8月21日 (水)
第43回日刊スポーツ杯

ホーム/総展望

第43回日刊スポーツ杯 / 8月18日〜8月21日

節全体の展望・注目の選手

赤岩河合をはじめ、東海勢に主力クラスが大挙集結!

地元のテクニシャン・中野が強力遠征勢を受け止める!




4075
中 野  次 郎

3946
赤 岩  善 生

4494
河 合  佑 樹

4067
永 井    源

4483
北 野  輝 季

4342
谷 野  錬 志


次節は、8月18日()に初日を迎える「第43回日刊スポーツ杯」の4日間シリーズ。当節は予選3日間のポイント上位6名がファイナルに駒を進める「得点率制」で争われるが、取りこぼし禁物の“短期決戦”とあって、選手個々の「調整力」が問われる一節と言えそうだ。

なお、当シリーズは節間を通して「下げ潮」基調の潮回りとなっているが、夏真っ盛りで、基本的には(潮と対峙する)南寄りのホーム「追い風」が吹くことが予測される。よって、風速が強まるようだと好コンディションは見込めず、“波乗りの巧拙”が問われる4日間になる可能性もある。

さて、計「9名」のA1級が参戦を予定しているが、“地元の砦”として期待が懸かるのは中野次郎。今期は多摩川の「SGグランドチャンピオン」で予選突破を果たすと、先月の常滑「SGオーシャンカップ」ではファイナルに進出。大舞台で存在感を大いにアピールしている他、現在のところ“4連続優出中”と好ペースで飛ばしている!

その中野は、予選敗退に終わった1月のG1戦(63周年記念)以来の当地参戦だが、江戸川の一般戦となると、2017年2月の「デイリースポーツ杯」以来2年半ぶり(※優出2着)。ここ最近、当地では今ひとつ結果を出せていないが、当節は地元の“主砲”として臨む一節。1ヵ月後に控えているG1戦(64周年記念)へ向けて、調整の感覚を掴むとともに、約6年半も遠ざかっている“当地V”へ初日から闘志を燃やしてくるはずだ。

そして、遠征組は東海地区に“主力クラス”が集結。まず「5名」のA1レーサーを擁する「愛知勢」では、当地で“全国24場制覇”を達成した昨年4月の「日刊ゲンダイ杯」から1年4ヶ月ぶりに赤岩善生が参戦する。悲願達成までの道のりは長く困難を極めたが、通算「8回目」の当地優出にして栄冠を勝ち得た。

“超一流”の「整備力」+「調整力」を駆使して、モーターのポテンシャル以上の舟足を引き出してくる赤岩は、現在のところ今年「4回」の優勝を飾っている。来春の「SGボートレースクラシック」出場へ前進する“V5”、そして“江戸川連覇”を虎視眈々と狙ってくる!

天野晶夫永井源の両者は、双方ともに当地実績が豊富。緩急自在のハンドルワークが売りの天野は、道中戦においても諦め知らずの粘りを発揮。愛知支部きっての“一般戦強豪”である天野は、荒水面への適応力も高く、優出圏を沸かせる存在になってくるのは必至だ。

一方の永井は「機出し」に不安定さがあるものの、ある程度のレベルにモーターが仕上がりさえすれば、スピード満点の攻撃を繰り出してくる。小技よりダイナミックな“大技”が武器で、外コースも全く苦にしない。それに加えて、愛知支部でも有数の“波乗り巧者”で、潮回りが芳しくない当シリーズの水面も力強く乗りこなしてくることだろう。

さらに、愛知支部からは北野輝季中山雄太の2人もエントリー。抜群の“S力”を武器の積極果敢に攻めまくる北野は、前記した中野(※後記する上村純一も)とともに、9月の当地G1戦(64周年記念)にも参戦予定。V経験こそないものの、難易度の高い江戸川水面を豪快に乗りこなすだけに、この北野も永井と同様、水面が荒れると“2割増し”の評価が下せる。

