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第21回JPF杯 / 5月22日〜5月27日

節全体の展望・注目の選手

地元A1級の大池今泉に主役の期待!

昨年5Vの西村に、鶴本仲口もV候補!




4468
大 池  佑 来

4759
今 泉  友 吾

4397
西 村  拓 也

4384
鶴 本  崇 文

3554
仲 口  博 崇

4519
清 水  沙 樹


次節は、5月22日(土)に開幕する「第21回JPF杯」の男女混合による6日間開催(2準優制)。なお、今シリーズは「新モーター」・「新ボート」・「新プロペラ」に切り替わって【3節目】の開催。ちなみに、直近の2節を振り返ると、早くもかなりの「機力差」が見受けられる。特に、強烈なポテンシャルを感じる「10号機」&「22号機」の行方には、ぜひとも注目しておきたい!

さて、真っ先に「V候補」として名前を挙げたいのは、大池佑来今泉友吾の地元A1コンビ。大池は今年に入って今節が「5回目」の江戸川参戦。1月末の「65周年記念」こそ予選突破を果たせなかったが、残る一般戦の4節は全てファイナルに進出。地元屈指の「江戸川巧者」は近況のレース内容も安定しており、実に頼りになる存在だ。

しかし、その大池は当地での優勝となると、2018年のお盆開催(大江戸賞)以来、約3年間も遠ざかっている…。よって、当シリーズに目指すのは、予選1位からポールポジションを掴み獲っての「王道V」。そのためには、初日から取りこぼすことなくポイントを積み重ねて、Vロードを突き進みたい!

対する今泉はご存じの通り、東京支部でも指折りの「差し巧者」で、捌く腕は一級品。相変わらずスタートはマイペースで、自らハナを切って仕掛けて行くシーンは極めて少ない。しかし、スリットで包まれる厳しい隊形からでも、慌てず騒がずの技巧的なハンドルワークで上位争いを演じてくれる。

ちなみに、今泉は前回の当地戦(1月のジャパンネット銀行賞)で、デビュー以来初めてのフライングを切った。ただ、「Fを切らない男」として全国的にも有名だった今泉は、そのことを多少プレッシャーに感じていた様子で、むしろFを切って、精神的には楽になったかも。元よりスタートで勝負するタイプではなく、当節も「捌き勝負」に徹してベスト6入りを目指したい。

さらに、地元勢では佐藤隆太郎にも注目したい。前期は「6.52」と堂々のA1級勝率をマークしたものの、2期前に犯した「F2休み」を前期に消化したため、A1級の必須条件である出走回数(90走)に届かなかったが、「スタート力」は彼の最大の武器。鋭いダッシュ乗せから繰り出される攻撃は「破壊力」満点で、「ピンラッシュ」も期待できるタイプだ。

その佐藤、当地ではその「果敢さ」が災いしてデビュー当初から転覆等の事故が多かったが、ここにきて「江戸川の走り方」を会得した印象。荒天のため「幻の優勝戦」になった前回戦(3月の夕刊フジ杯)は優出にカウントされぬが、それ以前も「2連続優出」と今や「得意水面」になりつつあるし、初の「当地制覇」へ機は熟している!

一方の遠征勢では、西村拓也鶴本崇文権藤俊光のA1級3者を擁する大阪支部勢の層が厚い。中でも、昨年にSG戦を計4節走った西村は、今年3月の「福岡SGボートレースクラシック」にも出場。「一般戦強豪」の立ち位置ながら、クラシック直前の「若松68周年」ではファイナルに進出と、記念・SGの舞台でも勝負になる実力者だ。

その西村は、昨年12月の「サンケイスポーツ杯」以来となる江戸川参戦。その前回戦は調整に苦労した結果、準優戦で敗退。しかし、過去「2V」の実績がある当地との水面相性は決して悪くない。卓越した「調整力」を有するだけに、新機&新ペラの3節目というのは好材料だし、抜かりなくモーターを出してきそうだ。

かつて、当地でG2戦の「江戸川634杯」を制している鶴本は、直近の当地2節こそ凡走しているが、江戸川との水面相性は元々良好。1Mを堅実に捌いて、コーナーを粘り強く捌く走法で、舟券への貢献度は高い。よって、生命線になってくるのは「出足」+「操作性」の部分で、その2点が整えば準優(ベスト12)入りまでは確実だ。

115期では「最年長」となる権藤は、地道に腕を上げてA1級に定着。2年ぶりの当地参戦だった前回3月の「富士通フロンテック杯」は、モーターがやや非力だったこともあるが、「伸び重視」の調整が裏目に出た感じ。本来は「出足重視」で俊敏に「捲り差す」のが主戦法で、当節は自分の調整を施した上で雪辱を果たしたい。

