12月6日 (金)

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江戸川大好き選手集結!2代目江戸川番長決定戦 / 12月7日〜12月10日

節全体の展望・注目の選手

水面実績断然の平尾崇荒井輝岡山コンビが遠征2強!

“当地連覇” を目指す佐藤大を筆頭に地元勢が迎え撃つ!




3822
平 尾  崇 典

3685
荒 井  輝 年

4610
佐 藤  大 佑

4318
桑 原  将 光

4608
荒 井  翔 伍

4644
山 田  亮 太


次節は12月7日(土)に初日を迎える「江戸川大好き選手集結!2代目江戸川番長決定戦」の4日間シリーズ(得点率制)。なお、昨年の“初代番長”の濱崎誠こそ不在だが、タイトル名の通り、出場を予定している選手のほとんどが当地では馴染みのある面々で、江戸川ファンにとっては必見の短期決戦だ!

ちなみに、当シリーズは「上げ潮」基調となっており、日を追って潮位差の方も大きくなっていくが、その潮流とぶつかり合う北寄りの「向かい風」が卓越する冬場としては厳しい潮回り。よって、江戸川の荒波を乗り越えずして“2代目番長”を襲名することはできないだろう。

さて、出場メンバーの中で“圧倒的”とも言える当地実績を誇るのは、平尾崇典荒井輝年の“岡山コンビ”だ。特に、当シリーズで唯一のA1レーサーである平尾は、当地通算「23優出&5V」という戦績に加えて、通算勝率も驚異の7点オーバー(7.27)と、地元の東京支部勢以外では「NO.1」と断言してもいいほどの“江戸川巧者”として名を馳せている!

しかし、その平尾は、前期に「F2」を犯した他にも、妨害・転覆のアクシデントを多発。その結果、事故率が「1.44」に膨れ上がる緊急事態に見舞われ、前期は止む無く「45走」で終了。来期(※2020年前期)はB2級からの出直しを強いられるが、都合90日間の「F2休み」をまとめて消化した平尾は、先月初旬の三国で戦列に復帰した。

ちなみに、昨年の当タイトル戦で、予選を「5戦5勝」と白星街道をばく進した平尾だったが、予選2日目に「不良航法」による減点(-7点)を取られたため、V戦2枠で“完全V”に王手という極めてレアな状況となった。結果的に、平尾はV戦4着で、惜しくも“初代番長襲名”を逃している…。よって、昨年に続いて“大本命”として臨む当シリーズは、“2代目番長”の座を誰にも渡せぬはずだ!

一方の荒井輝も、当地では「23優出&6V」という、地元の“江戸川巧者”を凌駕するほどの強烈な成績を積み上げてきた。純粋な“波乗りスキル”は現在のボート界でもトップクラスで、若手の頃から当地の過酷な荒水面を豪快に乗りこなしてきた。

ただ、最近の当地戦では「機出し」に苦戦するシーンが目立つ荒井。好モーターを引けていないことも事実だが、調整の方向性が今ひとつ見出せていない感じだ。当然、良機の後押しが欲しいところだが、水準クラスの舟足を有していれば好勝負は必至。本来の豪快な攻めっぷりを披露して欲しい4日間だ!

そして、出場選手のほぼ半数である「22名」が乗り込んで来る東京支部勢では、まず佐藤大佑荒井翔伍加藤政彦の「106期トリオ」に注目したいが、その中でも、佐藤は先月の「男女W優勝戦」で念願の“当地初V”を達成。自慢の“大佑スペシャル”が完璧に嵌って、予選を「5戦全勝」で首位通過。準優日の前半(一般戦)で5着に敗れて“完全V”こそ逃したが、節間「6勝」の全てを自力(逃げ&捲り)で挙げる素晴らしいレースぶりだった。

なお、独特の“伸び仕様”の調整が毎回嵌るとは限らず、「1着」と「大敗」が表裏一体のレーススタイルで勝ちっぷりも負けっぷりも豪快な佐藤は、まだA1の経験が1期しかないものの、生粋の“捲り屋”として全国にその名を知られるようになった。前節のV後に「次は番長を名乗りたい!」と言い切っていた通り、メイチで“当地連覇”を目指す!

