7月28日 (水)

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新小岩ホルモン平田杯 / 8月3日〜8月8日

節全体の展望・注目の選手

柳沢杉山佐藤大という愛知の当地巧者が集結!

木下小池藤山権藤の大阪勢も強力な布陣だ!




4074
柳 沢    一

4084
杉 山  正 樹

4659
木 下  翔 太

3813
佐 藤  大 介

4907
小 池  修 平

4578
藤 山  雅 弘


次回は、8月3日(火)に初日を迎える「新小岩ホルモン平田杯」の6日間開催(2準優制)。なお、夏本番を迎えた前節あたりから、夏場特有の南風(ホーム追い風)が一気に強まってきた。ただ、当節の潮回りは(順目の)「上げ潮」主体のため、水面コンディションが極端に悪くなる心配はなさそうだ。

さて、今シリーズは「男女混合戦」で争われ「8名」の女子レーサーも参戦。その一方で、計「11名」の男子A1級がエントリーしているが、その全員が遠征勢。特に、柳沢一杉山正樹佐藤大介を擁する愛知支部勢は、3者ともに抜群の水面実績を誇る「江戸川巧者」だ!

中でも、SGタイトル(2019年6月の多摩川グランドチャンピオン)を持つ柳沢の実力はやはり一枚上。スタートが安定して速く、攻め手も多彩。初のビッグ奪取以後は、特別タイトルに手が届いていないが、今年は3月の浜名湖・三国に続いて、4月の大村と計3回の「G1戦優出」を達成しており、一般戦も含めコンスタントに活躍している。

その柳沢は、当地でG1Vを含めて、通算で「11優出&4V」の実績を残している。直近に関しても、2節前(昨年9月の報知新聞社杯)に優勝。また、前回戦(今年1月の65周年記念)でも優出(3着)と安定して好走している。当シリーズも「格上の走り」を披露して、優出までは一直線に突き進むはずだ!

続いて、杉山は「江戸川常連」の一人で、当節が今年「3回目」となる当地参戦。通算でも「11優出&3V」と稼いでいる水面だが、近況は一昨年暮れの「京葉賞」以来、優出から遠ざかっている。妥協することなく、常に「チャレンジ」する杉山だが「伸び型」に拘り過ぎた節は結果が今ひとつ。無論、タッグを組むモーター如何では、強烈な「伸び足」を引き出してくる可能性もあるが、冷静に妥協点を見い出すことができれば、ここも好勝負は確約だ。

佐藤は「昔ほど波は乗れなくなった」と言いつつも、愛知支部では今もトップクラスの「波乗り手腕」を誇る。当地も通算「16優出&4V」と実績は申し分なく、地元選手並に「江戸川の走り方」を心得ている。ちなみに、佐藤は「コーナー勝負」の比重が高く、生命線になってくるのは「回り足」+「操作性」の部分。その2点を装備していれば、当節もしぶとく捌いて堅い着を並べてくるはずだ。

そして、大阪支部からは木下翔太小池修平藤山雅弘権藤俊光という勢い十分の4選手が乗り込んで来る。その中でも、G2以上の特別戦で計「18優出」をマークしている木下が「大将格」を務める。「剛」と「柔」をバランス良く兼ね備えた「旋回能力」は一級品で、未だに「無冠」なのが不思議なほどだ。

その木下、当地は現在「4連続優出中」で、V戦1号艇を掴んだ前回戦(昨年11月のまねきの湯カップ)では「江戸川初制覇」を成し遂げているが、その前回は(強風高波浪のため)4日間開催が3日間へ短縮されたため、V戦を含めてトータルで4走しかしていない。よって、当シリーズは改めて実力を誇示したいところ。フルタイムで走り抜いた上で「当地連覇」を目指したい!

そして、一昨年の12月に第2代の「江戸川番長」を襲名した小池は、翌年5月の「日刊スポーツ杯」でもベスト6入り。さらに、ワースト級のモーターを引いた今年1月のG1戦(65周年記念)では、目一杯の整備で機を立て直して、得点率18位で準優入りと、番長の名に恥じない熱い走りで好走を続けている。

その小池は、昨年と今年で一気にパワーアップした印象。今期(※2021年後期)の適用勝率は自己最高の「6.86」と優秀で、級別の新期(5月1日以降)を迎えて以降も、現在6節を消化して「5優出&1V」と目覚ましい活躍を見せている。よって、力強さを増した江戸川番長が、シリーズリーダーとして突き進む可能性も十分にありそうだ。

強烈な「スピードターン」が武器の藤山も、当地は通算「6優出」と好相性。前回戦(6月のスポーツニッポン杯)も予選2位通過で「準V」と、節間を通して安定感十分の走りを見せた。なお、「捲り」が主戦法の藤山は、自力ポジションの「3&5コース」時により舟券的な妙味がある。「伸び型」と「出足型」のどちらにも対処可能だが、伸びの仕上がりが良いと「当地初V」まで狙えるはずだ。

