4月20日 (土)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

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江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯

2023年9月24日〜2023年9月29日
優勝者:3716 石渡 鉄兵(東京)

「東京」「埼玉」「群馬」の3支部の精鋭によって争われた「G1第68回関東地区選手権」は、日程の変更もなく、2月15日(水)に優勝賞金「480万円」を懸けた優勝戦が行われた。 なお、予選トップ通過を果たした石渡鉄兵は、準優【12R】を楽に逃げ切って、V戦のポールポジションを獲得。さらに、地元の東京支部勢からは、大池佑来・飯山泰の2者もファイナル進出を決めた。 そして、予選3位から準優【10R】を勝ち気った畑田汰一と、準優【11R】を逃げ切れずに2着惜敗の佐藤翼(同2位)もベスト6へ。なお、準優12Rで2着に入線した長田頼宗は「不良航法」を取られて賞典除外に…。その結果、同レース3着の中澤和志が繰り上がって、最後の優出権利を掴んだ。 その結果、今回の「関東チャンプ決定戦」は、奇数枠に「東京勢」、一方、偶数枠には「埼玉勢」がエントリーした「2支部決戦」となった。 なお、迎えた最終日の開催は、強い北風(向かい風)が吹き荒れたため、1Rから安定板を使用。周回も2周に短縮してレース開始となったが若干、水面コンディションが改善した10R以降は、通常の3周戦で行われた。 そして、V戦時刻は折からの強風が沈静化。好水面でのラストバトルとなったが、バシッとトップS(ST0.11)を決めたのはインの石渡。注目の1周1Mは、「ジカ捲り」で勝負に出た畑田(2号艇)のターンが大きく膨れ、旋回中期で振り込んだ畑田は無念の転覆失格に…。 そのアクシデントを尻目に、慌てず騒がず「自分の旋回」に徹した石渡は、1Mを力強く先マイすると後続艇との差をグングン広げた。そして、早くも「一人旅」に持ち込んだ石渡は、続く2Mを丁寧に先取り。事故艇が出たため、ここで石渡の「V」が確定した! 後続は、4カドから差した佐藤翼と、捲り差しで切り込んだ飯山(5号艇)による次位争いになったが、2Mを内有利に回った佐藤翼が2着。その2Mを外マイした飯山が3着で態勢は決した。 さて、最後まで「江戸川王」の称号に相応しい走りで2度目の「地区選V」を成し遂げた石渡。なお、石渡の節間における「ターニングポイント」は、予選2走目の5枠戦。1周バックで最後方だった石渡は、道中で他艇をごぼう抜きして2着に入線。「追い抜き敢闘賞」も授与されたこの一戦で「エンジンの良さを確信できた」石渡は、予選「トップ通過」へ大きく前進し、最終的に「王道V」へ結び付いた! その石渡、「Sは絶対入ってるなと思ったし、勘通りでした。畑田は若いし、(ツケマイに)来るのは読んでいましたよ」と涼しい顔でレースを振り返った。血気盛んな若手の「奇襲」に一切惑わされることなく、「経験値」の差を見せ付けた石渡の堂々たる勝利だった。 ちなみに、過去に「55・57周年記念」を制している石渡にとって、当地のG1タイトルは今回で3つ目。惜しい「準V」に終わった前節(当地の67周年)のリベンジを果たした石渡は、この勝利で3月に平和島で行われる「SGボートレースクラシック」の出場権利も獲得。 ちなみに、東京支部からクラシック出場が確定していたのは山田哲也のみという状況だった。「(山田)テツに『お願いします』と言われていたし権利を獲れて良かった。何とか2人で盛り上げたい。思い切って行くだけですね!」と「最終切符」を掴んだ石渡は安堵感を漂わせるとともに、大一番での奮闘を誓った! 最後に、131期の「修了チャンプ」で将来を嘱望されている長男の翔一郎に「モチベーションを上げてもらって感謝してます」とも話していた石渡。今後もまだまだ「江戸川の絶対君主」に君臨するのは必至。そして、今年は記念・SG戦における活躍も期待したいところだ!




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