9月28日 (月)
第44回東京中日スポーツ杯

ホーム/総展望

第44回東京中日スポーツ杯 / 9月25日〜9月30日

節全体の展望・注目の選手

宮島周年を王道逃げで制した稲田に主役の期待!

当地特別戦覇者の若林土屋岡村横澤もV競う!




4290
稲 田  浩 二

4335
若 林    将

4311
岡 村    仁

3956
横 澤  剛 治

4759
今 泉  友 吾

4190
長 嶋  万 記


※更新情報9/25(金)…土屋智則選手(4362・群馬)は負傷のため初日途中帰郷となりました。

※更新情報9/24(木)…北山康介選手(4535・東京)は事前欠場となりました。

次回は、9月25日(金)にスタートする「第44回東京中日スポーツ杯」の男女混合6日間シリーズ(2準優制)。なお、主力を形成する「9名」のA1級に加えて、A2級にも複数の「江戸川巧者」がエントリー。さらには「7名」の女子レーサーも、当節を大いに盛り上げてくれそうだ。

さて、当シリーズの「主役」には、ズバリ稲田浩二を指名したい。予選1位からゴールデンルートを歩んだ前節の「宮島66周年記念」では、峰竜太・白井英治ら、並み居るトップレーサーを完封しての「王道逃げ」で、自身2個目の「G1タイトル」を獲得。ちなみに稲田は、その宮島周年を含めて、今年すでに「6V」の荒稼ぎ。特別戦での優出も「3回」を数え、賞金ランクは「27位」まで浮上。年末の「平和島グランプリ」出場が射程圏に入ってきた!

その稲田、当地は通算で「7優出&2V」の実績を残しているが、直近も前回2月の「日本MB選手会会長賞」において、非力なモーターに手こずりながらもベスト6入り。さらに、昨年9月の「64周年記念」でもファイナリストに名を連ねるなど好走が続いている。「水面が荒れていない江戸川は好き」と話していた稲田は、極端な荒水面さえ回避できれば、V戦線を力強く牽引してくれるはずだ!

そして、稲田に続く「V候補」として名前が挙がるのは、当地で「周年記念」を制している若林将土屋智則岡村仁に加えて、G2戦の「江戸川634杯」を勝っている横澤剛治の計4者。

まず、若林は前期の「F2」が響いて現在はA2級に降格しており、今期(※5月1日以降)も未だ「1優出」のみというのは物足りないが、勝率的には「7点ペース」と復調気配。レースを見ていると(伸び志向だった以前に比べると)最近は「実戦足」を重視した自在なハンドルワークで、大崩れなくまとめている印象だ。

その若林は「63周年記念」を制した昨年1月以降、当地ではフライングが多く、モーター抽選でも「運」に見放されていたが、前回のお盆開催(大江戸賞)では、不良航法による減点が響いて予選落ちしたものの、3日目の後半戦以降は6戦して「5勝」&「2着1本」と快走。その前回戦は良機の後押しもあったが、当節は地元の「大将格」として好レースを期待したい!

当地「62周年記念」を勝っている土屋は、連日に亘って暴風が吹き荒れた7月の「G2江戸川634杯」以来の参戦。その前回は、前検日に「今節はダメそう…」と嘆くほどの凡機とのタッグだったが、波乗り手腕を駆使して粘りを発揮した。なお、以前に比べると「差し」の比重が増している印象だが、元来は師匠・橋本久和譲りの「果敢攻め」が身上で、約2年間も遠ざかっている当地優出へ、当節は「攻めダルマ」と化したいところだ!

また、「58周年記念」覇者の岡村も、先に触れた若林と同様、前期は「F2」を犯して苦しんだ。膨れ上がった事故率を下げることで手一杯…という状況に陥り、今期はA2級に甘んじている。しかも、岡村は今期も「F」を抱えており、当節と次の下関(一般戦)を走り終えるとF休みに入る。よって、スタートよりも「旋回勝負」に活路を開きたいところだが、無類の「荒波巧者」で鳴らすだけに、江戸川の一般戦なら優出を外すことは考えにくい。

