8月12日 (金)
第44回大江戸賞

ホーム/総展望

第44回大江戸賞 / 8月7日〜8月13日

節全体の展望・注目の選手

「オール東京支部」による伝統のお盆開催!

石渡福来中野らが主力グループを形成!




3716
石 渡  鉄 兵

4095
福 来    剛

4297
山 田  哲 也

4401
小 林    泰

4610
佐 藤  大 佑

4598
加 藤  政 彦


※更新情報…8/10(水)は強風高波浪のため中止順延となりました。従いまして、当節の最終日は8/13(土)に変更となります。

【更新情報】8/6(土)…宮之原輝紀選手(4939・東京)並びに寺本重宣(4086・東京)は事前欠場となりました。

次節は、8月7日()に開幕する「第44回大江戸賞」の6日間シリーズ(2準優制)。当地伝統のお盆開催で、今年も「オール東京支部」の総勢「48名」によって争われ、11日(木祝)に準優勝戦、そしてファイナルの優勝戦は12日(金)に行われる。

さて、今年の上半期は当地の出場機会が一度もなかった石渡鉄兵が、前節のG2戦(江戸川634杯)に続いての参戦。その634杯では「9か月ぶり」のブランクを感じさせないレースを披露。歴代最高の「江戸川実績」を現在進行形で積み上げ続けており、その時々のモーターの特性に合わせて剛柔自在な攻めを繰り出してくる。

その石渡、当シリーズの直後には「江戸川推薦」で出場するSG戦(浜名湖・ボートレースメモリアル)が控えている。よって、景気付けとなる「V」を当節で勝ち獲り、最高のリズムで大一番へ乗り込みたいところ。連続参戦とあって「調整面」も掌握しているはずだし、5年ぶりの「大江戸賞制覇」へ準備は万端だ!

そして、「艇界NO.1」と言っても過言ではない「波乗りテク」を誇る福来剛は、今年「4回目」の当地参戦。なお、前回戦(先月のG3アサヒビールカップ)こそ準優1枠で「5着」と苦汁を嘗めたが、前々回の「5代目江戸川番長決定戦」で3代目に続く、2度目の番長位を襲名。一時期は調整が合わずに苦しんだ江戸川だが、最近はコンスタントにモーターも出せている。

ちなみに、当地で通算「V8」をマークしている福来だが、この「大江戸賞」は過去に1優出のみと少々縁が薄い。地元の「江戸川巧者」であれば一度は獲りたい伝統のタイトル戦であるため、福来としても期するものがあるはず。ここは初日から怒涛の攻めを繰り出したい。

前記した2人の「江戸川の鬼」に続くのは、東都屈指の実力者である中野次郎。今年は1号艇で優出した2月のG1戦(桐生・関東地区選手権)のV戦でFを切る波乱の船出…。罰則規定(※F休み明けの半年間はG1・G2に出場不可)により、現在はSG戦と一般戦しか走れぬ状況だが、今期の中野は凄い。現在は「9連続優出中」&「V3(2連続V中)」と無双モードで、6月の「唐津・グランドチャンピオン」では3年ぶりにSG戦のファイナリストに名を連ねた!

ちなみに、当地は2020年正月の「新春金盃」以来、2年半ぶりの参戦となる中野。ブランクが長く強い風も苦手とするが、江戸川通算勝率は「6.91」と優秀で「17優出&2V」という確かな実績を残している。よって、好調の波に乗っている今なら、久々の江戸川を克服できそうだし「V」まで狙えるだろう。

今期は「8点ペース」&「V3」と躍動している東都期待のホープ・宮之原輝紀。直前の「江戸川634杯」は私傷病のため初日で途中帰郷となったが、体調を整える期間は十分あるだけに、雪辱を期して再び江戸川に乗り込んで来る。

その宮之原、デビュー当初からセンス溢れるレースを連発して、特に「捲り差し」の切れ味は一級品。さらに、最近は自力の「捲り」で一気に捻じ伏せるシーンも増加して、元来の「巧さ」に加えて「強さ」が感じられるようになってきた。「本格化」を迎えつつある気鋭もV戦線を大いに盛り上げるはずだ。

続いて、東京支部きっての「速攻派レーサー」として鳴らす山田哲也馬場剛小林泰も楽しみな存在。まず、昨年に「V6」を達成して、久々の「G1制覇」も飾った山田は、今年も既に「V3」をマーク。ただ、前回の当地戦(6月のパルテノン多摩リニューアル記念)は凡機に手を焼いて、まさかの節間未勝利と大苦戦を強いられた…。