一方の中山は、今期が初のA1級。地道に力を付けて、ここ1・2年ほどで「1着率」が急激に上昇。モーターをコンスタントに出せるようになったことが大きいが、1Mの“決め手”も鋭さを増している。新鋭時代は苦戦続きだった当地だが、昨年10月のG2戦(江戸川634杯)で“特別戦初優出”を果たすと、前回4月の「ジャパンネット銀行賞」でもベスト6入り。今や“得意水面”とも言える江戸川で、今回もひと暴れを目論んでいる。

そして、静岡支部からは河合佑樹谷野錬志が参戦。特に、6月の「G1宮島65周年」でベスト6入りを果たした河合は、続く7月の「G2尼崎MB大賞」で自身初の“特別タイトル”を獲得して勢い十分。「捲り差し」の精度は極めて高く、記念級が多数揃う静岡勢においても、トップクラスの“旋回力”を誇る。

その河合は、以前に「波水面は好きじゃない」と話していたが、当地では昨年5月の「スカッとさわやか杯」で“初V”を飾っている。確かに旋回の“切れ味”で勝負するタイプとあって静水面がベターだが、江戸川の水面にもキッチリ適応できているし、この河合がV候補の“最右翼”かもしれない!

対する谷野は、やや調子の波が大きいタイプだが、典型的な“速攻肌”で、リズムに乗ってくると“ピンラッシュ”も十分。「江戸川はいいか悪いかがハッキリしてる」と言う谷野だが、昨年以降は当地を4節走って「3優出」と高い確率で好走中。自身の近況も2節前の桐生企業杯(G3)で優勝とリズムは絶好。当シリーズを席巻する可能性もありそうだ。

愛知・静岡の両支部からは、その他にもA2級の谷本幸司佐藤博亮北川潤二原豊土星栄爾が名を連ねているが、中でも注目したいのは、今期好ペースの原&星の静岡勢だ!

原は今期に入って、芦屋と浜名湖で優勝。勝率も「6点台中盤」に乗せており、往時の“攻撃力”が復活してきた印象。当地は「6節連続」で予選敗退、過去に「1優出」しか記録していない“苦手水面”だが、決して波が乗れない訳ではない。良機の援護を得て初日からリズムに乗れるようなら、好勝負を演じても不思議ではない。

一方の星は、昨秋10月の蒲郡「ボートレースダービー」でSG初出場し、準優戦に進出。その頃は絶好調で、十八番の「速攻捲り」を連発していたが、前期に「F2」を犯してリズムが急下降…。A1級からも陥落してしまったが、今期は徐々にだが復調している。約2年ぶりとなる当地において、さしたる実績は残せていないが、持ち味を出せる「伸び型の良機」を手にすると、一躍面白い存在になってくる。

群馬支部屈指の“S巧者”で、ダッシュ乗りが抜群にいい上村純一にも注目だが、前節の平和島で「F」を切ったのは減点材料。それに加えて、当地では今ひとつ安定感に欠ける。ただ、過去には当地のG2戦で優出経験があるように、機がしっかり動いていれば、荒れ気味の水面でも乗りこなしてくる。

また、白井友晴富永正人島田賢人の「埼玉勢」では、白井・富永の同期コンビが、ともに江戸川水面との相性が抜群で“全天候型”という点も大きな強味。柔軟に立ち回る白井に対して、富永は気っ風のいい攻めが魅力だが、好モーターの後押しがあると、両者とも優出戦線に割って入ってくる可能性も十分ありそうだ。

最後になるが、かつては当地で稼ぎまくっていた西田靖遠藤晃司の地元両ベテランも要注目だ。特に、江戸川のG1戦を「3回」も制している西田は“エース級”の強さを誇った古豪。“イン屋”に転身して長い月日の経つ西田だが、当地では「枠なり」の進入が基本。普段は見ることのできない西田の“ダッシュ戦”が見られるのも江戸川ならではだ!