「初優出」「初V」「特別戦(G2以上)初V」がいずれも当地の横澤も、何かと江戸川とは縁が深い。かつては「7点台後半」を楽々と叩き出し、勝率「8点台」もマークしたことがある強豪だが、近年は「A2級陥落」を2度喫している。それでも、自慢の「旋回スキル」は現在も錆び付いていない。安定味に欠ける「機出し」が永遠の課題だが、機力さえまともなら、硬軟織り交ぜた質の高い攻めを連発して「V」まで狙って行ける存在だ。

さらに、地元の東京支部からは北山康介今泉友吾も、若林とともに「V候補」に名を連ねる。通算「3V」の内、2回を当地で飾っている北山は「江戸川の天才」と言っても過言ではない。とにかく「乗り方」が巧く、当然の如く「波乗り」も達者。加えて、当地の「調整」を完全に掌握しており、機歴不問でモーターを出してくるのも大きな強味。よって、初日から気分良く走ってリズムに乗るようだと、「シリーズリーダー」の座に躍り出る可能性はある!

そして、捌く腕がピカイチの今泉は、ハイレベルな「S合戦」になることの多い記念を走っても、スタートに関してはマイペースを貫く印象。それでいて、生命線の「回り足」がきていれば、それなりに捌いてしまう辺りに「非凡さ」を感じる。過去に当地で「3優出」をマークしているがVには届いていないだけに、この今泉も虎視眈々と「江戸川初制覇」を目指して乗り込んで来る。

地元からもう一人、忘れてならないのは桑島和宏だ。現在B1級というのがやるせないが、今期は現在のところ勝率「6点ペース」とA1級への「2階級特進」が狙える位置に付けている。よって、大好きな江戸川で更なる「勝率アップ」を狙う桑島の気合走りからも目が離せない。

群馬&埼玉支部からは、前記した土屋以外にも、鳥居塚孝博大澤普司小山勉が参戦予定。まず、以前は当地における「安定株」の一人だった鳥居塚だが、良機を得て好発進を決めた前回6月の「G3マスターズリーグ第2戦」では予選3日目に無念の負傷帰郷…。直近の当地2節で計3回も転覆を喫しているのも気懸かりだが、事故なく走ることができれば、当然「ベスト12圏内」には食い込んでくるはず。

大澤は元より調子の波が大きいが、今期は比較的安定している印象。機出しは「エンジンなり」で、自身のタイプに合致しないモーターを引くと思わぬ苦戦を強いられることもある反面、機力が「中上級」まで到達していれば好勝負は確約。思い切りのいい攻めが持ち味で、勢い付くと中外コースからでも抜群の突破力を発揮する。

そして、若手時代は「速攻派」として力を蓄えた小山だが、近年は完全な「差しタイプ」に転身。調整面に関しても、現在は「回り足」ありきで、バランスを取るオーソドックスなパターンで臨むことが多い。当地との相性もまずまずで、前回2月の「月兎ソースカップ」では6強入り。仮に水面が多少荒れても、無難には乗りこなしてくる。

当地の出場機会が多い大谷直弘山田雄太の両者に、快速機のパワーが唸りを上げた前回戦(2月の夕刊フジ杯)で「当地初V」を飾った田路朋史の3人では、「堅実派」の大谷が今期も安定した成績を残している。舟足が中堅程度だとしても、意図通りに操縦できる状態になっていれば、当節も舟券への貢献度は高そうだ。

その大谷に対して、山田・田路はともに現在の今期勝率が「4点台」と低迷…。特に「事故パン」の山田は苦しい状況で、7月以降は「暗黒モード」。前回7月の当地「G3アサヒビールカップ」も節間未勝利と苦しんだが、元々の旋回能力は「S級」。よって、良機の援護を得た上で「捌き勝負」に徹したいところだ。

山田と同様、田路も今期の内容では「イチ推し」できる材料が見当たらない。低調機を引いた時に全く凌げていないのが実情で、当シリーズもポテンシャルの低いモーターを引くと、厳しい戦いが予測される。その一方、足元が整えば外コースからでも機敏に捌けるタイプで、活躍できるかは「モーター抽選」次第と言えそうだ…。

その他、8名が参戦予定の女子では、実績最右翼の長嶋万記を筆頭に、地元A1級の清水沙樹、さらに、若狭奈美子蜂須瑞生の4者は「男女混合戦」でも十分勝負になる戦力を有している。特に、今はA2級の身でも、長嶋は女子きっての銘柄級。男子の主力相手でも太刀打ちできる「旋回力」があり、当地でもV経験がある他、準V も「3回」と、難易度の高い江戸川水面を力強く乗りこなしてくる!