しかし、昨年の当地戦ではコンスタントに活躍していたし、舟足が悪過ぎた前回は度外視して良さそう。機力さえまともなら、「S力」を前面に押し出した攻めを連発。当節は気持ちを切り替えて、最悪だった前回のリベンジを果たしたい。

また、前期の馬場は凄かった。優勝こそ3月の宮島のみだったが、圧巻の「優出ラッシュ」で、自己最高勝率(7.31)を叩き出した。今期は少しペースが落ちたものの、5月の大村で「V」を飾るなど、調子は決して悪くない。かつては苦手だった江戸川の難水面も完全に克服しており、当節も機力が伴えば好勝負は必至だ。

常に「0.10近辺」のSをビシバシ決めてくる小林も、山田・馬場と同様に、天性の「スタート勘」を持っている。そして、彼もまた場数を踏み、前向きに水面と向き合って江戸川を攻略。今や波乗りも「巧者」の部類と言えるほどで、昨年に続いての「大江戸賞連覇」を目指す!

佐藤大佑加藤政彦荒井翔伍の「106期トリオ」も出場機会が多く、好走機会も非常に多い。中でも、佐藤と荒井は「江戸川634杯」からの連続参戦。武骨な「捲り屋」の佐藤は、当然の如く「伸び足」を仕上げると強さ倍増だが「全速ターン」のスピードも出色。仮に思うような伸びが付かぬ場合でも、最近は「旋回勝負」で着を獲れるようになってきた。

今期が初A1の加藤と、同期3人では最も荒水面に強い荒井は、佐藤とは対照的に「コーナー勝負」の比重が高い。加藤は好調だった前期の反動が出たのか、今期はなかなかペースが上がってこないが、江戸川に限れば堅実そのもの。予選突破の確率は高く、機の仕上がり如何では6強入りも十分可能だ。

対する荒井も、今期は節によって浮き沈みが激しい。5月の鳴門で優勝した次節の戸田では、初日の1走で負傷帰郷の憂き目に…。その後も転覆等の事故が多くリズムは今イチ。それでも、江戸川でモーターが出た時は粘り強く、舟券への貢献度もかなり高い。よって、戦法とマッチする「実戦タイプ」の良機を引ければ「大仕事」まであり得るが果たして!?

そして、「エンジンを出すのが趣味(笑)」と言うほど整備熱心な渡邉雄朗も「634杯」からの連続参戦。しかし、その前節の初戦に痛恨の勇み足で「F2」持ちに…。それでも、F後も「降り」の二文字とは無縁で、見せ場を大いに作った。「A2級は何とか確保したい!」と言う目標へ向けて、コツコツと勝率を稼ぎたい6日間になってくる。

さらに、山本英志もド派手な活躍こそ少ないが、江戸川における「安定銘柄」の一人。現行のモーターに更新されて早くも「3回目」の当地参戦とあって、調整もある程度は掴めているはず。ただ、当節は地元屈指の「波乗り巧者」が揃っているため、荒水面があまり得意ではない山本としては、なるべく静水面で戦いたいところだ。

その他、桑原将光寺本重宣に、こちらも「連続斡旋」となる尾形栄治戸塚邦好も、モーターの仕上がり次第では準優入りは勿論のこと、ベスト6入りまだ狙える存在だ。

まず、桑原は江戸川における仁義なき「伸び戦争」で後塵を拝している。「枠なり進入」が基本で「ピット離れ」というファクターを無視できる当地は「伸び足重視」で挑む選手がかなり多い。そのため、「出足型」を好む桑原は「伸び負け」を喫するシーンが目立つ近況だが、自らのスタイルを貫くしかない。「出足」+「回り足」の2点が仕上げれば、的確に捌いて堅実にまとめてくる。

続いて、寺本の実力は「A1レベル」だが、今期は現在勝率が「5点台半ば」と絶不調。しかし、当地では1年ぶりの参戦だった前回戦(4月の富士通フロンテック杯)でベスト6入り。以前ほど参戦機会は多くないが、通算でも「V4」をマークしている江戸川は高実績。良機の援護は欲しいが、何とか近況の悪い流れを断ち切りたい。

そして、尾形と戸塚も江戸川の水面を乗れるタイプだが、直前の「634杯」で予選突破を果たした戸塚の方が勢いがある。時折りポカもあるが、モーターが出ている時はアグレッシブなレースを連発するし、調整面におけるアドバンテージも生かしたいところだ。