(※出場予定選手・データは、すべて8月14日現在。)

開催日別 展望
8月21日(水)

最終日
完全V目指す星の難敵は節イチの中山!

昨日の3日目(予選最終日)は、北寄りの「向かい風」が吹いた初日・2日目とは打って変わり、南寄りの「追い風」が卓越。それに対して、潮回りは逆目の「下げ」基調で、時間帯によっては水面が若干波立った。そのため、6R以降は安定板を装着してレースが行われた。

その3日目は、1号艇が「4勝」とインの利きは今ひとつ…。波長は小さいものの「うねり」が発生したため、水面に不慣れな選手が「ターン漏れ」するシーンが目に付き、江戸川らしい“道中の逆転劇(抜き)”が非常に多い一日だった。

なお、本日の最終日は「向かい風」でスタートして、午後に入ると「追い風」に変化する気象予報だが、風速は強まらぬ見込み。対する潮回りは、引き続き「下げ」基調の一日だが、水面コンディションが極端に悪化することはなさそうだ。

さて、前日まで「3戦全勝」の星栄爾は、予選ラストの昨9Rを3コースから捲りに出たが、「追い風」によってターンが膨れて、4カドから捲り差した塚田修二が先行。しかし、星は続く2Mで渾身の差しを捻じ込むと、2周1Mで塚田の内をすくって逆転の1着ゴール。堂々の予選トップ通過で、いよいよ“完全V”に王手を懸けた!

また、今節は(予選3日間の)短期決戦とあって、優出争いは混迷を極めたが、ボーダー上に位置していた面々では、前日2位の北川潤二と、同3位タイに付けていた赤岩善生、同5位の永井源の3者がベスト6入りに成功。

対して、ボーダー下(前日7位以下)からは、昨日“連勝”の中山雄太(同7位タイ)&谷野錬志(同12位タイ)がジャンプアップを果たして、逆転優出を果たした!

その結果、優勝戦は(枠番順に)星栄爾・永井源・中山雄太・赤岩善生・谷野錬志・北川潤二の並びとなり、静岡支部(2名)と愛知支部(4名)による“東海決戦”となった。

さて、予選を“全勝”で締め括った星だが、2日目(7R)のイン戦と、昨9Rはともに道中の「抜き」による勝利。それでも、その2走で見せた“執念”は本当に素晴らしかった。機力面も「初日にペラを叩いてからは、ずっといいですね!」と、特に“直線系統”の仕上がりは十分に上位クラスだ。

2連対率が「20%」にも満たない相棒の「66号機」だが、星自身は「エース級ではないけど、いいエンジン。そうじゃないと(1着を)獲れないよ」と絶賛。ただ、「正直自信はない。インは得意じゃないから…」とも話している通り、中外コースからの「捲り」を得意とする星だけに“磐石”とは言い切れぬ面もある。しかし、インから先に回れば、栄冠を勝ち獲る可能性はそれなりに高そうだ。

その星にとって、最大の“難敵”として立ちはだかるのは、3コースの中山雄太だろう。「自分が失敗しても前に進んでくれるし、節イチと言ってもいい。思い切ってSを行ければ、自分から攻めて行ける足ですね!」と中山本人が自信を示す通り、正味のパワーは完全に星を凌駕している!

「選手になって、こんなに何もしないのは初めてかも…」とも話している中山は、ここまで“ステイ”の姿勢を貫き、前操者(堤健一)からの「超抜パワー」を十二分に発揮している。最後の大一番で「ゼロ台」の“快S”を決めることができれば、中山の“V”も十分ありそうだ。

その他の4選手では、永井と谷野の舟足は、明らかに見劣る。「悪いところはないけど、中堅ですね」と言う永井は、インの星が中山の攻めに飛び付くと「差し場」が開くが、その展開でキッチリ差したとしても、静水面で勝ち切るまでは難しいかも…。

谷野も「S一発」の魅力はあるが、5コースと言うポジションは、現状の舟足的に少々遠い。

その一方で、中山が遮二無二攻めて行く展開になれば、赤岩&北川の「師弟コンビ」にチャンスが出てきそうだ!

