12月6日 (火)
第41回東京スポーツ杯

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第41回東京スポーツ杯 / 12月6日〜12月9日

節全体の展望・注目の選手

地元・江戸川で主砲の齊藤が短期決戦を席巻する!

4代目番長の是澤に、赤坂川上の九州勢もV照準!




3978
齊 藤    仁

4388
是 澤  孝 宏

4174
赤 坂  俊 輔

4189
川 上    剛

4397
西 村  拓 也

3956
横 澤  剛 治


師走の1節目となる次回開催は、12月6日(火)に始まる「第41回東京スポーツ杯」の4日間シリーズ(得点率制)。なお、出場メンバーにA1級は「5名」だが、その5人はいずれも江戸川の「難水面」を乗りこなせる面々。また、当開催からキャブレター凍結防止用の「温水パイプ」が装着される。そのため、モーター相場に微妙な変動が生じる可能性があり、前検情報とレース直前の展示チェックは欠かせない。

さて、A1級5名の中でも、シリーズの「主役」として大きな期待を背負うのは地元主砲の齊藤仁。的確な状況判断とシャープなハンドルワークを駆使して、舟券への貢献度は絶大。「出足」+「乗り心地」の2点が生命線だが、近況も期初めの尼崎から、前走地の蒲郡に至るまで、現在「4連続優出中」と安定感は群を抜く。

その齊藤、1年半ぶりの当地参戦となった前回戦(9月の日刊スポーツ杯)ではワースト級の低調機を引いて優出できなかったが、前々回(一昨年2月の日本MB選手会会長賞)は予選首位からの「王道V」を飾っている。ちなみに、当節の東京支部勢は(A2級も含めて)A級レーサーがこの齊藤のみで、孤軍奮闘の走りを期待したい!

対する遠征組では、まず「4代目江戸川番長」の是澤孝宏に注目。今年は2月に地元開催(びわこ)だった「近畿地区選手権」で初のG1タイトルを獲得。近況も10月にびわこ・児島の各G1戦でベスト6入りを果たし、前走地の三国まで「3連続優出中」と乗りに乗っている!

ちなみに、是澤は当節が今年5回目の当地参戦だが、前回7月のG2戦(江戸川634杯)の準優戦において、痛恨の「F」を切っている他、最近の江戸川では調整に苦戦するシーンが多い。従って、蓋を開けてみないと分からない部分もあるが、当節の潮回りは「上げ」基調で、冬場デフォルトの北風(向かい風)と対峙すると波が出る。水面が荒れたら「無敵」だが、まずはモーターを確実に仕上げて結果を出したい。

残る3人のA1級は、赤坂俊輔川上剛西村拓也。SG戦の経験も豊富な赤坂は、長崎支部でも上位ランクに位置する実力者。昨年は「V6」を達成して、地元の大村開催だった3月の「SGボートレースクラシック」に出場。今年は年間を通して調子の波がやや大きく、現在のところ「V2」だが、戦法的には硬軟自在で「オールラウンド」な戦いができる。

また、赤坂は2019年1月以来となる久々の江戸川参戦だが、当地は一般戦に限れば「3連続優出中」と安定感十分で、V経験もある水面。以前から当地に限らず波風は苦にしないタイプ。よって、長期ブランクの不安は少ないし、当然ベスト6入りを狙っていける!

一方「福岡支部長」として同支部を牽引する川上は、約1年ぶりの江戸川参戦。最近は当地で優出できていないものの、「モーター抽選」に恵まれぬ中で成績自体はソコソコ。通算では「6優出&V3」と6強入りを果たせば勝負強い。「諦め」の二文字とは無縁のタイプで、「整備」&「レース」ともに「粘り強さ」を身上とする。

その川上、級別の新期に突入してまだ1か月余りだが、ここまで3節走って、一度も「賞典入り」を果たせておらず、現時点でのリズムは最悪。前走地の児島に至っては、節間で「2連対ゼロ」と言う惨状だった…。よって、そろそろ悪い流れを断ち切っておきたいところだが、機力が水準クラスに達しさえすれば好勝負は必至だ。

そして、大阪支部の西村が急遽追配で参戦。なお、主力級の層が厚い同支部における西村は「一般戦強豪」の立ち位置だが、グレードレースでも度々好勝負を演じている実力者。「差し巧者」で、多少機力が劣勢であってもしぶとく捌けるタイプだ。

ちなみに、西村は当地の特別レース(66周年記念&江戸川634杯)で「連続優出」を果たしている他、一般戦を含めると現在江戸川は「5連続優出中」と無類の「安定感」を誇る。荒水面も全く苦にしない「全天候型」の実に頼りになる存在で、当然の如く「覇権争い」に食い込んでくる!