さらに、江戸川の全てを知り尽くす渡辺豊と、今期が初A2の鈴木雅希も、ベスト12圏内に食い込む余地は十分にある。特に、今期序盤はやや不振だった渡辺豊は、ここにきて調子を上げてきた感じ。非常に調整熱心で、モーターがバシッと仕上がれば主力級相手の「上位戦」に組まれても、しぶとく食い下がってくる。

最後に、「ムラ駆けタイプ」ではあるが、伏田裕隆内山峻輔の2人も「惑星候補」になり得る存在。ともに「伸び志向」で、機が仕上がると(捲りが利きにくい)「追い風」&「上げ潮」が主体の条件でも「捲り一発」で波乱を演出するかも!? 特に「前フレッシュルーキー」の内山は「F持ち」で出走回数も少ないが、江戸川では常に気合十分の走りを見せてくれる!

(※出場予定選手・データは、すべて7月30日現在。)

開催日別 展望
8月12日(金)

5日目
実力上位の山田&石渡が準優戦の1号艇を獲得!

8月10日(水)に実施予定だった4日目の開催が強風高波浪のため中止・順延となり、昨日(8/11木祝)に仕切り直して4日目(予選最終日)が行われた。しかし、折からの強風は吹き止まず、昨日も最大で「14m/s」の南風(追い風)が吹き抜けた。

その4日目は、午前中が逆目の「下げ潮」で水面状況が悪化。そのため、一旦は1Rが通常の時刻に開始されたものの、続く2Rは潮が「下げ止まり」になるまで発走を見合わせる措置が取られた。また、昨日も全レースが安定板装着の2周戦で行われた。

そして、2組の準優勝戦が行われる本日の5日目も、ホーム「追い風」が強まる見込み。よって、「下げ潮」とぶつかる前半戦(おおよそで4Rまで)は水面悪化の可能性が高く、順目の「上げ潮」へ変わる中盤戦以降も、風速次第では「波乗り勝負」になりそうだ。

さて、荒水面での戦いとなった予選が終了して、ようやく準優メンバー(ベスト12)が出揃った。まず、3日目終了の時点で得点率のトップを並走していた佐藤大佑&加藤政彦の「106期勢」は予選突破を果たしたものの、昨日はポイントを下げて、準優戦はともに「ダッシュ枠」からの戦いとなった。

その一方、得点上位組で予選ラストを手堅くまとめたのは石渡鉄兵・山田哲也の2者で、最終的に得点率「8.75」の山田が1位。石渡は微差の2位(8.67)で、この両実力者が準優戦の1号艇を獲得した!

なお、ボーダー上(12位以内)に位置していた選手の多くが順当に予選をクリアしたが、昨日5着に敗れた8位タイの山本英志は脱落。その山本と入れ替わる形で、昨2走を「2着2本」にまとめた大西賢が16位タイから12位へ浮上して準優に滑り込んだ。

まず、先に行われる準優【11R】の1号艇で登場するのは予選トップ通過を決めた山田だが、2・3日目の開催が中止・打ち切りになった関係で、予選はトータルで4走のみ。そのため、大事な予選の1号艇も「幻」となってしまったが、本人は「トップ通過?マジですか!」と、レース後に大喜びしていた。

ちなみに、山田は前節の石渡が懸命に仕上げた「68号機」とのタッグで、舟足は三拍子揃って申し分ない状態。加えて、予選4走中3走が「ゼロ台」の仕掛けとあって、準優をしっかり逃げて「V戦絶好枠」を手にする確率は限りなく高そうだ。

なお、この【11R】組は機力レベルがかなり高く、大外の大西を除けば「上位クラス」の面々が揃った。特に、エース格である「30号機」のパワーを引き出してきた戸塚邦好(4枠)の足色が抜群だが、桑原将光(2枠)の「出足系」も相当なもの。

従って、「追い風」+「上げ潮」が強い条件が予測されるだけに、差しやすいポジションの桑原・戸塚を山田の「相手候補」に推奨したい一戦。ただ、増田進(3枠)と大塚康雅(5枠)も展開一つで「連対チャンス」はありそう。この両者では、道中で巧みな捌きを披露している大塚の「3着」を少額でも押さえておきたい。

