2月28日 (日)

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第20回関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯 / 3月1日〜3月6日

節全体の展望・注目の選手

地元A1級の飯山前沢がシリーズを牽引する!

近況絶好調の上村に、当地巧者・杉山もV照準!




3940
飯 山    泰

4366
前 沢  丈 史

4645
上 村  純 一

4084
杉 山  正 樹

4308
河 村    了

3502
渡 邉  英 児


※更新情報2/25(木)…坂口周選手(3984・三重)は、事前欠場となりました。

次節は、3月1日(月)にスタートする「第20回関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯」の6日間シリーズ(2準優制)。なお、直近の2節はA2級が主力グループを形成したが、地区選シーズンが閉幕。それに伴い、当シリーズは計「9名」のA1級が出場を予定しており、レベルの高い攻防が繰り広げられるのは必至だ。

さて、まず地元の東京支部からは、飯山泰前沢丈史という2人のA1レーサーが参戦。今期(※昨年11月1日以降)の飯山はやや安定感に欠けているが、前走地の多摩川(関東地区選手権)では、2017年6月の当地「62周年記念」以来のG1戦優出を達成。ラストのV戦では「準V」と、強い桐生順平の牙城こそ崩せなかったが、注目度の高い一戦で大いに存在感をアピールした。

ちなみに、飯山は今期に入って今回が「5度目」の当地戦と、近況は「月1回」ペース以上の頻度で江戸川を走っている。前回戦こそ選抜回りだったが、それ以前は「2連続優出」をマーク。直近の3節においては、例外なく上々の「伸び足」を引き出せているし、現行モーターの調整は完全に掌握している印象。よって、飯山には「地元主砲」の走りを期待するとともに、約5年間遠ざかっている「江戸川V」を狙って欲しい!

対する前沢だが、江戸川における「安定感」は、飯山を遥かに凌駕する。今期も前回1月の「65周年記念」こそ準優戦で敗退したが、正月の「新春金盃」で優勝。さらに、昨年11月の「まねきの湯カップ」でも「準V」と、本当に頼りになる存在。良機を引けば確実に「トップ級」に仕上げてくるし、たとえ凡機とのタッグでも、必要最低限の「回り足」を引き出して粘り強く着をまとめてくる。

その前沢、飯山が活躍した関東地区選の準優戦で痛恨のフライング。そのため、F直後の一節となる当シリーズは「コーナー勝負」の比重が高まってくるが、今の時期は季節の変わり目で水面コンディションが安定しない。荒水面にも滅法強い前沢だけに、ここも縦横無尽に駆け回って、優出(ベスト6入り)は果たすはずだ。

対する遠征組では、今期「7点ペース」の上村純一が絶好調。なお、久々のG1参戦だった1月の「唐津67周年」で予選突破を果たすと、壮絶な「2着競り」となった準優戦で惜しくも3着。しかし、前節の「多摩川地区選」では予選を3位で通過すると、準優2着ながら見事「G1初優出」を果たした!

その上村は、前回戦(昨年末の京葉賞)を含めて、昨年は江戸川を「4節」走って「1優出」だったが、「最近はエンジンの数字以上に仕上がることが多いですね」と調整面には自信を示していた。それなりのモーターを引けさえすれば、ここも十分に優出6強入りが狙えそうだ。

さらに、東海勢の質量が充実している当シリーズ。中でも、杉山正樹天野晶夫河村了という3名のA1級を擁するのは愛知支部勢に注目。特に、当地で「3V」の実績を残している杉山は、波乗りのスキルが高い「江戸川巧者」としてお馴染みの存在。当地においては、決してモーター抽選運がいいとは言えない杉山だが、機力が水準に達していれば好勝負は確約だ。

ちなみに、先に触れた上村と同様、杉山も今期の現勝率は「7.20」と良いペースできている。さらに、前走地の戸田では、予選1位から「王道」を突っ走って優勝。絶好の流れで迎える得意水面での戦いとあって、期待は高まるばかりだ!