そして、地元の清水は転覆を恐れない強気な「握り攻め」はレースを見ていて冷や冷やさせられるが、豪胆な攻めは破壊力十分。ただ、今期は「F2」の重い足かせを抱えているのが痛恨…。それならば、柔軟に立ち回れる若狭と、清水ほどではないが攻め果敢な蜂須に期待を寄せた方がいいかも。中でも、「出足系」の仕上がり如何では若狭の「軽量差し」が波乱を呼ぶシーンもありそうだが、果たして…!?

(※出場予定選手・データは、すべて9月17日現在。)

開催日別 展望
9月28日(月)

4日目
江戸川巧者の走りで横澤が得点率トップを快走!

昨日の3日目は、微風の良好な水面コンディションの下でレースが行われた。

その3日目は、1号艇が「7勝」を挙げた一方で、中外勢(3〜5号艇)も「4勝」と奮闘。なお、静水面での戦いで、基本的にはインが優勢だったものの、前半の3日間では機力の「上下差」が最も感じられた一日でもあった。

なお、本日の4日目(予選最終日)は、ホーム「向かい風」が吹く見込み。それに対して、潮回りはほぼ全レースが逆目の「上げ潮」の一日。ちなみに、前半戦は風速がやや強まる予報で、波が出る可能性もある。よって、当日のコンディションを確認しつつ、舟券作戦を組み立てたいところだ。

さて、いよいよ準優「12強」入りを懸けた予選の最終日を迎えるが、初日の選抜戦を制した横澤剛治が、唯一「オール2連対」で断トツの得点率トップに君臨。さらに、5戦して「3勝」を挙げている地元女子の清水沙樹が2位で、横澤を追撃している。

まず、レース内容には非の打ちどころがない横澤だが、本人は「行き足・伸びは悪くないけど、旋回中期から後期が今ひとつ。中堅あるかどうかですよ…」と機力評価は辛口。よって、今一度調整作業に励む構えだが、予選ラストとなる本日の後半戦(11R)は6枠だけに、前半戦(3R)の3枠を1着で突破した上で、このまま「1位通過」を目指したい。

一方、2位の清水は「F2」で「事故パン」という厳しい状況を考えると、大健闘と言っていい。なお、イン戦だった昨7Rにおいて、握った長嶋万記(2枠)が振り込んで、その長嶋に接触した清水。一瞬ヒヤリとしたが、続く2Mを冷静に捌いて1着。素性の良い相棒(26号機)は上々の動きを見せており、本日は外枠からの2走(5R6枠&9R5枠)だが、トップの横澤とともに、準優戦進出に関しては「当確ランプ」が灯っている。

また、得点率を「8点台」に乗せているのは、岡村仁(3位)・小山勉(4位)・金子猛志(5位)の3人。岡村は1枠戦だった昨9Rにおいて、一旦は4カドから捲った村田敦に先行されたが、道中で猛然と追い上げて逆転の1着!

その岡村は「ペラを叩いて、良かったですよ。高い水準でバランスが取れてますし、特に回った後がいい!」とレベルアップに成功。課題と言えば「静水面だと入らない(笑)」と言う「S」の一点だが、彼の機技を持ってすれば、「連勝」まで狙える本日の予選ラストの2走(7R5枠&11R2枠)だ。

さらに、注目の稲田浩二(7R6枠※1回乗り)は昨2走を「1着・3着」にまとめて、現在の得点率は、大谷直弘(2R2枠&12R3枠)と並んで6位タイまで浮上。その稲田は「手応えを感じた。岡村選手より行き足は強かった」と自信のコメント。なお、本日は大外枠からの勝負駆けだが、ジカ内(5枠)の岡村に捲りを促す「快S」を決めて、ズバッと捲り差しを捻じ込みたい!

