまま2着に入線。そして、アウトから差し込んだマイケルと本橋の2者による「3着争い」は接戦となったが、本橋が「しぶとさ」を生かして3着に入った。 さて、準優戦終了後のインタビューでは「頑張って10全速のSを行って、それでダメなら仕方がない」と、良い意味で開き直っていた荒井。実際のところ、V戦のSTは6番手の「0.18」ではあったものの、ジカ捲りを浴びながらインで耐え切れたのは、豊富な「水面経験」に加えて「平常心」でレースに臨めたからこそだろう。 さらに、今シリーズは「調整面」でも正解を出していた。荒井曰く「全体に中の上」と言う評価ではあったが、意のままにターンができる「操縦性」を仕上げ切れていたことが大きかった。 その荒井は一昨年12月の平和島以来、通算では自身「8回目」の優勝。そして、当地では2018年6月の「ルーキーシリーズ」以来となる久々の美酒(※当地通算3回目)となった。 なお、昨年9月のG3戦(アサヒビールカップ)の初戦で「F」に散って以降、江戸川では消極的なレースが続いて精彩を欠いていた。しかし「今は(事故率の)足かせがない分、いつもに比べると気持ちの面で余裕がありますね」と言う通り、今シリーズは予選から伸び伸びと思い切りのいいレースができていた。 これで前走地の福岡から「連続優出」と調子を上げてきており、勝率も「6.09」まで上昇。近年はA2級に甘んじているが、今一度気持ちを引き締めて、久々の「A1級昇格」を狙いたい!
6日間シリーズ(2準優制)の「第20回日本モーターボート選手会会長賞」は、節の終盤に水面が波立つシーンも多かったが、日程通りの3月12日(土)に最終日の優勝戦が行われた。 なお、今節は初日の「江戸川選抜戦」に出場した主力陣に途中帰郷者が相次ぎ、選抜組で予選突破を果たしたのは、白石健と田中信一郎の2人のみという「波乱模様」のシリーズとなった。 さらに、その白石・田中信が準優戦で敗退したため、V戦に進出したのは全て予選スタート組の面々で、6強メンバーは(枠番順に)荒井翔伍・沢田昭宏・尾上雅也・幸田智裕・マイケル田代・本橋克洋の並びとなり、この中では、尾上&マイケルの両者が「初V」を目指すファイナルとなった。 迎えた最終日は、6R頃からホーム「追い風」が強まり、逆目の「下げ潮」とぶつかって水面が荒れ始めたため、7Rに安定板が装着された他、8R以降は2周戦でレースが行われた。 そして優勝戦は、全艇が「0.15前後」のスタートタイミングで隊形は「横並び」に近かったが、スリット線通過後は「生涯でも1・2の足!」と言うほどの「直線パワー」を誇った沢田が強烈に伸びて、渾身の「ジカ捲り」を敢行。 しかし、インで捲られた荒井は冷静で、(沢田の捲りが若干膨れたこともあるが)まるで自身が「2コース戦」とも思える絶妙な「小回り旋回」で堪えると、続く2Mを落ち着いて先取り。その2Mを外マイした沢田がホーム直線で追い付いてきたが、荒井が2周1Mもキッチリ回ったところで大勢が決した。 後続は、沢田がそのまま2着に入線。そして、アウトから差し込んだマイケルと本橋の2者による「3着争い」は接戦となったが、本橋が「しぶとさ」を生かして3着に入った。 さて、準優戦終了後のインタビューでは「頑張って10全速のSを行って、それでダメなら仕方がない」と、良い意味で開き直っていた荒井。実際のところ、V戦のSTは6番手の「0.18」ではあったものの、ジカ捲りを浴びながらインで耐え切れたのは、豊富な「水面経験」に加えて「平常心」でレースに臨めたからこそだろう。 さらに、今シリーズは「調整面」でも正解を出していた。荒井曰く「全体に中の上」と言う評価ではあったが、意のままにターンができる「操縦性」を仕上げ切れていたことが大きかった。 その荒井は一昨年12月の平和島以来、通算では自身「8回目」の優勝。そして、当地では2018年6月の「ルーキーシリーズ」以来となる久々の美酒(※当地通算3回目)となった。 なお、昨年9月のG3戦(アサヒビールカップ)の初戦で「F」に散って以降、江戸川では消極的なレースが続いて精彩を欠いていた。しかし「今は(事故率の)足かせがない分、いつもに比べると気持ちの面で余裕がありますね」と言う通り、今シリーズは予選から伸び伸びと思い切りのいいレースができていた。 これで前走地の福岡から「連続優出」と調子を上げてきており、勝率も「6.09」まで上昇。近年はA2級に甘んじているが、今一度気持ちを引き締めて、久々の「A1級昇格」を狙いたい!
12R 優勝戦 |
着 | 枠 | 選手名 | タイム |
|
||||||||||||||||||
1 |
![]() |
荒井 翔伍 |
1'14"9 |
|||||||||||||||||||
2 |
![]() |
沢田 昭宏 |
1'15"7 |
|||||||||||||||||||
3 |
![]() |
本橋 克洋 |
1'17"0 |
|||||||||||||||||||
4 |
![]() |
マイケル田代 |
1'17"8 |
|||||||||||||||||||
5 |
![]() |
幸田 智裕 |
|
|||||||||||||||||||
6 |
![]() |
尾上 雅也 |
|
払い戻し | |||||
2連勝単式 |
![]() ![]() ![]() |
330円 |
3連勝単式 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
1,780円 |
2連勝複式 |
![]() ![]() ![]() |
240円 |
3連勝複式 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
720円 |
備 考 |
払い戻し詳細 | 水面気象情報 | ||||
単勝式 |
1
|
170円 |
|
天 候 |
晴れ
|
|
|
|
波 高 |
15cm
|
|
|
|
|
|||
複勝式 |
1
|
110円 |
|
風 向 |
南 |
2
|
120円 |
|
追い風 |
||
|
|
|
風 速 |
6m |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|||
2連勝単式 |
1-2
|
330円 |
1 |
気 温 |
19.0℃ |
|
|
|
水 温 |
11.0℃ |
|
2連勝複式 |
1=2
|
240円 |
1 |
流 速 |
-30cm |
|
|
|
水 位 |
─ |
|
3連勝単式 |
1-2-6
|
1,780円 |
4 |
満潮時刻 |
─ |
|
|
|
干潮時刻 |
─ |
|
3連勝複式 |
1=2=6
|
720円 |
3 |
返 還 |
|
|
|
|
|
||
拡大 2連勝複式 |
1=2
|
140円 |
1 |
||
1=6
|
310円 |
4 |
決まり手 |
||
2=6
|
390円 |
9 |
逃 げ |
||
|
|
|
|||
|
|
|
|||
備 考 |
|