すでに今年“V5”を達成している赤岩は「伸び型の調整も考えるよ。優勝だけ狙って走る!」と気合十分だが、より有効なのは「展開を突く」作戦の方だろう。仮に、中山と星がまともに“競り合う”展開になれば、赤岩がガラ空きの1Mを突き抜ける…という可能性はあり得る。

さらに、弟子の北川は、同じ6枠から2日目(3R)に「捲り差し」で勝利している。この北川は、赤岩より「実戦向き」の足に映るし、レバーを当てた時の「反応」と「舟の向き」は抜群。不利な大外枠から勝ち切るのは厳しいかもしれないが、北川を“連穴”として推奨しておきたい!
8月20日(火)

3日目
3戦全勝の星栄爾が得点率トップを快走!

昨日の2日目も、初日と同様に、ホーム「向かい風」が卓越。それに対して、潮回りは順目となる「下げ」基調で概ね好コンディションとなり、「上げ潮」に変化した10R以降も、スタンドが遮る右斜め前方からの「北東風」ということが幸いして、ポチャ波が立つ程度の水面でレースが行われた。

その2日目は、1号艇(8勝)+2号艇(2勝)で計「10勝」と、内コースに組まれた面々が主導権を握った。初日と類似した条件(向かい風+下げ潮基調)となったことで、各選手がある程度“S勘”を掴んだ感じで、横一線のスリット隊形が多く、「内有利」のレース形態になった。

なお、本日の3日目(予選最終日)は、初日・2日目とは打って変わって、南寄りの「追い風」が吹く気象予報が出ている。よって、逆目の「下げ潮」の時間帯に当たる8R頃までは(風速が強まるようだと)やや波が出る可能性もありそうだ。

さて、いよいよ優出(ベスト6)メンバーが出揃う予選最終日を迎えるが、初日(10R)の6枠戦を快勝して波に乗った星栄爾は、イン&3コース戦だった昨日もともに勝って、土付かずの“3連勝”。堂々の得点率トップに立っている!

その星は、イン戦だった昨7Rの1周1Mでターンが大きく膨れ、高橋直哉(2枠)と中山雄太(5枠)の両者にズブズブと差されたものの、2周1Mで先行する2者の内をすくって“奇跡的”とも言える1着奪取。星自身も「ツイてましたね!」と、ビックリ仰天の逆転勝利だった。

その星の予選ラストは、3枠戦(9R※1回乗り)となる。「伸びは十分。それに後半は出足も良かったし、上位あると思います」と機の仕上がりも万全。豪快な「捲り」で予選を締め括り、“完全V”へ王手を懸ける!

そして、北川潤二(2位)・富永正人&赤岩善生(3位タイ)の3者が得点率を「9点台」に乗せて、星を追撃している。まず、北川(本日5R2枠&12R5枠)は「レース足がいいんでしょうね。それに向かい風・下げ潮の割に、Sも届いてる」とのこと。昨3Rは大外枠から「捲り差し」で快勝した通り、機の仕上がりも申し分ない!

また、ここまで2着を「3本」並べている赤岩(2R4枠&12R3枠)の舟足も決して悪くないが、昨12Rにおいてイン巧者の赤岩を「2コース差し」で撃破した富永は「伸び型ですけど、気温が下がった分、出足・回り足も良くなりましたね」と“急上昇”を示した!

その富永は、厳しい中外枠(4R6枠&11R3枠)を残しているが、無類の“江戸川巧者”で、荒れた水面には滅法強い。“肝”となるのは大外発進となる前半戦だが、波が出る可能性のある時間帯とあって、“気合”で上位入線を目指したいところだ。

さらには、堅走が続く永井源(5位)と、昨日2連対(1着・2着)で6位までジャンプアップした塚田修二では、永井の舟足が「中堅級」なのに対して、注目モーターの「19号機」とタッグを組む塚田は、強烈なパワーを引き出してきた!

