11月26日 (木)
東京健康ランドまねきの湯カップ

ホーム/総展望

東京健康ランドまねきの湯カップ / 11月26日〜11月29日

節全体の展望・注目の選手

地元A1級と当地3割増しの桑原が遠征勢を迎撃!

記念常連の木下、当地巧者・佐藤も主役の座を競う!




3940
飯 山    泰

4366
前 沢  丈 史

4430
永 田  秀 二

4759
今 泉  友 吾

4659
木 下  翔 太

3813
佐 藤  大 介


次回は11月26日(木)に始まる「東京健康ランドまねきの湯カップ」の4日間開催(得点率制)。なお、当節の潮回りはシリーズを通して「上げ」基調となっている。晩秋を迎えて(潮流と対峙する)北寄りの「向かい風」が強まる日も出てきそうで、「波乗りの巧拙」が問われる可能性もある短期決戦だ。

さて、出場メンバーにおいて、現在も来期(※来年1月以降の2021年前期)もA1級なのは計6選手だが、その内4名を飯山泰前沢丈史永田秀二今泉友吾の地元・東京支部勢が占めている。

中でも、当地は通算「34優出&7V」という断トツの水面実績を誇る飯山は、江戸川における通算勝利数も「205」と、すでに大台を突破。東都きっての「速攻派」は一般戦が舞台なら、まだまだ「力量上位」と言える存在だ。

その飯山は、今年「3回目」の当地参戦。なお、2月の「日本MB選手会会長賞」では、予選2走目に非常識なF(+0.06)を犯して、即日帰郷の憂き目に遭っている…。しかし、続くお盆開催の「大江戸賞」では、節間「オール2連対」と快走。ラストは「準V」に終わったが、文句なしの走りで「シリーズリーダー」を務め上げた飯山は、4年以上遠ざかっている当地Vへ気合を入れて乗り込んで来るはずだ。

そして、前沢は前回の当地戦(大江戸賞)の予選2走目で痛恨のF失権。しかし、それ以前は当地で「7連続優出&1V」と無類の安定感を誇っていた。「低調機」を引いた場合でも「回り足系」を仕上げていたし、江戸川における調整の「方向性」と「ツボ」を掴んでいる印象だ。

なお、昨年は年間「4V」を飾った前沢だが、今年は「13優出」で優勝はゼロ。よって、そろそろ「優出名人」の座から脱却を図りたいところ。ちなみに、当節の地元A1級4者で最も「波乗り」が巧いのはこの前沢で、潮回りが悪い当シリーズは「水を得た魚」の如く活躍するかも…!?

永田は、2月のG1戦(戸田・関東地区選手権)で初の特別タイトルを獲得。その勝利で出場権利を得た2度の「SG戦」はともに予選敗退に終わったものの、彼にとって2020年はブレイクイヤーとなった。前期は夏場に少し調子を落として、期末は「A1級勝負駆け」に追い込まれたが、10月の「G1平和島66周年」で「準V」と好走して、事なきを得ている。

その永田も、前回の「大江戸賞」でFを切ってしまったが、以前に比べると当地における「機出し」に安定感が出てきた。モーターが仕上がった時の1周1Mの「決め手」は実に鋭く、「伸び足」の良い良機を引けると「ピンラッシュ」も十分に可能だ!

また、今泉は無難に曲れる状態であれば、舟足が平凡でも普通に「2・3着」が獲れる捌き巧者。しかし、今年9月以降はやや精彩を欠いている印象。当地でも前回9月の「東京中日スポーツ杯」では(モーターが非力だったこともあるが)調整にも苦戦して、まさかの賞典漏れを喫している…。斡旋がビッシリ詰まっている年末戦線へ向けて、態勢を立て直しておきたいところだ。

さらに、「当地3割増し」の桑原将光は今年「7回目」の江戸川参戦で、当地は「2連続優出中」。特に、前回9月の「3代目江戸川番長決定戦」は、生命線である「出足」+「回り足」が仕上がったことで節間「オール3連対」と、上々のパフォーマンスを見せた。再び「実戦仕様」の舟足を引き出すことができれば、好勝負は確約だ!

一方の遠征勢では、木下翔太佐藤大介の力量が圧倒的。主力クラスの層が分厚い「大阪支部」において「記念レギュラー」にまで成長を遂げた木下は、未だにG2以上の特別タイトルに手が届いていないが、特別戦での優出回数はすでに「18回」を数える。「巧さ」と「強さ」を兼備するだけに、1つタイトルを獲ることができれば、続けざまに「2つ、3つ…」と記念を勝てるポテンシャルを秘めている!