続いて、A2級で「最上位」の水面実績を残している静岡支部の横澤剛治。当地ではG2戦の「江戸川634杯」を制している他、通算でも「17優出&V6」と、特に若手時代は名うての「江戸川巧者」として鳴らした。「サーファー」ばりの「波乗り手腕」は絶品で、水面が荒れたら敵なしの強さを誇ったものだ。

現在においても「攻撃性能」は高い横澤だが、彼にとって永遠のテーマは「機出し」の部分で、中堅クラス以下のモーターを引くと直し切れぬことが多い。そのため、少なくとも水準級以上の機を引きたいところだが、仮に自力勝負の利く「伸び足」を仕上げ切れると、約10年間遠ざかっている当地での「V」も狙っていける。

横澤と同じ静岡支部からは、池田雄一も参戦。「捲り差し」が得意な池田は、内枠時より、伸び伸び走れる中外コースの方が狙って面白いタイプ。ちなみに、予選1位からポールポジションを掴んだ前回のV戦(5月のサンケイスポーツ杯)は、1周1Mにおいて無念の転覆…。それでも、江戸川の水面は比較的乗れる方だし、悔しい想いをした前回の雪辱を果たしたい4日間になってくる。

さらに、杉山裕也野中一平宇佐見淳を擁する愛知支部勢にも実力者が揃っている。まず、杉山は先月(期跨ぎのデイリースポーツ杯)で江戸川を走ったばかり、その前回は抜群に機が出ていたが、要所で取りこぼしが生じて優出はならず…。しかし「江戸川との相性はいいですよ!」との言葉通り、当地は好走機会が多く、モーターの良し悪しに関係なく、常に仕上げてくる印象が強い。

杉山と同様、野中も来期(※1月1日以降)のA1級昇格が確定しているが、野中は2018年7月の当地戦(レース場前コンビニオープン記念)で自身の「初V」を飾った。それ以後は江戸川でV戦に乗れていないものの、常に善戦はしているし、「乗りっぷり」の良さが目に付く。

その野中は、今期に入って「2連続優出中」とリズムを上げているし、根っからの「速攻派」で「弾丸ダッシュ」を連発する彼は「自力枠」の「3&5コース」が得意。その反面、守勢に回ると多少淡泊な面もあるが、強気な野中らしく当シリーズも「攻め」に徹して「1着」を量産したい!

当地で「V3」の実績がある宇佐見は、参戦機会も比較的多く、荒水面も苦にしない。なお、前期が不調で、現在も本調子とは言い切れないが、首尾よく良機の援護を得れば楽しみな存在になってくる。

中四国勢では「マスターズ世代」の松本博昭上田隆章に注目。まず、松本は直近の当地は2節連続で「途中帰郷」となっているが、元々江戸川を得意としており「波乗り」も達者な選手。自身は「コーナー戦」でしぶとさを発揮するタイプだが、脚質に合わせて自在に運べる「柔軟性」も兼備しており、当節は前2節のリベンジ戦となる。

対する上田はスタートが若干ムラ気味で、エンジン出しも平均的だが、年齢(55才)を感じさせない若々しいレースで魅せてくれる。並の若手に対しては「スピード負け」することはなく、ある程度力のあるモーターを引ければ楽しみ。加えて、荒水面を得意としており、波が出た場合は積極的に買いたい一人だ。

さらに、松田隆司と、現在はB1級に甘んじているが来期はA2級に復帰する松尾祭渡邉俊介の計3者も、優出戦線に絡んでくる可能性がある。この中では、ともに当地のダッシュ枠から「初V」を飾っている松尾と渡邉が、難易度の高い水面にも臆することなく乗りこなしてくるだけに、モーター次第ではチャンス十分だろう。

最後に、年明けの「新春金盃」にも参戦予定の金山立樹だが、当地の「フレッシュルーキー」としては、当節がラストの江戸川参戦。なお、2月の「ルーキーシリーズ」で「+0.05以上のF」を犯した金山。その一戦は、準優入りを懸けた予選ラストの「勝負駆け」で、気合が入り過ぎた結果の手痛い勇み足だった…。

しかし、前回戦(今年度のルーキーシリーズ)は、低勝率機を引きながらも凌ぎに凌いで、予選突破を果たした。そして、F艇が出る大波乱となった準優戦で「3着」に食い込み、悲願の「初優出」も達成。まだ「成長途上」で自力で攻めるレースは少ないが、展開を読む目は着実に向上している。よって、当節こそ良機を引き当てたいところだし、良い形でフレッシュルーキーを卒業したい!

(※出場予定選手・データは、すべて12月2日現在。)

開催日別 展望
12月6日(火)

初 日
選抜1枠の齊藤仁が動き一息で激戦模様!

