1月22日 (水)

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第43回報知新聞社杯 / 1月24日〜1月28日

節全体の展望・注目の選手

当地実績上位は地元の三角と遠征勢の山下佐藤

優秀な攻撃性能を誇る藤岡柳生もV戦線を牽引する!




3256
三 角  哲 男

3562
山 下  和 彦

3813
佐 藤  大 介

4278
藤 岡  俊 介

4361
柳 生  泰 二

4415
下 出  卓 矢


次回開催は、1月24日(金)にスタートする「第43回報知新聞社杯」の5日間シリーズ(得点率制)。なお、今シリーズは潮位差の大きい「中潮」と「大潮」に当たり、特に節の前半(初日・2日目)は「上げ潮」基調となっている。従って、潮流と対峙する「向かい風」がメインとなる冬場としては潮回りがやや悪く、強い風が吹くと“波乗り巧者”の出番が増えそうだ。

さて、出場メンバーを見渡すと、“主力クラス”の大半を遠征勢が占めているが、地元唯一のA1レーサーである三角哲男の奮闘に期待したいところ。鋭いスタートから繰り出される攻撃は「五十路」に突入しても破壊力満点。若手時代に“ダッシュ戦”主体に記念路線を戦い抜き、礎を築いたことがベテランになった今に生きている!

ちなみに、当地における実戦(通算V7)も超豊富な三角だが、昨年は江戸川を計4節走って、「優出ゼロ」と不本意な結果に…。三角自身も「江戸川の調整が合わない」と嘆いていたが、前回9月の「64周年記念」ではベスト18入り。その時は、良機とのタッグだったこともあるが、調整の“方向性”も少し掴めた様子だった。「F持ち」で事故点も少々高い状況ではあるものの、硬軟自在の走りで、まずは当地2年ぶりの優出を目指す。

そして、地元からは桑原将光も参戦。昨年は江戸川を計7節走って「1優出」のみと、“当地3割増し”を自認する桑原としては消化不良の1年だったし、他場を含めても本調子を欠いていたが、今期(※11月1日以降)は、彼本来の“粘り強さ”が復活。江戸川での“仕事始め”となる今シリーズは、気合十分で乗り込んで来るのは間違いない。

一方、遠征勢は多士済々な顔ぶれ。中でも、山下和彦佐藤大介の当地実績は群を抜いている。G2戦の「江戸川634杯」を含め、当地通算“V6”の山下は、安定感には欠けるものの、小技よりも中外コースからの「大技」に魅力があるのは、前記した三角との共通項だ。今期は今ひとつ調子が上がってこないが、得意水面の江戸川で悪い流れをバッサリと断ち切りたい。

対する佐藤は、江戸川通算“V4”だが、途中帰郷となった前回8月の「G3アサヒビールカップ」以前の当地5節では「4優出&1V」の“優良安定株”。山下とは対照的に、1Mでケリを付けるレースは少ないが、ソツなく捌いて道中戦でも無類の粘りを発揮。“回り足系”の仕上がりが良いと舟券への貢献度はかなり高い。

さらに、“速攻派”の藤岡俊介柳生泰二もV戦線に突入してくるのは必至。特に、藤岡は、スタート巧者の多い兵庫支部においても、上位にランクする天性の“S力”を誇る。よって、伸び系統がきていると“ピンラッシュ”も期待できるし、前走地の唐津では待望の今期「初優出」とリズムも上向いてきた。

一方の柳生は、藤岡との比較でも「スピード」でグイグイ押すタイプ。機出しのレベルは平均的だが“旋回能力”はかなり高い。加えて、今期は“優出ラッシュ”で勝率も「7点台中盤」と絶好調。江戸川に関しても、以前に比べて参戦機会は増加傾向にあり、それに比例して水面を乗りこなせるようになってきた。

坂元浩仁下出卓矢の「99期コンビ」も、各々のレーススタイルは少々異なるが、一般戦が舞台であれば“トップクラス”の攻撃性能を誇る。旋回の“斬れ味”で勝負する坂元は、当地過去3度の優出は全て「1号艇」で“3連続準V”と後一歩のところで勝ち切れていないし、近況の江戸川では機出しに苦戦する場面も多い。それでも、調整がバシッと合えば荒水面も苦にしないタイプだけに、早めに調整を掴めると楽しみな存在になる。

また、下出は「捲り」に拘る個性派で、伸び型の“スペシャリスト”。その調整が結実したのは、1号艇でファイナルに駒を進めた昨年10月の「平和島65周年記念」。ちなみに、ピット離れで後手を踏んだV戦は、まさかの「2コース回り」になってしまったが、言わば“専門外”の「差し切り」ではあったものの、嬉しい“G1初制覇”を達成した!

その下出は、当地の通算勝率が「4点台(4.89)」と低く、江戸川の水面に苦手意識を抱いている…。特に、風と潮流が対峙して生じる「うねり」が出ると“3割減”の評価になってしまうが、仮に自慢の“伸び仕様”が嵌るようであれば、一躍「V候補」に浮上する可能性もあるだろう。

そして、“当地3割増し”である桑原の同志・是澤孝宏だが、江戸川では過去にG2以上の特別戦で“2優出”の実績を残している。ただ、近況の当地戦では低調機に苦戦するシーンが多い他、予選を2位で突破した昨年5月の「G2江戸川634杯」では、準優戦で転覆を喫するなど結果を出せていない。よって、今回こそは良機を引き当てた上で、久々の当地優出を狙いたい。

さらに、岡山支部の妹尾忠幸に加えて、長谷川雅和藤山雅弘の「105期」勢も、江戸川では“水を得た魚”の如く、高い確率で好走する。まず妹尾は、「F2」を抱えての参戦だった前回9月の「64周年記念」こそ苦戦を強いられたが、当地の一般戦は現在「7連続優出&4V」という好成績。抽選運に恵まれていることも事実だが、とにかく調整が合う印象で、モーターをしっかり仕上げて、いつも緩急自在に捌いてくる。

そして、長谷川と藤山は、ともに今期「A1ペース」とリズムは絶好。「初優出」も「初V」も江戸川で達成している“持ってる男”の長谷川に対し、藤山は当地3度の優出全てが「V戦6着」で、快速機を獲得した前回戦(8月のG3アサヒビールカップ)では予選2日目に痛恨のF失権…。それでも、乗りっぷりは常に抜群で、流れに乗れば一気にVロードを爆走することもありそうだ。

前記した佐藤・坂元と同じ東海地区からは、大谷直弘藤田靖弘池田雄一の3者も参戦。いずれも、モーターの仕上がり次第では、優出戦線に絡んでこれる力量の持ち主だが、特に、大谷&藤田の両者は、直近の当地戦における優出率も高い。ともに堅実に捌いてくるタイプだが、難易度の高い水面も掌握できている。

その他、長谷川と同様に、当地で“初V”を達成している松尾祭に、質の高いスタートを連発してくる川島圭司。さらに、三角・桑原に続けとばかりに、地元の吉田宗弘も、良機の援護を得るとV戦線を盛り上げる存在になってきそう。

ちなみに、荒水面を最も豪快に乗りこなしてくるのは松尾だが、吉田は前回10月の「東京中日スポーツ杯」の予選3日目に前期2本目の「F」を切ってしまったものの、残り3日間を粘り抜いて「A2級勝負駆け」を成功させた。今期は(※前期のF休みを消化した関係で)出走回数が不足しているが、気合入る地元戦でバリバリと稼ぎまくりたいところだ!

(※出場予定選手・データは、すべて1月20日現在。)