また、天野も当地では通算「10優出&1V」と実績は豊富。モーターが快速に仕上がることは少ないが、真骨頂は無類の「粘り強さ」で、諦め知らずのしぶといレースが身上。よって、「実戦足」が首尾良く仕上がると、舟券への貢献度は高い。

河村は、約2年半ぶりの江戸川参戦。しかし、当地は現在「3連続優出中」と、少ない出場機会の中でもキッチリ結果を出しているし、難易度の高い水面への適応力も十分。硬軟自在なレース運びに加えて機出しのレベルも高く、欠点の少ないタイプだけに、当節も高い確率で優出戦線に絡んでくるはずだ。

続いて、静岡支部からは「第19代マスターズチャンピオン」の渡邉英児が参戦。「捌き巧者」で鳴らす渡邉は、道中の「競り合い」で無類の強さを発揮。それとともに、当地は平均で「年1回」ペースの参戦だが、江戸川の「荒水面」も豪快に乗りこなしてくる。なお、今期の現勝率は「6.11」と少し点数を落としているだけに、ここは踏ん張り処になる6日間。「名人の捌き」を如何なく発揮して、勝率を稼ぎまくりたい。

少数精鋭の三重支部からは坂口周南佑典がエントリー。中でも、記念ウィナーの坂口は同支部きっての実力者。昨年は相性のいい平和島でのSGの2戦(クラシック&グランプリシリーズ)でファイナル進出。特に、年末のGPシリーズは実に惜しい準V。SGタイトルには僅かに手が届かなかったが、節間を通して力強いレースを連発した!

ただ、江戸川は6年半ぶり参戦の超久々となる坂口。過去にV経験もある水面だが、さすがにこの長期ブランクは気懸かり。しかも、前走地の桐生で手痛いフライングを切ってしまった…。よって、当シリーズは「F持ち」を補える良機の援護が欲しいところで、まずは早い段階で水面にフィットしたい。

一方の南は、昨年末(12月の東京スポーツ杯)に当地を走ったばかり。ちなみに、江戸川でV戦に乗ったのは過去に「1度」だけだが、最近はしぶとく舟券に絡んでおり、徐々に水面を攻略してきた印象。なお、プロペラは常に「ノーハンマー」と言う南。それでいて、最高ランクのA1級に上り詰めるのだから、ある意味凄い。当節もレースだけに集中して良い結果を出せるか注目だ!

また、前記した飯山・前沢の両主砲に続く、東京支部の「セカンドグループ」にも多彩な顔触れが揃った。中でも、今年に入ってすでに当地を「2回」走っている荒井翔伍にとって、江戸川は大好きな純地元水面。ただ、近況の当地戦は「山あり谷あり」の戦績。前節(1月のジャパンネット銀行賞)は6強入りを果たしたものの、V戦で転覆。そのV戦を含めて、今年の当地戦ですでに「3回」も転覆を喫している…。

さらに、荒井は前走地の平和島で「F」を切って、事故率が膨れ上がっている。かと言って、現在の勝率は「5.45」とA2級死守へ点数も落とせぬ立場。非常に厳しい状況だが、ガッツ溢れる荒井なら前を向けるはず。事故は厳禁だが、しぶとく捌き抜いて何とか踏ん張りたい。

小林泰山田亮太も、モーター次第ではV戦線を盛り上げる存在。昨年10月の「デイリースポーツ杯」で「当地初V」を飾った小林は速攻派だが、スムーズに水面を乗りこなす上で「回り足」の良し悪しが生命線になる。対する山田は、「伸び足」が良い時に結果が出ている感じ。基本は自在派だが、ここ一番に放たれる「ダッシュ捲り」は上々の破壊力を秘めている。

ベテランの乙津康志渡辺豊も、息長く活躍している。乙津は悲願の「当地初V」を飾った2018年暮れの「京葉賞」以来の参戦だが、ツボに嵌れば「快速戦」が再び唸りを上げることも。一方の渡辺は、今も江戸川常連であるだけでなく、直近の当地戦で「3連続優出中」と、得意水面で素晴らしいレースを披露。江戸川を誰よりも熟知しているだけに、当節も「地の利」を存分に生かして優出戦線に割って入る構えだろう。

さらに、河合三弘白井友晴金子貴志の3者も、水面実績が豊富な江戸川巧者。特に、参戦機会も多い河合&白井の「74期」組は波乗りが達者で、道中の「ポジショニング」が巧み。一方、金子も「回り足系」が仕上がると、強さを発揮。その金子は、当地の直近2節でともに現エース機(51号機)を引き当てる「強運」を発揮して「2連続優出中」と、当節もモーター抽選の時点から目が離せない!

最後に、大阪支部の藤山翔大渋谷明憲にも注目しておきたい。とことん「伸び足」を追求して「捲り」に拘る藤山は、直近「4連続優出中」と絶好調で、「当地初優出」へ機運は高まる。対する渋谷も、今期はA1級も狙える勝率(6.18)をマーク。江戸川水面も程々に乗りこなしてくるし、良機を得ると楽しみな存在だ。

(※出場予定選手・データは、すべて2月24日現在。)