一方、2位通過の石渡は準優【12R】の1号艇にエントリー。「(山田)テツに伸びられますね」と自らの手で仕上げた「68号機」との「機力差」を痛感しており、正味のパワーは「中堅の上」といったレベル。それでも「S」をビシッと決めてくるのが鉄兵の強みで、とにかく1Mを先に回ることに集中したい。

そして「2コース戦」となるのは、予選を堅実にまとめた荒井翔伍。正直なところ「伸び足」は威張れないが、「操作性」+「出足」の2点は好仕上がり。そのため「追い風」が強く吹く「2コース向き」の舟足と言えそうで、しぶとく捌ける状態だ。

さらに、中枠に収まったのは、ともに「捲りタイプ」の渡邉雄朗(3枠)&佐藤大佑(4枠)の2人。特に、渡邉雄の「伸び足」は上々だが、やはり「F2」の影響が気懸かり。当然、Sが互角なら好勝負必至だが、過激な「スリット合戦」になると劣勢を強いられそうだ…。

対する佐藤だが、昨日は2走連続で痛恨の立ち遅れを喫した。本人も「Sは自信がなくなった…」と意気消沈だったが、本領発揮のダッシュ戦(4カド)で遅れる訳にはいかない。「伸び」はソコソコきているし、今度こそ「好S」が決まれば、3日目のような「豪快捲り」が再び炸裂するかも!?

また、外枠の加藤政彦(5枠)と奥平拓也(6枠)も機力は十分「上位の一角」で、ここはカド佐藤の「捲り」に期待して好展開を待ちたいところ。

中でも、(佐藤と同期の)加藤は、佐藤の動きを知り尽くしており、ハンドルの呼吸を合わせてきそう。よって、佐藤が絞る展開になれば、加藤の「捲り差し一発」があり、「穴候補」として推奨しておきたい!
8月11日(木)

4日目
佐藤&加藤の106期勢が得点率トップを並走!

昨日(8/10水)に行われる予定だった4日目の開催は、南寄りの強風(追い風)が吹き荒れて水面コンディションが悪化したため、やむを得ず中止・順延となった。従って、本日(8/11木祝)に仕切り直して4日目(予選最終日)が行われ、最終日の優勝戦は8月13日(土)に実施される予定だ。

ちなみに、一昨日(8/9火)に行われた3日目も、終日強い南風(ホーム追い風)が吹き抜けた。なお、潮回りは全レースが順目の「上げ潮」だったものの、オープニングの時点から白波が立つ水面コンディションに…。その後も風は強まる一方で、9Rには風速が「18m/s」に達したため、10R以後は中止・打ち切りとなった。

その3日目は、1号艇の勝利がゼロ。「追い風」が強過ぎると1Mが回りにくくなるイン艇は壊滅状態に陥った。一方、「2コース差し」が2本決まったが、主導権を握ったのは計「7勝」を挙げた中外勢(3〜5号艇)だった。

さて、準優ベスト12入りを懸けた予選の最終日を迎えるが、佐藤大佑&加藤政彦が得点率トップに君臨。さらに、荒井翔伍もここまで「オール2連対」の好成績で、得点率は6位タイ。仲もいいが、ライバル心も強い「106期トリオ」が、荒水面の中で躍動している!

まず、佐藤は「捲りを期待されている番組だと思った」と話していた3日目の6Rを、その言葉通りに「4カド捲り」で圧勝。「安定板が着くと伸びは少しいい程度ですけど、とにかく乗り心地がいい!」と、水面がどんなに荒れても握って回れるのが強み。「起こしも安定している」とのことで、今節は「S」も決まっている。(※本日は6R5枠&10R1枠の2走。)

対する加藤・荒井の2者は、ともに「ターン回り系」が特長だが、正味のパワーは「15号機」の後押しがある加藤(9R4枠※1回乗り)が優勢。「良い流れが来ているし、それを崩さないように…」と、今一度集中力を高めて予選ラストの戦いに挑む。

荒井も「舟の向きや一瞬の足などがいいと思う」と、久々に「波乗り翔伍」らしいレースを連発。「御岳山に滝行に行ってきた。効いたかもしれませんね!」と、滝に打たれて近況の悪い流れをきれいサッパリ払拭できた様子。本日は力の入る内枠2走(6R1枠&12R2枠)で、緩みなく準優の好枠を目指す!