「全速フルターン」の藤山に対し、「差し」を得意にしているのは権藤だが、「29回目」の決勝進出だった2節前の下関で悲願の「初V」を飾った。過去に計10個の「銀メダル」を積み重ねてきたが、自身3回目のV戦ポールポジションでの美酒。当地は前回戦(5月のJPF杯)が「初優出」だったが、4カドから「チルト1.5度」で勝負を懸けたものの、惜しくも「準V」。それでも、ついに「勝利の味」を知った権藤は、余勢を駆って「当地初V」を目指したい。

愛知・大阪の両支部に続くのは、谷野錬志板橋侑我堤昇のA1級3者に、地力十分の星栄爾を加えた静岡支部勢だ。

出場選手中、今期勝率がトップの谷野(7.11)は典型的な「速攻肌」で、「行き足系」の仕上がりが良い時は無類の強さを発揮する。以前に「江戸川は良い時と悪い時の差が大きい」と話していたが、最近は低調機を引いても、それなりに凌げている感じ。近況のリズムも良いだけに、良機を引ければ当然V戦線に名乗りを上げるはずだ!

また、「スピードターン」で押す板橋と、経験に裏打ちされた柔軟な「捌き」で着をまとめる堤の2者よりも、A1級復帰へ着実に勝率を稼いでいる星の方が今期は好調。なお、谷野以上に「直線的」な攻めを身上としている星は、機が出て勢い付くと痛快な「捲り」を連発するタイプで、ぜひとも「伸び型」の好モーターを引き当てたいところ。

そして、A1級は不在だが、山崎義明白井友晴川尻泰輔が参戦してくる埼玉支部勢は、いずれも江戸川の水面を得意にしている。特に、当地で「8V」と勝ちまくっている山崎は、過去3年間の当地勝率が「6.79」と高く、前々回(3月の日刊ゲンダイ杯)には、好展開を逃すことなく「捲り差し」で優勝を飾っている。

その山崎は熟練の捌きに加えて、若々しく捲って行くレースも健在。さらに「機出し」の面でも一切妥協はなく、常に一段階上の機力レベルを目指して熱心に「整備」+「調整」に励んでくる。今期は「A1ペース」と巻き返しに転じているだけに、機がバシッと仕上がれば高い確率で舟券に貢献して、上位戦を沸かせる存在になってくる。

白井は、現在のところ当地で「3連続優出中」と無類の安定感を誇るが、通算でも「3V」をマークしており、若手時代から江戸川の水面を「ドル箱」にしてきた。自身は「伸び型」の調整が上手いタイプだが、モーターの特性に応じて、「回り足重視」で臨むこともある。従って、良機の援護を得ると予選突破は勿論のこと、6強入りまで十分に可能だ。

そして、川尻の「波乗りテク」もハイレベル。潮流と風が対峙して生じる当地特有の「うねり」も、剛腕を駆使して力強く乗りこなしてくる。かつ、静水面での攻めっぷりも豪快な川尻だが、弱点を挙げれば「機出し」の部分。特に、当地ではモーター抽選運に恵まれないことが多く、「乗りっぷり一本」で凌いでいる印象が強い。そのため、そろそろバシッと良機を引き当てたいところで、機が出れば「主力級」とも互角の勝負を期待していい。

さらに、愛知勢では河合三弘黒野元基の2者も楽しみな存在。河合は言わずと知れた「江戸川巧者」で、当地は「3割増し」と言えるほどの水面巧者。一方の黒野は今期こそA2級だが、すでにA1経験もある若手有望株の一人。ソツなく捌けるタイプで、展開をしっかり読んでくる。ただ、波はあまり得意ではなく、水面が極端に荒れると減点材料になってくる…。

最後に「8名」が参戦する女子では、前回戦(6月のG3江戸川女王決定戦)でベスト6入りを果たした松瀬弘美が、女子の中では最も「波乗り」が達者。ベテランの域に入っても気っ風の良い攻めが身上で、良機の後ろ盾を得れば、男子相手でも「捲り一発」の魅力を秘める。

さらに、今期好ペースの清埜翔子大豆生田蒼の「111期コンビ」にも注目しておきたい。清埜は競るとやや淡泊な反面、S力を生かした「逃げ」と「捲り」で1着が獲れるタイプ。対照的に大豆生田は典型的な「差し屋」で、男女混合戦においても、展開を突くレースで波乱を呼ぶタイプだ。戦法こそ好対照なこの両者だが、ともに「穴候補」としてマークしておきたい!

(※出場予定選手・データは、すべて7月24日現在。)