その他では、塩崎優司(8位)・山田雄太(9位)・野口勝弘(10位)の3者が、いずれも気の抜けない勝負駆けとなってくるが、この中で注目したいのは、絶好の中枠2走(2R4枠&8R3枠)を残している山田。相棒がオレンジプレートの「51号機」で動きは絶好。自身は「事故パン」で楽な状況ではないが、ここまでの4走は度胸満点の「S」を決めている。

そして、ボーダー上の11位タイに並んでいるのは、田路朋史(10R2枠)・長嶋万記(9R3枠)・村田敦(2R6枠)の3者(※いずれも1回乗り)。

この3者では、「展示好タイム」を連発している田路の「伸び足」が強力。本人は「3日目は出足・回り足の部分が合ってなかった」と話していたが、ペラの方向性は完全に掴んでいる様子だ。前回の2月に「当地初V」を飾っただけに、外目の枠になっても準優戦に滑り込めれば、面白い存在になってくる!

一方、昨7Rで振り込んでいる長嶋だが、後半戦(昨12R)は「2着」に食い込んだ。そのレースでは思い切り良く握れていたし、メンタル面に影響はなさそう。従って、ここまでは(0台か30台かという)不安定な「S」をしっかり決められれば、十分に予選突破が狙えそうだ。

最後に、ボーダー下(13位以下)の面々では、実力十分の鳥居塚孝博(6R3枠&12R5枠)が14位で、地元主砲の若林将(3R2枠&9R4枠)は17位。なお、鳥居塚の機力は中堅級だし、若林も「厳しい。回ってから全然押さないです…」とのこと。ここまでは自身の「テクニック」でカバーしているが、機力自体はかなり劣る現状だ…。

一方、「30号機」が相棒の佐川正道は現在15位で、「ちょっと重かったけど、調整が合えばバランスが取れた足ですよ!」と、こちらは(調整を少し外しても)モーターは噴いている。しかも、本日は自力で攻めて行ける中枠戦(2R3枠&11R4枠)だけに、この佐川の勝負駆けにも注目だ!
9月27日(日)

3日目
A1級勝負の小山が連勝目指すスロー枠2走!

昨日の2日目は、初日と同様に北寄りのホーム「向かい風」が吹いた。それに対して、潮回りは風向きと逆目の「上げ」基調ではあったものの、強い風が吹くことはなく、まずまずの水面コンディションだった。
 
その2日目だが、1号艇が「7勝」&「2着3本」の計10連対と舟券に貢献した他、スロー勢が計「11勝」と内コースが優勢だった。なお、逃げが「3本」しか決まらなかった初日に比べると、昨日は「向かい風」が弱まったため、結果的にイン艇が完全に捲られたレースは1回(昨5R)のみだった。
 
さて、現時点において「オール2連対」をキープしているのは、横澤剛治&野口勝弘の2者。まず、初日の選抜戦を「2コース差し」で制した横澤は、昨日も「調整」+「整備」に余念がなかったが、本人は「手前のブレーキ感は出てきたけど、出口は重いままだし、大した足ではないなぁ…」と苦笑い。
 
それでも、ここまでの3走全てで「トップS」を決めている横澤は、乗りっぷりも「江戸川巧者」らしく非の打ちどころがない。この先の勝負処(準優戦)を見据えると、上積みを図っておきたいところだが、本日の5枠戦(8R※1回乗り)も、豪快な攻めで魅せてくれるはずだ!
 
一方の野口は、昨日「2着・2着」だったが、後半はインで取りこぼした格好。しかし、野口自身は「舟が返ってきたし、出足・回り足がいい!」と仕上がりに自信を示すとともに、こちらも「好S」を連発している。よって、中外枠(5R3枠&12R6枠)からの戦いとなる本日も、機力的には十分好勝負が見込めそうだ。
 
さらに、小山勉・大谷直弘・岡村仁に加えて、若手の前田翔も「オール3連対」にまとめている。中では、A1級勝負の小山は当初の「伸び型」から、レースがしやすい「バランス型」へと移行。本日は準優の好枠獲りへ大事なスロー枠2走(6R3枠&12R1枠)が控えているが、それとともに「勝率アップ」が至上命題でもあるため、ここは「連勝」を狙って気合を入れてくるはずだ!
 