さらに、得点率上位を占めるのは、渡邉雄朗&石渡鉄兵(3位タイ)・山田哲也(5位)・増田進(6位タイ)の計4者。

ちなみに、渡邉雄(7R1枠&11R5枠)・山田(11R2枠※1回乗り)と、3日目に出場機会がなかった増田(5R2枠&11R4枠)は仕上がりも良好。特に、山田が「メチャ乗りやすい。足も中の上はある!」と自信を示すとともに、「(まだ)予選3走で稼ぎが少ないので、1着を獲れるように頑張る!」と気合もパンパンだ。

一方の石渡(2R5枠&11R1枠)は「ちょっと波仕様に調整し過ぎた。バックで進んでなかったです…」と不満顔だった。そのため、今一度調整を煮詰め直すだろうが、多少でも底上げできれば、十分に準優戦の好枠が狙える。

その他では、8位タイに並ぶ山本英志(6R4枠※1回乗り)&桑原将光(12R4枠※1回乗り)は「実戦足系」が良好。中でも、桑原は「乗りやすいですし、出足・回り足は上位と言えますね」と高評価で、本日も的確に捌いて12強入りが有力だ。

そして、ボーダー近辺に位置するのは、奥平拓也(10位)・大塚康雅(11位)・戸塚邦好(12位)の3人。まず、大塚(6R3枠&11R6枠)は3日目に出場機会がなかったが、序盤2日間の足色は良好だった。

また、「抜群機」とタッグを組む奥平(7R2枠&12R3枠)と戸塚(4R2枠&10R3枠)は「伸び寄り」の脚勢だが、戸塚は「安定板が着いた2日目から目立たない。出足がもう少しですね」と再調整を匂わせていた。

対して、ボーダー下の面々では、初日の選抜戦を制した福来剛が、まさかの13位タイ。ここまでの成績は「6着・1着・1着・5着」と出入りが激しく、3日目は少し気配も落ちていた。それでも、ゾーンに入れば「回り足系」は良く、彼の実力を考えれば順当に予選突破を果たすはずだ。(※本日は5R4枠&12R1枠の2走。)

さらに、福来と同率の伏田裕隆と、渡辺豊(15位)・田代達也&大西賢(16位タイ)の4者も、条件こそ厳しいがベスト12入りの可能性を残している。

この中では、「エンジンが相当いい。回った後が良く、伸びも結構良かった!」と自信を示した田代は、3日目の7Rで圧巻の「4カド捲り」を炸裂させて、内枠の戸塚・石渡を撃破する「大金星」を挙げた。よって、ノリノリで迎える本日の内枠2走(2R1枠&9R2枠)を是非とも注目しておきたい!
8月9日(火)

3日目
山田・山本・加藤の主力勢が機力アップに成功!

昨日の2日目は強い南風(追い風)が吹き抜けたため、全レースが安定板装着の2周戦で行われた。なお、潮回りは順目の「上げ」基調だったが、時間を追うごとに風は強さを増し、10R後に波高が「40cm/s」と水面状況が悪化。そのため、11R以降はやむを得ず中止・打ち切りとなった。

迎える本日の3日目も、引き続きホーム「追い風」が強く吹く見込みだが、本日は全てのレースが「上げ潮」のため、水面コンディションが極端に悪化する可能性は低い。ただ、風速が「10m/s」を超えるようだと、「波乗りの巧拙」は問われることになる。

さて、昨日は、初日選抜組の主力6名が概ねポイントアップに成功。中でも、選抜戦覇者の福来剛が、昨7Rでインから逃げ先行した鈴木雅希を2Mで圧巻の「全速捲り」で叩き潰して逆転の1着!

福来自身は「安定板が着いても押しているし、一番いいのは掛かりの良さ」と話し、自慢の「旋回力」を存分に発揮できる仕上がり。それとともに「江戸川巧者」が集結した今シリーズにあっても、福来の「波乗り手腕」はズバ抜けている!(※本日は9R5枠の1回乗り。)

さらに、昨5Rを「3コース捲り」で圧勝した山田哲也(本日6R5枠&11R6枠)も「初日より全然良かった。乗りやすいし、回ってからも進んでくれましたね!」とのことで、出足を課題に挙げた初日とは動き一変。完全に反撃態勢が整った様子だ。

対して、初日の佐藤大佑は「伸びは誰にも負けないと思う」と自信満々だったが、昨日は「板が着くと(伸びが)落ちますね…」と苦笑い。それでも「乗り心地は抜群で、起こしもいい。十分納得しています」とも。荒波も力強く乗れているし、本日の4カド戦(6R※1回乗り)は「本領発揮」となるか!?