なお、木下は昨年1月のG1戦(63周年記念)以来となる江戸川参戦。その前回こそ負傷によって途中帰郷しているが、それ以前は「3連続優出」と出場機会こそ多くないものの、水面相性は決して悪くない。よって、あっさりと「江戸川初V」を飾っても不思議ではないし、少なくとも優出までは堅そうだ。

対する佐藤は、当地通算「15優出&4V」と、遠征組においてはピカイチの水面実績を誇る。スタートよりも「捌き重視」で、「道中戦の鬼」と言っても過言ではないくらい競り合いには滅法強い。それとともに、愛知支部でも指折りの「波乗り巧者」で、荒水面の強さも天下一品。極端な低調機を引かぬ限りは、優出戦線にしぶとく絡んでくるはずだ。

そして、埼玉支部の白井友晴も、佐藤と同等(※当地通算15優出&3V)の江戸川実績を誇る代表的な水面巧者の一人。今年は当地を3節走って優出ゼロながら、賞典入りは一度も外しておらず、舟券への貢献度は高い。脚質に応じて硬軟自在に運べるタイプで、調整面における「引き出し」は広い。良機を引けると「爆発的」にモーターが噴きまくる時もあり、機の仕上がり如何ではV争いに参入してくるだろう。

さらに、現在A2級の面々では近畿勢の手駒が豊富。まず滋賀支部からは、佐竹恒彦片橋幸貴の2名が参戦を予定しているが、佐竹は1Mに道中と的確に捌いてくる堅実派で、戦法的にも「出足型」のモーターが合っている。その出足と「操作性」がしっかりしていれば3連圏を外すことは少ないし、江戸川の走り方も熟知している。

一方の片橋は、佐竹とは好対照で豪快な「握りマイ」が身上。勿論、差しに回る時もあるが、攻めて行ける隊形であれば積極的に自力で仕掛けて行くタイプ。さらに、片橋と言えば、今や同支部の是澤孝宏をも凌駕する「波の鬼」で、激しくうねる水面でも、異次元の「握り」と「被り」で魅せてくれる。よって、ツボに嵌れば、この片橋が「江戸川初制覇」を成し遂げる可能性は十分にあり得る!

そして、木下に次ぐ大阪支部勢は、三宅潤小池哲也井上一輝の3人。三宅は当シリーズが今年「3回目」の江戸川参戦。どちらかと言えば「連下型」で、内コースからの立ち回りは堅実。その一方、時に中外枠から大胆な攻めを放つ「意外性」も秘めており、良機の援護を得ると面白い存在になる。

小池は、昨年に「2代目江戸川番長」を襲名した修平の兄。弟は強気一辺倒なのに対して、兄の哲也は「差し」が多く「出足型」の調整で臨むタイプだ。「剛腕」を誇る修平ほどではないものの、哲也も江戸川の水面を乗りこなせている印象。今期は出だしの期初めで躓いただけに、ここで流れを変えたいところだ。

残る井上は、近畿地区の「トップルーキー」に選出されている有望株。昨年は「2V」を挙げてA1級に上り詰めたが、現在は2期連続でA2級と小休止。しかし、戦法の幅が広く「捲り差し」の精度も高いため、まだまだ上が望める器。当地での経験は浅いが、前回4月の「スポーツニッポン杯」で現行モーターを経験している強味を生かしたい。

兵庫支部からは、過去に江戸川で稼いだ泉具巳とともに、田路朋史重木輝彦の計3名がエントリー。泉は、今もなお「エンジンなり」に江戸川の水面を的確に乗りこなしてくるが、現在当地で最も活躍しているのは田路だ!

その田路は、当地で通算「4優出」をマークしているが、今年は2月の「夕刊フジ杯」で「江戸川初V」を達成すると、前回9月の「東京中日スポーツ杯」でも「準V」と完全に当地水面を「ドル箱」にしている。その好走の要因は「伸び型」のセッティングで、直近2節はともに強烈に伸びていた。従って、当節もその調整がバシッと嵌ると面白く、優出戦線を大いに盛り上げることだろう。

重木も、江戸川は「初優出」を果たした水面。直近の当地2節は非力なモーターに手を焼かされたが、それ以前はコンスタントに好走。田路と同様に、強気な「伸び型」で挑むことが多く、その調整が合えば楽しみは広がる。前走地の芦屋で優出と、自身もリズムを上げているだけに、いつも以上に注目したい!

(※出場予定選手・データは、すべて11月22日現在。)

開催日別 展望
11月26日(木)

初 日
選抜組では前沢丈史が快速機をゲット!