今節は「第41回東京スポーツ杯」の4日間シリーズ(得点率制)。なお、冬本番を迎えた今開催から、キャブレター凍結防止用の「温水パイプ」が装着された。よって、急激に「モーター相場」が変動することは少ないものの、レース直前の「展示航走」は必ずチェックしておきたい。

まず、昨日の前検日は「向かい風」に対し、逆目の「上げ潮」が対峙して水面が波立ったため、安定板を装着して「タイム計測」+「S練習」が実施された。迎える本日の初日も、同条件(向かい風・上げ潮)の時間帯が長いが、風は弱い見込みで、水面が極端に荒れる可能性は低そうだ。

さて、初日メインの12R「江戸川選抜戦」には、水面実績が豊富な今節の主力級が集結。中でも、地元エース格の齊藤仁が1号艇に抜擢されたが、抽選で手にした「36号機」は前節の最終日に転覆。その際、クランクシャフトとピストンが交換されており、事故のダメージが懸念される…。

齊藤自身も「正直、行き足に関しては良くなかったです…」と話しており、昨日のS特訓でも、舟を起こした直後の「加速感」に鈍さが感じられた。従って、まずは前半戦(5R4枠)の気配を注視した上で、後半の選抜戦で「逃げ切れるか?」を冷静に判断したい。

そして、他の選抜メンバーでは、杉山裕也(6枠※前半は7R2枠)が最も素性の良い「15号機」を引き当てたが、西村拓也(2枠)と川上剛(4枠)の2者(※ともに1回乗り)も、それなりに期待度の高いモーターを手にしている。

まず、杉山は前回の当地戦でも良機(47号機)を引き当てており、以前から「抽選運の強さ」を発揮している。実際、気配的にも「出足系」に力強さが感じられたし、初戦(7R)の2枠戦は「1着」が計算できる一番。さらに、大外の選抜戦も展開次第では「2・3着」の目が十分ありそうだ。

対する西村・川上の両者では、前走地の若松で今年「V4」を飾った西村が「今節は何が何でも優勝するという気持ちで行きます!」と気合パンパン。しかも、当地は現在「5連続優出中」と安定感は抜群で、調整面にも確固たる自信がある様子だ。

残る選抜組の是澤孝宏(3枠※前半は8R5枠)と赤坂俊輔(5枠※1回乗り)は、いずれも2連対率が「30%以下」のモーターを引いているが、是澤に関してはまずまずの感触を掴んでおり、見た目にも特訓での「劣等感」は感じられなかった。

一方、予選組で真っ先に触れておきたいのは、前節のV機(操者:杉山正樹)である「46号機」をゲットした松本博昭で、本人も「試運転はターン回り近辺が良さそうでした。前節の宮島も機が出ていて優出できなかったので、今節は何とかしたい!」と闘志を漲らせていた。まずは、初日の2走(4R6枠&11R2枠)をしぶとく走り抜いて2日目に繋げたい!

さらに、松尾祭(35号機)&上田隆章(54号機)の香川支部勢も、楽しみがあるモーターを獲得。中でも、松尾(6R2枠&11R6枠)が「乗った感じは良いと思いましたし、エンジン的には十分ですね!」と好感触。その相棒は、前節に記念クラスの秦英悟が「回り足系」を仕上げていたし、信頼度は高そうだ!

その他、松田隆司(10R6枠※1回乗り)と、「伏兵級」の松下誉士(3R4枠&8R2枠)・立具敬司(4R3枠&9R6枠)の3者も、前検日時点における動きが良好だった。

特に、松田が「ターンに違和感はあったけど、チルト1度で伸びている気はしましたね」と話しており、初戦は大外から「快ショット」を放つことができれば、「一発大駆け」まであるメンバー構成だ。

そして「ターン回り系」が良く映った松下に対して、立具は「安定板が着いても、起こしてから進んでいた。師匠(西村拓也)をやっつけられるように頑張ります!」と言う通り、「行き足気配」がかなり良かった。さらに、当地で正解を出し続けている師匠の西村から調整面のアドバイスを受けられるのも有利で、「穴党ファン」は初日から要注目だろう。

また、前節からの「当地連続参戦」となる田代達也と、江戸川の「フレッシュルーキー」を務めてきた金山立樹の地元2者にも期待したい。この両者では、田代(2R3枠&8R1枠)が「バランスが取れていて、乗り心地も良かったですよ」と強気のコメント。加えて、前節で「上位級」に仕上げることができた調整面での「アドバンテージ」も存分に生かしたい。

対する金山(5R2枠※1回乗り)は、往時ほどのパワーはないものの、調整を外さなければ「中堅上位級」には達する「64号機」とのタッグ。「ペラを自分の形に叩いて、前検としては悪くなかったです」と話し、まだ詳細な部分は掴み切れなかった様子だが、「出足型」の同機とは走法的にも手が合う可能性が高い。