なお、荒水面に手こずっている中野次郎(2R4枠&9R1枠)も、実戦での足色は十分に水準をクリア。一方、石渡鉄兵は「板が着いた方が少しいいけど、攻撃力のない足ですね。良いSを決めても、締めて行ける感じがない…」と不満を漏らしていた。

その石渡、本日は1回乗り(7R※2枠)のため「整備しようと思います」と、本腰を入れて本体を割る構え。江戸川の全てを知り尽くしているだけに、動きが「激変」する可能性は十分にありそうだ!

そして、前記した佐藤に負けじと、同期(106期)の荒井翔伍&加藤政彦も奮闘している。ちなみに、荒井はここまで唯一の「オール2連対」とリズムは上々。正味の足は普通クラスでも「自分が行きたい所に行けるようになった!」と「操縦性」は抜群で、本日の2走(5R5枠&10R3枠)も「粘っこい」走りでポイントを加算したい。

加藤の方は、昨4Rでイン先行の杉村賢也を猛然と追い上げて逆転の1着。「今日は良かったです。出足・ターン回りはいい感じでしたね!」とプロペラ調整に正解を出した。しかも、相棒(15号機)は「エース級」のポテンシャルを秘めるだけに、更なるパワーアップも可能だろう。(※本日は5R4枠&12R1枠の2走。)

また、山本英志&奥平拓也の2者も、初日に比べると力感が増していた。まず、山本(3R4枠&10R1枠)は「荒水面でもバタバタせずに乗れた」とのコメント通り、「ターン系」が安定したことに加えて「行き足」も良好。「波は乗れる方じゃないけど、気持ちで頑張りたい!」とガッツも示していた。

一方の奥平(2R1枠&11R5枠)は、大注目の上昇機(36号機)とのタッグ。「ペラを戻して、板が着いた状態で感触がいい。握り込み以外は、全体にいい足です!」と、初日よりも調整がマッチ。なお、昨3Rの4カド戦は、ジカ内(3枠)の捲り屋・佐藤を飲み込んでの「鋭発捲り」で快勝して、気持ちも乗ってきている様子だ!

その他では、「F2」の足かせを抱えながらも奮闘中の渡邉雄朗と、今節の「選手代表」を務める桑原将光も手応えあり。「回ってからがスムーズ。機歴を考えれば、十分に出せていますね」と納得している渡邉雄は、さすがに「S」は慎重。それでも、本日のスロー枠2走(4R3枠&10R2枠)を手堅くまとめれば、予選突破(ベスト12入り)がグッと近付く。

桑原も「出足・回り足・乗り心地がいい。それに、今節はいつもと違って伸びも付いてきています!」と笑顔。「今後も板は着くでしょうし、乗り心地だけを考えて調整します」と方向性も決まっている。よって、本日の「差し枠」からの2走(8R2枠&12R6枠)も粘り強く捌いて、着実にポイントを積み重ねてきそうだ!
8月8日(月)

2日目
江戸川番長・福来剛が選抜戦を勝利!

昨日の初日は、ほぼ無風の好コンディションでシリーズの開幕を迎えた。その後、8Rまでは良水面であったが、南寄りの「追い風」と逆目の「下げ潮」が対峙した10R以降は、若干ポチャ波が立つ水面でのレースとなった。

その初日は、スロー勢(1〜3号艇)が全レースで勝利。ただ、1号艇は「5勝」止まりで、活躍が目立ったのは同数の「5勝」を挙げた3号艇。特に、水面状況が良かった中盤戦までは、赤カポックが躍動して「捲り」&「捲り差し」がビシバシ決まった!

迎える本日の2日目は、ホーム「追い風」が午後以降に強まってくる見込み。対する潮回りは順目の「上げ」基調だが、「下げ潮」へ変化していく終盤戦(11R・12R)は波の出る可能性もありそうだ。

さて、地元の好メンバーが集結して注目された初日メインの「江戸川選抜戦」は、2コース発進の福来剛が意表を突く「ジカ捲り」を敢行したが、大外から鮮やかな「捲り差し」で艇団を割った佐藤大佑が福来を捉えて先行。

一旦は佐藤の「大金星」かと思われたが、続く2Mで佐藤と最内を差し上がった山田哲也(4枠)の2艇をまとめて差し切った福来が1着。そして、佐藤が山田の追撃を抑えて2着に入線したが、2周2Mで「深追い気味」になった山田を、石渡鉄兵(1枠)が逆転して何とか3着に入った。

ちなみに、選抜を制した福来は、初戦(昨6R6枠)で「6着」に大敗。その初戦は明らかに「回り足」が欠如していたが、選抜後に「回転を上げた後半は掛かりが良く、伸びも佐藤君に追い付きましたね!」と話していた通りに動きが一変。よって、本日のスロー枠2走(7R3枠&12R1枠)は、ズバリ「連勝」が濃厚だ!