その塚田は「(足は)良くなってるけど、乗りにくいね」と納得はしていないが、展示航走の段階から初日とは気配が“一変”していた。元々が「ダッシュ肌」の選手とあって、本日の中外枠(2R3枠&9R5枠)からでも、予選を突破してくる可能性はありそうだ。

一方、ボーダー直後の7位には、中野次郎を筆頭に、門間雄大・中山雄太・北野輝季の4名がひしめき合っている。「(足は)少し良いくらいですけど、機はいい。合わせ切れれば上位になる」と言う中野(3R3枠&11R2枠)は、地元の“主砲”として優出を外す訳にはいかない。

そして、地力十分の中山(4R3枠&10R1枠)と北野(3R2枠&9R6枠)も“メイチ態勢”で臨むはずだが、北野の機力は中堅近辺で、予選ラストが「大外枠」からの戦いになるのがネックだ…。

それに対して、本日の中山は絶好のスロー枠2走残しで、相棒の「15号機」も強烈に噴きまくっている。ちなみに「4着」だった昨12Rは、3着を競っていた磯村匠が3周1Mで失速…。あわや乗り上げるところだったが、寸時のところで回避。“ツキ”もある中山は本日“連勝”での予選通過も十分可能だろう。

最後に、12位タイに並んでいる田中堅(5R4枠&9R2枠)・谷野錬志(7R2枠&11R1枠)・関根彰人(4R5枠&9R1枠)・天野晶夫(8R2枠&12R1枠)の4者も(条件は厳しいが)ベスト6入りのチャンスは残っている。

なお、“格上”の谷野&天野は絶好の内枠戦を残しているが、ともに舟足は平凡…。一方で、“伏兵級”の田中と関根は、かなり機が出ている。谷野と天野は実力的に“連勝”も可能だが、まずは直前の展示気配をしっかり注視しておきたい。
8月19日(月)

2日目
選抜ワン・ツーの中野・赤岩は機力十分!

昨日の初日は、南寄りの「追い風」が強く吹き荒れた前検日とは一転して、夏場としては異例の「向かい風」が吹いた。そのため、「下げ潮」だった8Rまでは絶好の水面コンディションになった他、逆目の「上げ潮」に変化した9R以降も、風速が弱まったことで波が出ることはなかった。

その初日は、1号艇(5勝)+2号艇(3勝)で計「8勝」を挙げた一方、中外勢(3〜6枠)も「4勝」と好勝負を演じたが、「上位機」と「下位機」が入り混じる“混成シリーズ”とあって“機力差”も感じられる一日だった。

なお、本日の2日目も引き続き「向かい風」が吹く予報で、風速も穏やかな見込み。よって、機力の裏付けがあれば、センターやアウトからの「スピード勝負」も有効な条件になってくる。

さて、昨日注目された初日メインの「江戸川選抜戦」だが、天野晶夫(3枠)以外はいずれも「ゼロ台」で飛び出す“S合戦”となった。それでも、1号艇の中野次郎が、東海地区の強豪5者を全く寄せ付けることなく逃げて圧勝。2着には、2コースの赤岩善生が続き、順当な決着となった(※3着は4枠の河合佑樹)。

その選抜戦を制した中野に話を聞いたところ、「グリップ感はもう少し欲しいけど、このエンジンいいですね。(足は全体的に)少しずつ良い感じがします」と、相棒である「24号機」の“潜在パワー”を実感した様子だった。ダッシュ枠2走の本日(2R5枠&8R4枠)も好勝負は必至で、更なる上積みも可能だろう。