今節は「東京健康ランドまねきの湯カップ」の4日間シリーズ(得点率制)。なお、昨日の前検日は、北風(向かい風)と逆目の「上げ潮」が対峙して、若干ポチャ波が立つ水面だったが、通常通りに「タイム計測」+「S練習」が実施された。

迎える本日の初日も「向かい風」が吹いて、潮回りは「上げ」基調の一日。ただ、強い風は吹かぬ見込みで、まずまずの水面コンディションでシリーズの開幕を迎えられそうだ。

さて、初日メインの「江戸川選抜戦」には、地元の東京支部が4名と、遠征組の2名がエントリーしたが、その地元勢で最も若い今泉友吾が1号艇に組まれている(※初日1回乗り)。

しかし、その今泉は「重たいし、(前検の)7班は良い機の人ばかりで、直線も分が悪かったです…」と渋い顔。ちなみに、タッグを組む「32号機」は夏場以降、軒並みA級選手が苦戦を強いられているモーターで、繊細な調整が要求されるとともに、選抜戦は1枠でも過信禁物だ。

一方、選抜組で最も良いモーターを手にしたのは前沢丈史(4枠※前半は6R1枠)で、相棒の「55号機」は、前節の「ルーキーシリーズ」でも上々の「伸び足」を引き出した井上忠政がベスト6入りを果たしている。実際、前沢の「伸び気配」は良く見えただけに、選抜戦でも「カド一発」には警戒が必要だ。

さらに、木下翔太(2枠※1回乗り)と飯山泰(6枠※1回乗り)も前検内容は良好。まず、「出足型」の飯山は「伸び寄り」に脚質転換を図る構えだが、特訓の「行き足気配」は上々だった。また、木下は(同じ6班で練習した)片橋幸貴が「木下さんが一番伸びていた」と証言。よって、前沢より枠番のいい木下の「先攻め」も十分に考えられる。

対して、永田秀二(3枠※前半は7R2枠)と佐藤大介(5枠※1回乗り)は、今泉にも増して気配が冴えなかった。特に、佐藤の「31号機」は近況「ワースト級」とも思える低調機で、抜本的な整備が必要かも…。

一方、永田が手にした「57号機」は、9月に松田大志郎が「V」を飾るなど、動きが良かった時期もあって、素性は決して悪くない。従って、調整がバシッと嵌れば、良化してくる可能性はありそうだ。

選抜組以外では、注目のエースモーター(51号機)を白井友晴が獲得した他、それに次ぐパワーを有する「30号機」を小池哲也が引き当てた。

まず、白井は「凄くプレッシャーが掛かるなぁ」と苦笑い。「それほど手応えはなかったけど、多分、レース足がいいんでしょうね」と、実戦での「大化け」を期待していた。実際のところ、この「51号機」は伸びよりも、素晴らしい「実戦足」が特長で、初日の2走(6R3枠&11R1枠)は要チェックだ!

一方の小池(3R5枠※1回乗り)は「Sが速いと言うか、しっかり届いてました。行き足が良さそうですし、クルっと回れる感じもありましたね!」と、こちらは手応え十分。攻めが身上の「2代目江戸川番長」の弟・修平に対し、兄の哲也は「堅実派」だが、良機の援護を得た今節は「剛」の走りが期待できるかも…!?

その他、泉具巳(26号機)・三浦洋次朗(27号機)・井上一輝(70号機)・渡邉昌成(23号機)に加えて、当地初出場の相馬翔(69号機)の計5名も、「パワー上位」と言える好歴機をゲットしている。

この中では、泉(8R2枠※1回乗り)が「機の勝率が高いし、良いかと思ったけど、普通くらいかな…」と期待外れの様子。ただ、飯山の話では「泉さんと足併せをして、行き足は泉さんの方が強い」とのこと。基本的に「自力タイプ」の泉にとっては、持ち味が行きそうな脚勢と言える。

そして、三浦(6R5枠※1回乗り)は「体感的に押していたし、力強さは感じましたね」と話していたが、「波は凄く苦手です…」とも。今節は「上げ潮」基調で潮回りは芳しくないが、水面が極端に荒れなければ、機力的に好勝負は可能だろう。

また、泉と同じ兵庫支部の田路朋史(9R1枠※1回乗り)と重木輝彦(7R1枠&11R3枠)、さらに、前回の当地戦で「デビュー初V」を飾った埼玉支部の新鋭・畑田汰一(3R6枠&9R2枠)にも注目しておきたい。

まず、当地では「伸び型」の調整がズバズバ嵌る田路だが、昨日は「出足は悪くないけど、伸びがなかった…」とのこと。そのため、初戦(9R)はS展示での「直線気配」をしっかりと見極めたいところだ。

それに対し、重木は「起こしに行き足・直線と良く、手応えがあった。前検としては合格です!」と目を輝かせており、相当に出ている感じ。また、畑田は「普通あるかないか。伸びと乗り心地がくる、江戸川っぽい形にペラを叩きます」と話していたが、「中上以上」の素性を誇る「41号機」が相棒とあって、動きが「一変」する可能性は十分ある!