そして、選抜で「2着惜敗」の佐藤は、捲りで仕掛けた初戦(昨8R2枠)も「2着」と勝ち切れなかったが、本人は「伸びと乗り心地は完璧。伸びは多分自分が一番です!」と、早くも強気な「佐藤節」が全開で、見た目にも「伸び足」は抜群。なお、普段はスローの「S」がやや不安定な佐藤だが、初戦の感じだと今節は「行き足」も問題なさそうだ。(※本日は3R3枠&10R1枠の2走。)

一方、他の選抜組で足色が目立った選手は不在で、注目の石渡(本日6R6枠&11R4枠)は「全体に普通で、ど真ん中。本体を割ってみたい」と、レースの合間を見つけて整備に着手する模様。

さらに、中野次郎(2R5枠&9R2枠)は「足は普通あると思うけど、波が出ると怖い。もっと慣れないとダメでしょうね」とのコメント通り、当地「2年半ぶり」というブランクが響いて選抜は見せ場なく6着。ただ、「走り方」を思い出せば、巻き返しは十分に可能なはずだ。

対して、予選組で「好発進」を決めたのは、唯一の「初日連勝」を決めた大塚康雅と、「2連対」にまとめた馬場剛・渡邉雄朗・荒井翔伍の計4者。

まず、師匠(中野)の前で「開幕ダッシュ」を決めた大塚は「グリップして、前にも押してくれる。展示タイムが出るし、行き足もいいんだと思います!」と自分好みの舟足を引き出して満足気で、本日(3R2枠&9R5枠)も好レースを期待したい。

また、馬場(5R5枠&9R1枠)と渡邉雄(7R6枠※1回乗り)の「112期コンビ」も気配は良好で、馬場は「回り足」の良さが目に付いたし、渡邉雄も「かなりいい。伸びるし、出足もきています」と自信満々。確かに「F2」の足かせは重いが、自身は「江戸川で恥ずかしいレースはできない!」と、今後も強い気持ちで挑む構えだ!

対して、荒井(3R6枠※1回乗り)は「足は大したことないなぁ…」と第一声はボヤキ節だったが、「舟の向きや操縦性は良い」とも。そのため「道中勝負」が得意な荒井にとって「生命線」の部分はきており、捌ける状態ではある。

その他では、戸塚邦好・後藤盛也・田代達也の3人も、動きが相当パワフル。まず、戸塚(9R6枠※1回乗り)は「ターン回りがイケてない」とのことだったが、「直線系が良くて機は出ている!」と相棒(30号機)は機歴通りで力強い。

そして、後藤と田代は、ともに初日を3コースからの「捲り差し」で白星ゲット。「出足・乗り心地が良くて、伸びも気持ち分がいい」と言う後藤(9R4枠※1回乗り)に対し、田代(7R2枠※1回乗り)も「いやー、エンジンがいい。回って押してますよ!」と満面の笑み。この両伏兵は「上位戦」に組まれても侮れぬ存在だ!

最後に、伏田裕隆が「江戸川のチルト2度は伸びませんね」と苦笑いだったが、「前半戦の0.5度なら全体に少しずつ良くて、ターンの押し感もあった」と、今節は「伸び仕様」を封印する様子。それでも、動きに「力強さ」は感じられるため、改めて本日の2走(5R4枠&12R3枠)に注目しておきたい。
8月7日(日)

初 日
主役の座は渡せぬ石渡鉄兵が選抜1号艇!

