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G3 オールレディース 江戸川女王決定戦KIRINCUP / 5月30日〜6月5日 |
節全体の展望・注目の選手
★絶好調の長嶋を中心に!堀之内・原田のA1級トリオがシリーズ牽引!
![]() 4011 堀之内 紀代子 | ![]() 4190 長 嶋 万 記 | ![]() 4372 原 田 佑 実 | ![]() 4447 深 川 麻奈美 | ![]() 3993 永 井 聖 美 | ![]() 4519 清 水 沙 樹 |
5月30日より6日間の準優2個制で行われる「G3 オールレディース 江戸川女王決定戦 KIRINCUP」が開幕する。
シリーズを引っ張っていく選手はA1級の3人、堀之内紀代子・長嶋万記・原田佑実が有力視される。
昨年から変幻自在に調整変え、バリエーション豊かな戦法を取る堀之内。外からならチルトを跳ね上げて豪快な捲り一撃を放ち、スロー枠なら内寄りで立ち回れる出足系の調整にシフトチェンジ。色とりどりの決まり手で勝ち星を積み上げる。直近のオール女子戦は4月から5月に跨いで行われた唐津での「G3オールレディース マクール杯」に参戦。節間4勝をマークして優出2着の成績を残した。優勝戦では3枠から6コースを選択してチルト2度で挑み、最後まで自身のスタイルを曲げない潔さ。まだ優勝経験ない江戸川だが、攻め手多彩なその戦法を披露して当地での初優勝を目指して行く。
今節出場選手で当地勝率ナンバーワン(6.55)の原田。何と言っても原田の魅力は安定したレース捌きにあり、女子戦ではかなりの確率で連に絡む。的確な状況判断と冷静なハンドル操作で1Mを突破し、道中勝負となっても全体を俯瞰して舟を運んで行く。舟券からは外しづらい存在。当地は5度の優出あるがまだ優勝はなし。原田も当地初Vを目指し、シリーズの中心を担う。
長嶋は今年のG2「第7回レディースオールスター」を制しており、女子選手の顔とも言える選手。今年は既にレディースオールスター含めて8回の優出で4回優勝で勢いが止まらない長嶋は男子との混合レースの中に混ざってもヒケを取らないターン力と正確な調整力を併せ持つ。完調宣言が飛び出すことも多々あり、しっかり自身のレースが出来るように仕上げたアシで強気な姿勢の走りを見せる。当地は2016年の「G3 オールレディース江戸川女王決定戦キリンカップ」での優勝を最後にVはない。好調な近況リズムと調整力、ターン力を活かして2度目の当地優勝を掴みたい。
そのA1級の3人の間に割り込み、当地勝率(6.48)で2位につける深川麻奈美。地元東京支部から前述の4人に当地勝率で続く、永井聖美・清水沙樹も相性の良さを活かして駆け抜ける。清水沙は当地優勝が2度あり、出場選手で複数回数優勝は清水沙ただ一人。デビュー初優勝が2012年の江戸川「男女W優勝戦 第12回日本写真判定社長杯」で大外からの捲り差し。その約10年後である昨年の「江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯」でカドから捲って当地2度目の優勝。イメージは良いであろう当地の水面で今節も躍動することに期待していきたいところだ。
4月に当地「外向発売所開設11周年記念 富士通フロンテック杯」で回りアシ系の機力を活かし男子相手にも戦える姿勢を見せていた清埜翔子。ハイセンスなターンと淡々として肝の据わった度胸で大胆なレースを繰り広げる清水愛海。昨年、産休から復帰後に「ヴィーナスシリーズ第11戦常滑シンデレラカップ」でデビュー初優勝を3カド捲りでやってのけた戸敷晃美。2022年~2023年にかけてメキメキと実力付けて、A2級に駆け上がったこの3人もシリーズで大いに見せ場を作り出してくれるはず。
(※データは全て5月5日現在)
開催日別 展望 | |
6月3日(土) 4日目 | ★試練!大外枠から平田さやかが予選首位へ気合!
6月2日の開催4日目は強風高波浪が見込まれた為、中止順延となった。 1日ずれて行われる予選最終日は平田さやかが得点率9.20のトップで迎える。3日目の前半まで続いた連勝は5走目(4着)でストップ。アシ色的には部分部分で上位の選手がいて目立たないが、悪い所もなく平田の腕があれば捌けるレベル。しかし残す予選は大外からの一回走りで厳しい試練に。艇間突いて上位着への進出狙う。 2位に付ける大豆生田蒼、3位タイで並ぶ長嶋万記・清埜翔子はターン系統に良さあるアシでここまで来た。大豆生田は初日の連勝から継続して旋回にキレがあり、直線への繋がりの部分で大分出て行く。長嶋も調整手腕発揮して出足・ターンの良さをキープしたままバランスを取ってきた雰囲気ある。清埜は2人と比べると回り足若干下回るがそれでも良い部類。まだ欲しいと言った感じあるがどこまで底上げしてくるか見物。平田を巻いての首位突破目指し、それぞれが予選最終日の2回走りに臨む。 ペラ調整で2日目から一気にアシ引き出し連勝。白星積み重ねた永井聖美と伸び型52号機の機力活かしてる中村かなえもまだまだ諦められない位置に付ける。共にイン戦含む2走。取りこぼしなくレースすれば、他選手の結果次第で逆転首位への望みは僅かに残る。 得点率7.80の7位タイで並ぶ中谷朋子・渡邉真奈美・黒澤めぐみ。中谷は前検日直前で斡旋され、蒲郡のナイター戦から急遽の参戦でも5走で3勝。伸び寄りのアシだが出足も悪くなく、エンジンに手応えもあり。渡邉と黒澤は回った後にかなり進む感じあり、直線への繋がりが良好。 ボーダー付近では清水愛海と高石梨菜が分かれ道に。高石はターンの押し感かなり良い方で2枠1走なら予選突破へチャンス十分。山田理央もまだ準優進出の12名入りを目指せる。前半戦は1枠だがデビュー以来インからの勝利はない。出ているエンジンパワー活かし、イン戦での初白星挙げれば予選突破へ大きく前進だ。 |
6月1日(木) 3日目 | ★調整自在にイン仕様へ!堀之内が逃走狙う!