また、「出足型」の大谷(3R2枠&11R6枠)に対して、岡村(9R1枠※1回乗り)は伸び寄りの「バランス型」で、いずれも上位の一角に食い込んでいる。ただ、前期に「F2」を抱えて苦しんだ岡村は、今期も「F持ち」でスタートは少し控え目。従って、本日のイン戦は今一度集中力を高めて挑みたいところだ。
 
そして、今節が当地「2回目」の前田は、前検日に「僕は波がダメで…」と話していたのが信じられぬほど、上々のレース内容。本人も「板が着いていた初日の方が伸びましたけど、外れた2日目は出足・ターン回りが良かったです!」と手応えを感じている様子。なお、本日は器用さも要求される偶数枠の2走(3R4枠&12R2枠)で、ここは準優(ベスト12)入りへの「試金石」になってきそうだ。
 
その他では、昨日「連勝ゴール」と躍進を遂げた泉具巳と、昨2連対の西村豪洋、そして、初日の後半から展示で「好タイム」をマークしている田路朋史の3者も、足色が目立っていた。
 
なお、泉(8R6枠&12R4枠)は課題に挙げていた「乗りにくさ」を解消できたことが大きく、西村(10R5枠※1回乗り)も「起こしの鈍さ」が改善。その西村は「伸び一辺倒のペラだったけど、手前にもってこれた」とのことで、明らかに出足も上向いており、馬力十分の「43号機」のパワーを引き出してきた。
 
また、田路は初日に「5着・6着」と大きく出遅れたが、昨9Rを4カドからの「捲り差し」で快勝。レース後に話を聞いたところ、「今は放ったけど、全速でSを行けば伸びる感じがあります!」と、アジャストしても相当伸びていた。自身は今期不振に喘いでいるが、前回戦で「V」を飾ったこの江戸川で、浮上の糸口を掴みたい。(※本日は3R5枠&10R1枠の2走。)
 
ちなみに、今節は初日から毎日「オール女子戦」が1つ組まれており(※本日も「7R」が女子戦)、昨日までの2日間は、1枠に組まれていた力量上位の長嶋万記(初日)&清水沙樹(2日目)がともに勝利している。
 
なお、昨10Rの女子戦で大外から猛然と追い上げて「2着」に食い込んだ長嶋は「ターン回りがいい」と笑顔。「旋回勝負」が利く状態とあって、本日の2走(7R2枠&12R5枠)も実に楽しみだ!
 
対する清水は、初戦(男女混合戦)を6枠から「捲り差し」で制すと、初日メインの選抜戦こそ「4着」だったが、昨10Rの女子戦はインから逃げてポイントを加算。その清水は「F2」を抱えている上に事故率もパンパンの現状だが、苦境を感じさせぬ「肝っ玉娘」ぶりを発揮。むしろ、普段より冷静に走れている印象で、内枠2走の本日(7R1枠&11R2枠)も、緩みなく得点を加算してきそうだ。
9月26日(土)

2日目
初戦を捲り差して快勝の岡村は手応えも絶好!

雨模様だった昨日の初日は、北寄りのホーム「向かい風」が卓越。なお、レース開始時は逆目の「上げ潮」と対峙してポチャ波が立つ水面だったため、オープニングの1Rから安定板が装着された。その後、順目の「下げ潮」が流入して水面コンディションが回復した8R以降は、安定板が取り外された。

その初日だが、1号艇が「3勝」のみとイン受難に…。対して、「4勝」を挙げた2号艇が最も強かった他、「捲り差し」を含めた「差し」が計「8本」と幅を利かせた。また、1Mが混戦になるレースが多かったため、3連単万舟が「4本」と波乱模様の一日だった。

なお、本日の2日目も、北寄りの「向かい風」が吹く見込み。対する潮回りは「上げ」基調のため、風速次第では波が出る可能性もあるが、「潮止まり」の9R以降は好コンディションでのレースが期待できそうだ。

さて、昨日注目された初日メインの「江戸川選抜戦」は、前半戦(昨7R)で負傷した土屋智則(4枠)が欠場(※途中帰郷)したため、5艇立てに。レースの方は、インから先マイした稲田浩二のターンが流れて、2コースの横澤剛治が差し切って勝利した。