捲り一辺倒の佐藤に対して、荒井翔&加藤のレーススタイルは好対照。この両者は、基本的に伸びを求めることは少なく、「出足」と「乗り心地」を重視した調整が基本。戦法的にも、柔軟に展開を捉えた上で、コーナー勝負に持ち込むことが多い。よって、この2人はほぼ毎期「1着」より「2着」が多く、典型的な“連下タイプ”と言える。

なお、加藤は現在当地で“2連続優出中”と調整の“ツボ”を掴んでいる印象で、悲願の“江戸川初V”も夢ではないが、荒井翔の方も、最低クラスのモーターを引いた前回9月の「ルーキーシリーズ」では整備に奔走して意地のベスト6入りを果たした通り、地元指折りの“波乗り王”に成長した荒井翔も虎視眈々と番長襲名を狙っている!

さらに、“当地3割増し”の桑原将光も、気合パンパンで乗り込んで来るはず。今年はすでに江戸川を「6節」走ったものの、優出は「1回」のみと結果は不満だが、生命線の「回り足」さえ仕上がれば、しぶとく捌いて舟券への貢献度は高い。今期は現在のところ勝率4点台(4.88)と不振に陥っているため、愛する江戸川で浮上のきっかけを掴みたいところだ。

当地の直近2節に限れば予選敗退に終わっているが、レースぶりは安定している山田亮太と、来期(1月1日以降)はともに初めてA2級に昇格する磯村匠伏見俊介の3者も当シリーズの盛り上げ役になり得る存在。A2に定着している山田は、黙々と整備・調整に励んで機を出してくるし、戦法の幅も広い。外コースも苦にすることがないだけに、ベスト6圏内には確実に食い込んでくることだろう。

一方、時に強烈な“パワー”を引き出してくる磯村と、ここにきて急激にレースが巧くなっている伏見も、良機の援護を得ると楽しみだ。特に、伏見は“波乗り”のセンスも十分なだけに、強敵相手の当節でも“惑星候補”となる可能性はある!

地元のミドル・ベテラン層では、江戸川の水面を知り尽くしている渡辺豊海老澤泰行に注目したいが、両者とも後一歩のところでまだ“当地初V”に手が届いていない。中でも、渡辺は決め手に少々欠けるものの、粘り強いレースが身上で、当地で通算「21優出」の実績。水面が荒れて、スピードよりも「経験値」と「波乗り手腕」が問われる条件になれば、ベスト6圏浮上も可能だ。

一方、先に触れた平尾&荒井輝以外の遠征勢では、埼玉の富永正人と、平尾とは同県同期に当たる細川明人の2人も、モーターがきっちり仕上がった時は“豪快な攻めっぷり”で魅せてくれる。ともに「直線系」と、握って回れる「乗り心地」が“生命線”になってくるが、仮に水面が荒れるようであれば、腕っ節の強い細川を積極的に狙いたいところだ。

さらに、当地で“V経験”のある中井俊祐向達哉の大阪勢に加えて、すっかり江戸川の水面を手の内に入れている愛知支部の黒柳浩孝も争覇圏に食い込んでくる可能性を秘めている。特に、チルトを「1.5度以上」に跳ねた当地独特のセッティングで正解を出している黒柳は、余程の凡機を引かぬ限り、モーターはしっかり出してきそうだ。

小池修平山下流心の両ヤングも、当シリーズの“伏兵候補”になり得る。小池は荒々しく強気一辺倒で、威勢のいいレースぶりがセールスポイント。対して、山下は内コースからでも手堅く捌いてくる印象。ちなみに、その山下は、前々回(昨年10月の日刊スポーツ杯)にV戦1枠から“初優勝”を狙った大一番で「2着」惜敗。当地経験が浅い割に、難水面をスイスイ乗りこなすだけに、初日から“激注目”の存在だ!

(※出場予定選手・データは、すべて12月3日現在。)