そして、2着の赤岩も「行き足がいいね。Sは様子を見たけど、勘通りに行けた」と、こちらも中野と同様に確かな手応えを掴んでいた。「あとは外周りだね」と調整・整備に抜かりはない赤岩も、本日の2走(4R5枠&12R1枠)で着実にポイントアップを図ってきそうだ。

一方、中野・赤岩以外の選抜メンバーでは、初日の足色を見る限り、谷野錬志(本日7R4枠※1回乗り)と永井源(5R4枠&10R1枠)の両者は「中堅クラス」には届いている印象。ただ、この先の優出(ベスト6)入りを見据えると、多少なりとも「上乗せ」は欲しい感じだ。

対して、選抜戦で3着に何とか踏ん張った河合(6R3枠&11R1枠)と、スタートの時点で包まれて5着に敗れた天野(3R5枠&9R4枠)は、「出足」と「回り足」に課題を残している。ともに低調機とのタッグとあって、本日以降も楽な戦いは望めそうにない…。

選抜組以外では、北川潤二(1着・2着)と遠藤晃司(2着・2着)の2人が初日“2連対”と好発進を決めた。特に「足は水準以上あって悪くない。もう一通り点検はしました」と言う北川は、機の仕上がりも上々。本日の6枠戦(3R※1回乗り)を凌ぎ切れば、明日(3日目)の予選最終日が楽しみになってくる!

さらには、昨9Rを「2コース差し」で制した中山雄太と、続く昨10Rで6コースから鮮烈な「捲り差し」を決めて快勝した星栄爾は、ともに直前の「展示航走」の時点から抜群の動きを披露していた。

まず、近況の当地戦で好走が続く中山は「行き足に、回ってからがいい。展示タイムも出ていたし、全部良さそうですね!」と破顔一笑。現時点では「何もしてません」と“ステイ”の姿勢だが、前節の大江戸賞で猛威を振るった堤健一の“強パワー”を完璧に継承している感じ。本日は厳しい外枠戦(7R5枠&12R6枠)だが、克服は十分可能だろう。

一方の星も「伸び型にペラを叩いて伸びましたね。その伸びは、今のところ負ける人がいないと思う!」と調整に正解を出して、仕上がりには自信満々。元より、小気味いい“速攻”が武器なだけに、本日のイン&カド戦(7R1枠&11R4枠)も“S攻勢”に注目だ!

その他、西田靖(5R2枠※1回乗り)・池田雷太(8R5枠&12R3枠)の両ベテランに、多田有佑(10R4枠※1回乗り)を含めた地元3者も、モーターを出してきている。

この中では、「上位機」とタッグを組む池田・多田は機歴通りで“出足系”に力強さが感じられるし、西田も「マイペラに叩いた。乗りやすいし、出足もいいよ!」と言う表情は明るかった。「F持ち」がネックの西田だが、Sが互角に行ければ好勝負に持ち込めるはずだ。

最後に“強力モーター”を引き当てている戸塚邦好(6R6枠&10R2枠)と田中堅(6R1枠&12R5枠)は、ともに機歴ほど直線の“パンチ力”が感じられなかった。それでも「調整は考え中ですね」と言う戸塚は、その調整が嵌れば“一変”もありそう。この先「エース機パワー」を引き出せるか!? 今後も注目しておきたい存在だ。
8月18日(日)

初 日
強力東海勢を迎え撃つ地元・中野が選抜1枠!

今節は「第43回日刊スポーツ杯」の4日間開催(得点率制)で、予選3日間のポイント上位6名が優勝戦へ進出する。ちなみに、今シリーズは素性の悪い「下位機」も複数使用されているが、4日間の短期決戦だけに、その低調モーターを引いた選手は調整が間に合わないケースも多分にありそうだ。

なお、昨日の前検日は台風10号の余波で酷暑となり、南寄りのホーム「追い風」がかなり強かった。そのため、通常行われる「S練習」は中止され、安定板を装着しての「タイム計測」のみが行われた。