一方、2番手を走っていた稲田を執拗に追い上げたのは、5コースから外をブン回した小山勉(6枠)だったが、稲田が何とか競り勝って2着。小山は3着に入った。

さて、選抜戦を制した横澤だが、レース後に笑顔はなかった。「ターンの出口が重たいし、足は大したことない。乗り心地もきてませんね…」と敗者の弁を思わせるコメント。しかし、「ペラの方向を煮詰め直す」とも話していただけに、まずは本日の前半戦(3R4枠)の直前気配を注視したい。(※後半は12R1枠。)

また、稲田(6R3枠&11R4枠)も「乗りにくさは解消できたけど、出足がなかった…」と浮かぬ表情。対して、小山(4R2枠※1回乗り)は「伸びもいいけど、板が外れた後半はターン回りもきてましたね!」と満面の笑み。初戦(昨5R)を「3コース差し」で制した小山は、目標の「A1級キープ」へ今後も「一走入魂」の走りで勝率を稼ぎまくる腹積もりだ!

ちなみに、選抜戦「4着」の清水沙樹と、同「5着」だった今泉友吾は、ともに「上位機」とのタッグ。実際、清水の「26号機」は噴いており、絶好の展開が到来した初戦(昨3R)は大外から「捲り差し」で1着。重い「F2」を抱えているが、その厳しい状況を覆す走りに期待したい。(※本日は10R1枠の1回乗り。)

また、「足はいいんですけど、回り過ぎで乗りにくかった…」と調整の失敗を口にしていた今泉も良化は必至。よって、本日の中外戦(5R6枠&9R3枠)は、ズバリ腕の見せ所だ!

一方の予選組では、大谷直弘が「捲り差し」&「逃げ」で唯一の連勝スタート。「今の後半(昨10R)は全体に良かった。展示タイムも出ていたね!」と、安定板が外れてトルク感がアップ。初日に大きな「貯金」を蓄えた大谷は、本日(5R5枠※1回乗り)以降も堅実にポイントを積み重ねてきそうだ。

さらに、1回乗りを「1着」で滑り出した面々では、大谷と同じ愛知支部の樋口範政&野口勝弘に加えて、大阪支部の岡村仁は、確実にモーターが出ている。「スリットで少し余裕があったし、出足寄りでいいですね」と言う野口は、当地における調整を掴んでいる一人で、本日のカド&イン戦(2R4枠&9R1枠)も好勝負は確約だ!

そして、昨6R(3枠)を鮮やかな「捲り差し」で突き抜けた岡村も「板と湿気で回ってなかったけど、足は満遍なくいい!」と自信のコメント。なお、本日はダッシュ枠からの2走(4R4枠&11R6枠)で、「伸びに振っても面白そう」とも話していた。抜群の「機動力」を誇る岡村だけに、外コースでも十分勝機はありそうだ!

その他、山田雄太(3R2枠&11R5枠)と長嶋万記(10R6枠※1回乗り)の静岡勢も、初日のレース後は表情が明るかった。特に「伸びだけでなく、出足もいい。(低調機で苦戦した)前回に比べると機は200倍いい!」と言う山田は、「51号機」のパワーが感じられるし、「ターン勝負」が利く状態だ。

最後に、地元の「当地巧者」として期待を集める若林将(8R1枠※1回乗り)と桑島和宏(7R5枠※1回乗り)は、ともに低調機とのタッグで気配は芳しくない。中でも、若林は「伸びもないけど、回った後の押しが全然…」とのことで、本体整備を示唆。本日の展示気配には注目しておきたい。
9月25日(金)

初 日
宮島66周年記念Vの稲田が選抜1枠!

今節は「第44回東京中日スポーツ杯」の男女混合による6日間シリーズ(2準優制)。なお、昨日の前検は北寄りの「向かい風」がやや強く吹いたため、「S練習」は中止となり、安定板を装着した上で「タイム計測」のみ実施された。

そして迎える本日の初日は雨模様の一日で、引き続きホーム「向かい風」が終日吹く見込み。それに対して、前半戦(6R頃まで)は逆目の「上げ潮」だが、潮位差の少ない「小潮」であることに加えて、相当量の降雨が上げ潮を堰き止める可能性が高く、波が出る心配はなさそうだ。

さて、初日メインの12R「江戸川選抜戦」の1号艇に組まれたのは、前節の「宮島66周年記念」を「王道逃げ」で制した稲田浩二(※初日は選抜1回乗り)。自慢の「ダッシュ力」に加えて、近年は「機動力」もアップしている稲田は、記念戦線でも堂々と渡り合える「地力」が付いた印象だ。

しかし、その稲田は「ペラの調子はあまり良くないんですよ…」とG1優勝の直後だが、自己評価は手厳しかった。また、今節タッグを組む「58号機」の機歴は悪くないものの、上位機には一歩劣る感じ。それでも、今が旬の稲田には「シリーズリーダー」として大きな期待が懸かる!