続いて、愛知支部からは仲口博崇坂元浩仁が参戦予定。かつては、フルスピードのターンを武器に「韋駄天」の異名を取った仲口。「ダービー王」にも輝いた愛知支部きっての強豪に君臨した仲口は、マスターズ世代に突入した現在も「攻撃的」な姿勢は全く失せていない。

しかし、現在は「内中コース」を主戦場としている仲口にとって(枠なり進入が基本の)江戸川はダッシュからの仕掛けが課題になりそう。それとともに、当地通算勝率は「4.99」と低く、以前から波を苦手にしている。そのため、何としても「静水面」で戦いたいところで、波が出たら「2割減」の評価が妥当だろう…。

対する坂元は、コンスタントに江戸川を走っているが、一時期は結果が伴わなかった。しかし、直近の3節においては「2優出」と巻き返している。なお、坂元は当地通算「5優出」で準Vが「4回」という「シルバーメダル」コレクター。モーターが水準級以上に仕上がれば1Mの「決め手」に秀でたタイプで、そろそろ「江戸川初制覇」を成し遂げたいところだ。

愛知勢ではもう一人、平見真彦も「V候補」に数えられる。前期に戸田・浜名湖で「連続V」を達成した平見は、勝率も堂々の「6.41」をマークして、来期はA1級に昇格する。以前から「差し」が巧かったが、最近はレースぶりが力強くなってきた印象。2017年に大外枠から「デビュー初V」を飾った当地は「ドル箱水面」と言えるほど、波乗りも達者で楽しみは尽きない。

埼玉支部からは、「江戸川巧者」で参戦機会も豊富な山崎義明白井友晴がエントリー。まず、山崎は来期のA2級陥落が決定しているが、経験に裏打ちされた硬軟自在なレースぶりは健在。3月の前回戦(日刊ゲンダイ杯)では、絶好の展開を逃さず4カドからの「捲り差し」で「当地V8」を達成。勝負強い江戸川で当節も覇権争いに食い込んでくる!

一方の白井も(山崎には及ばぬが)当地通算「17優出&3V」と実績は申し分ないし、近況も「2連続優出中」と安定感は抜群。モーターの特性に応じて「伸び型」と「回り足型」を柔軟に使い分けられるのが強味で、江戸川の調整は完全に掌握している。仮に直線系のいい「上位機候補」を引き当てると、より一層期待が膨らむ。

黒柳浩孝岡谷健吾川尻泰輔の「90期勢」も、江戸川の水面を苦にしないタイプ。特に、出場機会の多い黒柳と川尻の2人は、当地独特の「うねり水面」も豪快に乗りこなしてくる。この両者では、川尻が「江戸川で一度は優勝したい!」と、以前から当地Vを熱望。非力なモーターに泣かされるシーンが目に付くが、素材の良い機を引ければ「悲願成就」も夢ではない!

その他、「惑星候補」になる可能性を秘めているのは、山下流心中島秀治小原聡将のヤング勢。すでに当地で「優出経験」のある山下は、荒水面における乗りっぷりも抜群。そして、守田俊介に師事している中島と、若林将門下の小原も潜在能力は高い。前回参戦時に「荒水面は好き。自分としては波が出た方がいいですね!」と言う小原は、実にポジティブなタイプ。将来的に「江戸川巧者」へと成長しそうな気鋭の走りには、是非とも注目しておきたい!

最後に、計「7名」が参戦を予定している女子レーサーでは、清水沙樹平田さやかの地元両者と、前期に自己最高勝率(6.01)をマークした千葉真弥の3人の奮闘に期待したい。まず、2期前に「F2」を犯して、現在B1級に甘んじている清水だが、恐れ知らずの攻めっぷりはまさに男勝り。水面が荒れても臆することなく、今節も「攻めだるま」と化すか!?

清水との比較では、平田の方が「安定感」で上回るが、最近は以前にはなかった積極的なレースが増加して、自力で捲って行くシーンも多い。また、以前に抱いていた江戸川に対する「苦手意識」も大分払拭できている様子。

そして、「晩成型」の千葉は、年々レースぶりが進化を遂げている。「男女混合戦」での活躍も多く、江戸川の水面も比較的乗りこなせるタイプ。機力次第では、準優圏内に食い込んでくる可能性は十分ありそうだ。

(※出場予定選手・データは、すべて5月12日現在。)