そして、迎える本日の初日だが、折からの強風は一気に収まりそう。午前中が「向かい風」で、午後は「追い風」が吹く見込みだが、ともに風は穏やかで、一日を通して好コンディションが期待できそうだ。

さて、初日メインの12R「江戸川選抜戦」には、愛知支部(3名)&静岡支部(2名)の“東海勢”が計「5名」もエントリーしているが、1号艇で登場するのは、地元・東京支部の中野次郎(※初日1回乗り)で、今期はSG戦(常滑オーシャンカップ)でファイナル進出を果たすなど、好調な走りが続いている。

その中野だが、前検日の水面がかなり荒れていたこともあり、本人は「出足型にしたいです」とは話していたが、現時点における舟足はまだ「?」マーク。それでも、引き当てた「24号機」はペラ調整に良い反応を示す好モーター。よって“S”が互角なら、選抜戦は逃げ切れる可能性が高そうだ。

そして、同選抜戦に出場する東海勢では、赤岩善生(2枠※1回乗り)と谷野錬志(5枠※前半は3R3枠)のモーターも素性は悪くない。特に、赤岩の「17号機」は初降ろしの時点から“直線系”に光るモノがあったし、彼の「調整力」を考慮すれば“超抜モード”突入も十分ありそうだ!

さらには、選抜戦6枠の永井源(※前半は6R3枠)も「ターンの(水の)掴み具合は悪くない。江戸川も嫌いじゃないですからね」と笑顔だった。“快速”までは望めぬ機だが、「回り足」がきていれば、今節も別格の“乗りっぷり”で魅せてくれるはずだ。

一方で心配なのは、低調モーターを引いている天野晶夫(3枠)&河合佑樹(4枠)の2者(※ともに1回乗り)。中でも、河合は「体感的に全部悪いです…」と深刻そう。早速“本体整備”に着手する可能性もあり、直前の気配を注視したいところだ。

選抜組以外では、戸塚邦好が“エース機”の「14号機」を引き当てた他、前節(大江戸賞)で永田秀二が強烈な“伸び”を引き出して優勝した「22号機」を田中堅が獲得した。

「何もしてませんけど、いいエンジンみたいですね。頑張ります!」と、目を輝かせていたのは地元の戸塚。元々、機が出ていると“攻めダルマ”と化す戸塚だけに、初戦(2R5枠※1回乗り)は、パワー全開の「捲り」で他艇をなぎ倒しても何ら驚けない。

対する田中は、5月の「G2江戸川634杯」で同機(22号機)とタッグを組んで“超快速”だった北野輝季(今節出場)に、モーターの話を聞いたことで自信が出てきた様子。初戦は6枠(11R※1回乗り)で相手も骨っぽい一戦ではあるが、4カドに血気盛んな島田賢人が控えていることから、田中に「差し場」が生じる可能性はありそうだ。

さらには、塚田修二(19号機)・多田有佑(38号機)・関根彰人(23号機)・上村純一(62号機)など、「関東勢」に多くの上位機が渡っている。

その4者では、“速攻派”で鳴らす上村の力量が断然上位。「江戸川は起こしが悪いイメージですけど、それを感じませんでした」と手応えも掴んでいる。その上村は「F2」の足かせに加えて「事故率」も高いが、程々の“S”を決められる力があることから、やはり軽視はできぬ存在だろう。

最後に、予選発進組の「東海勢」では、中山雄太(9R2枠※1回乗り)・北川潤二(7R1枠&11R3枠)・谷本幸司(5R5枠&9R1枠)の3者が、活躍を予感させるモーターを手にしている。

特に、当地“2連続優出中”の中山は、旋回スキルも上がっており、好勝負は確実。また、北川も「いいのかな?という雰囲気はありましたね!」と笑顔で、確信は持てぬまでも手応えを感じ取っていた。師匠である赤岩とともに、妥協なく「調整」に励んで、今節は“師弟同時優出”を狙う構えだ!