そして、他の選抜メンバーで上位クラスのモーターを獲得したのは、清水沙樹(選抜3枠※前半は3R6枠)と今泉友吾(同5枠※1回乗り)の地元勢に、小山勉(同6枠※前半は5R3枠)の3者。しかし、選抜「紅一点」の清水は現在「F2」を抱えているばかりか「事故パン」で厳しい状況。普段は強気一辺倒で鳴らす清水とは言え、期末の今節は控え目な立ち回りを余儀なくされそうだ…。

一方、今泉・小山の両者は、ともに気合が漲っていた。まず、前節の宮島周年で大苦戦を強いられた今泉は、地元水面で何が何でも「リズム修復を図る」という気概が感じられた。技巧派の今泉だけに、5枠の選抜戦も「連下」からは外せぬ存在だ。

その今泉に対して、「A1勝負ですし、今節は攻めるレースで1着を目指したい!」と言い切った小山は、強烈な「伸び足」を誇る「27号機」が相棒。元々は(今泉と同様)手堅く着をまとめるタイプの小山だが、今節は枠番不問で「攻めダルマ」と化す覚悟を決めている様子だ。

なお、当地でG2以上の「特別戦」を勝っている横澤剛治(選抜2枠※1回乗り)&土屋智則(同4枠※前半は7R1枠)の2人は、その時々で舟足の変化が大きいモーターを手にしている。

よって、この両者は細心の調整が要求されそうだが、中でも、土屋は「準優に1枠で乗ってVを狙います…と言える機ではなさそう。まずは準優の中枠までに乗りたい」と現実的に話しており、今節は「捌き勝負」に徹する構えだ。

対する予選組では、現在「2機」ある2連対率「50%」を超える「オレンジプレート」のモーターを、山田雄太(51号機)と佐川正道(30号機)がゲット。まず、山田(10R6枠※1回乗り)は「出足が良いと聞いたけど、伸びの方がいいかも」とのこと。自身は事故率が高く今期は不調だが、良機の後押しを生かせれば面白そうだ。

そして、当地3年ぶりの佐川(3R2枠&7R5枠)は「良い機と信じたい。水面に慣れないといけないけど、伸び型は好きですから!」と、レースが待ち遠しそうだった。ちなみに、佐川の持ち味はダッシュ水域からの思い切った攻めで、相棒の舟足が本物なら今節の「台風の目」になり得る!

さらに、前記した土屋とともに、江戸川の「周年タイトル」を持つ若林将(5R2枠&11R5枠)と岡村仁(6R3枠※1回乗り)だが、若林が低調機を引いたのに対して、岡村は機力十分の「55号機」を獲得と、モーター抽選で明暗がクッキリ分かれた。まず、若林は「ペラは自分の形に叩いたけど、ヤバそうなエンジン…」と表情が曇りがちだった。

一方の岡村は「良い機が引けた!」と満面の笑みを浮かべるとともに、「この機は伸びを求めればきそうですね」とも。「F持ち」ではあるが、大好きな江戸川だけに、手綱を緩めずに攻めのレースを見せてくれるはずだ!

その他では、前走地の蒲郡で「初V」を飾った西村豪洋(43号機)と、前節のV機(操者:柳沢一)である「70号機」を手にした樋口範政の愛知勢にも注目しておきたい。特に、「チルト1.5度のまま乗ったけど、乗りにくくない」と言う西村(8R3枠※1回乗り)の機は「伸び」が良く、初戦から「捲り一撃」も十分可能だろう。

また、群馬支部の石岡将太(1R4枠&6R6枠)&石井孝之(4R5枠&8R2枠)も、上位モーターとのタッグ。なお、石井は接戦での脆さが弱点だが、「凄く乗りやすかった!」と言う石岡はスタートも速く、初日のダッシュ枠2走から期待できる存在だ。