2日目の記者選抜戦は中谷朋子が圧倒の逃げ。このレースは良い方に僅差で競るアシ色のメンバーが揃った。展示から大豆生田蒼・渡邉真奈美の旋回アシは抜群の雰囲気。今節当地初出場の山田理央、山下友貴と石井裕美も軽快なアシ色。誰一人として気配の悪い選手はいなかったが、中谷がイン戦仁王立ち。先マイ決めて誰も寄せ付けずに早々と勝負を決めた。道中上手く旋回で交わした渡邉が次位に続き、連下争いは激戦。山下と大豆生田がゴール前まで縺れて、40センチ差で山下に軍配。伸び寄りにアシ良く、出足もある中谷の逃げに続く次位争いから連下まで混戦で見ごたえ十分なレースだった。 3日目の記者選抜戦は堀之内紀代子が1号艇で乗艇。初日は連勝だったが、ダッシュ2走となった2日目は3・4着でブレーキ。安定板がないレースで伸びず、また調整を考え直す。しっかりここまでにイン仕様へと調整落とし込んで逃走図る。アシ的には5号艇・高石梨菜のターン回り、3号艇・山下が普通以上はありそうだが堀之内には及ばないか。相手関係も後押しして期待を背負う事になる堀之内が先手必勝で白星を掴みたい。 無傷の3連勝中、平田さやかも3日目からは外枠戦に臨む。予選首位突破目指すために一戦一戦取りこぼせない。2日目連勝を挙げた永井聖美は初日にあった重たい感じが取れてアシ色良化。手応え十分に掴んでいて順位アップへ本日のイン戦一回走りでポイント上積みを狙う。 一回走りでは好素性機・52号の中村かなえも2枠一走。伸び型機の伸びをしっかりと感じつつ、出足と乗り心地もクリアしている様子。予選最終日に繋げる為に現在10位タイの位置から一つでも上へジャンプアップしておきたい。 |
5月31日(水) 2日目 | ★直前に来ても流石の腕!中谷朋子が気合のイン戦!
2周戦で行われた江戸川選抜は2号艇の堀之内紀代子が勝利。コンマ07のトップスタートから少し伸び気味でジカ捲りを敢行したが、そこに切り込んだのは旋回アシ抜群の長嶋万記。しばらく競り合いの間後ろでは、1周2Mで深川麻奈美がエンスト。結局2周目のバックで堀之内が先頭に立って「抜き」での決着に。堀之内は初走でも大外から捲り一撃決めていて連勝発進。本日も4枠と5枠に控えていて、豪快な一発に期待がかかる。 同じく連勝での発進は大豆生田蒼。展示からかなりのスピード感ある旋回でキレのある動きをしていた。アシ的には問題なさそうだが、本人は江戸川で必要な「乗り心地」を求めて調整続ける。当地は初出走の山田理央が良い乗りっぷり。3着が2本の発進でしっかり水面を乗りこなしていた。 本日の記者選抜戦で1号艇を託されたのは中谷朋子。5月28日までナイター蒲郡での「蒲郡市長杯争奪 ヴィーナスシリーズ第4戦」してすぐの参戦となった今節。初日は3コースから伸びアシ良い4号艇・中村かなえに捲られながら、捲り差し決めて白星発進。流石の腕とナイター参戦直後とは思えないタフさを見せ付けた。連勝発進で動きにキレある大豆生田と当地初出場とは思えない乗りっぷりの山田も同番組にいて油断は禁物。絶好枠で仁王立ちし、気合の逃走劇を決める。 |
5月30日(火) 初 日 | ★江戸川選抜1号艇は原田佑実!久々の当地も堅実に逃走狙う!
江戸川選抜の1号艇は原田佑実。当地通算の勝率は出場メンバーでトップだが、2020年11月以来の江戸川出場で久々の当地参戦。ブランクあってどこまで水面に対応していけるかが焦点となるが、持ち前の堅実なハンドル捌きでインから期待を背負って逃走を図る。隣には堀之内紀代子・長嶋万記が並ぶ。堀之内は今の変幻自在な調整スタイルになってからは初めてとなる当地。基本は乗り心地重視の調整となる様子だが、今節はどんな決まり手でレースを沸かせてくれるのか楽しみある。 長嶋は今年出場した11節で10回の優出、5回のVを掴んでいて圧倒的な好調を維持。ペラをしっかり自身の形に叩いて、乗り易さ・レースのし易さを呼び込めている事も好調の要因の一つ。男子顔負けのハンドルテクも合わせて、3コースからアタマ獲りを狙って行く。 外枠には深川麻奈美・永井聖美・清埜翔子らA2級が構える。深川は当地勝率で原田に続く2位。「ハンドル荒いけど江戸川では抑えようとしているのが良いのかも」と冷静に自己分析していて、相性の良さはやはりある。今節の選手代表・永井と前回当地出場時、序盤に調整のミソ外したがその後右肩上がりにアシ改善していった清埜もポイント押さえた調整出来る。内3艇のA1級トリオに外枠A2級トリオが攻め立てて行く。 |