今節は「第44回大江戸賞」の6日間シリーズ(2準優制)。「オール東京支部」によって争われる恒例のお盆開催で、江戸川ファンには馴染み深い面々が集結。それとともに「主力クラス」+「準主力級」には、名うての「波乗り巧者」が揃っている。

なお、本日の初日は一日を通して夏場デフォルトの南風(追い風)が卓越する見込み。それに対し、前半戦は順目の「上げ潮」で、後半の7R以降は逆目の「下げ潮」へと変化する潮回りとなっている。ただ、潮位差の小さい「長潮」であるため、水面コンディションが極端に悪くなる可能性は低そうだ。

さて、初日メインの12R「江戸川選抜戦」は、いずれも当地で複数回(※2回以上)の「V実績」がある選手たちによる好カード。中でも、当地通算「70優出&21V」と言う圧倒的な水面実績を誇る石渡鉄兵が、当然の如く1号艇にエントリーしている。(※初日は前半5R3枠との2回乗り。)

その石渡、選抜メンバーでは(6枠の佐藤大佑とともに)前節の「G2江戸川634杯」からの連続参戦。本人は「気になるところが色々ありますね…」と、前節で転覆している相棒(49号機)を多少危惧していたが、同機の素性は良い部類。従って、転覆のダメージが微小であれば心配無用だが、まずは「直前気配」を注視したいところだ。

他の選抜メンバーで好感触を得ていたのは、山田哲也(4枠※初日1回乗り)と佐藤大佑(6枠※前半は8R2枠)の2者。まず山田は、石渡からバトンタッチされた「68号機」に対して「体感面の良さ」を実感。

その山田は「石渡さんを信じてそのまま行きますけど、仮にレースでの足が悪かったら、石渡さんに文句を言えるので気が楽ですね(笑)」と、同じ千葉の大先輩を信頼。それとともに、山田は前回の当地戦において重症レベルの「機力不足」で大苦戦を強いられただけに、その雪辱へ気合もパンパンだ!

対する佐藤も、前検日の時点で求める「伸び足」はそれなりに良かった。ちなみに、今回手にした「46号機」はやや癖のある「伸び型」で「乗り手」を選ぶ印象だが、低勝率(2連対率21.4%)ながら、佐藤には打って付けのモーターかもしれない。

残る選抜メンバーでは、中野次郎(3枠)と小林泰(5枠)の2者(※ともに1回乗り)の足色は普通程度。また、福来剛(2枠※前半は6R6枠)は「伸び系」が少し弱めだったが、中野&福来は近況絶好調。「江戸川は苦手…」と弱気な中野だが、水面が大荒れにならぬ限り、実力は発揮できるはずだ。

対する予選組では、前節のG2戦で山田康二が優勝した「64号機」を森作雄大(7R6枠※1回乗り)がゲット。森作自身も「出足系がいい感じはしたし、ほぼすることはない。たまには良い機を引かないとね!」とご満悦。今節はモーターパワーを信じて、レースに集中するだけで良さそうだ!

さらに、戸塚邦好(30号機)と萩原知哉(10号機)も「エース級」の快速機を獲得。中でも、萩原が「全部良さそう。特に行き足が良くて、スタートした最初の部分から伸びて行きますね!」と大絶賛で、その初戦(6R4枠※1回乗り)は注目だ。

一方、G2戦からの連続参戦になる戸塚は「ペラが伸び型で特殊ですね。自分のスタイルではないし、乗り心地重視で調整します…」と苦笑い。なお、前節では抜群の「レース足」を生かして準優戦まで駒を進めただけに、調整の「イメージ」は確実に沸いているはず。よって、この戸塚の初日2走(5R5枠&11R2枠)も必見のレースと言えそうだ。

加えて、加藤政彦(11R3枠※1回乗り)と増田進(4R1枠&10R5枠)も、前記した2者(萩原&戸塚)に匹敵する良機とのタッグだが、ともに前操者が「事故(エンスト・転覆)」を起こしているのが懸念材料…。従って、当日の気配で「ダメージの有無」をチェックしておきたい。

その他、半信半疑ながら「気のせいかもしれないけど、前回来た時より押している気がしましたね」と話していたのは山本英志(9R2枠※1回乗り)で、前節の島村隆幸(優出4着)が施した「大整備」が当たってきた可能性はありそうだ。

また、ベテラン組の渡辺豊(3R5枠&8R1枠)と奥平拓也(5R6枠&10R3枠)の2人も、前検は好ムードだった。まず、渡辺豊は「(桑原)将光君と合わせて、ターンの向きなどは自分の方が良かったね」と話している通り、「操縦性」の部分に手応えを得ていた。

奥平の方は、近況上昇一途の「36号機」とのタッグで、同機は前節に桑島和宏が「特別戦初優出」を達成。奥平自身も「同じ節に走った山口亮が凄く出ていたからね。楽しみがあります!」と満面の笑み。実際に「レース足系統」は2節連続で「超抜クラス」に仕上がっており、奥平の初日2走も激注目だ!