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ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント | 2023年10月7日〜2023年10月9日 |
優勝者:3822 平尾 崇典(岡山)
「この大会は通常の勝ち上がり制のレースよりも何倍もの『運』を要し、それが勝負の行方を大きく左右する」…ファイナルで平尾がクルッと逃げ切る姿は、そんな定説を100%体現していたように思う。初日のトーナメントを必要条件の3着で凌ぎ勝ち上がった平尾は、その後のセミファイナルの枠順を決める抽選で2枠に決定。そのセミファイナルでは、逃げたイン選手に差し続いて2着処に位置していたが、イン選手にまさかのフライングコール。一瞬で先頭へと繰り上がって、そのまま1着でゴール。それが12Rだったため、その流れのままに抽選会場に姿を現すことになった。中澤和志、田村隆信、石渡鉄兵に平尾を加えた4名でファイナルの1~4枠を決める抽選会が催され、平尾の枠発表順はトップ。初っ端になんと1枠獲得と発表された。平尾自身は一切顔色を変えなかったけれど、恵まれ勝利→1枠ゲットという流れを見れば、4人の中で最も『運』が来ていることは明らかだった。更に言うなら、普段は前付け必至の赤岩が復活戦勝利で蘇って6枠に入ったものの、江戸川とだけあってスンナリの6コースに収まったこと、なども勝利への後押しとなっただろうか。とにもかくにも、この大会の利点を存分に引き寄せ、最終的に優勝という形にしたわけである。 ファイナル自体は、ハッキリ言って完勝という表現がしづらい。インからコンマ16、スリットこそ6艇は同体だったが、そこから1マークまでは隣の中澤に覗かれる感。初日からスタートの質に不安な気配があった平尾だが、ファイナルにもその部分が表れたか。1マークまでの直線足なら見た目6番手スタートと言った形態だったが、中澤に艇を寄せつつ何とか先マイを敢行。艇団が外へと寄った分、他5艇は半ば押し込まれた状態で初動を切る形となり、1マークは中澤~上野までの攻めが半端な格好に。平尾自身も割合いコーナーを外していたが、握って出た中澤に応戦しつつ逃げ切って優勝を決定付けた。準優勝はその中澤。3着は1マークの鋭いブイ差しから赤岩が抜けていたが、コーナー毎に地元の雄・石渡が追い詰め、意地の逆転で掲示板入り。3連休に熱戦の続いた「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」は、終わってみれば1-2-3(15.7倍・2番人気)の順当決着での幕引きとなった。平尾はこれが昨年11月の宮島一般戦以来の優勝。通算では87度目、江戸川は6度目の優勝。来年(つまり約3ヶ月後)1月に大村で開催される「プレミアムG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント」の優先出場権も手中に収めた。気付けば50代に突入した平尾。今年はこれが初の優勝だが、まだまだ第一線で張り合う力量は十分。この後は記念戦線への斡旋も多数入っており、また来月半ばには再び当地一般戦に登場予定。平尾の華麗かつマスターズ世代らしい巧腕発揮を楽しみにしたい。
「この大会は通常の勝ち上がり制のレースよりも何倍もの『運』を要し、それが勝負の行方を大きく左右する」…ファイナルで平尾がクルッと逃げ切る姿は、そんな定説を100%体現していたように思う。初日のトーナメントを必要条件の3着で凌ぎ勝ち上がった平尾は、その後のセミファイナルの枠順を決める抽選で2枠に決定。そのセミファイナルでは、逃げたイン選手に差し続いて2着処に位置していたが、イン選手にまさかのフライングコール。一瞬で先頭へと繰り上がって、そのまま1着でゴール。それが12Rだったため、その流れのままに抽選会場に姿を現すことになった。中澤和志、田村隆信、石渡鉄兵に平尾を加えた4名でファイナルの1~4枠を決める抽選会が催され、平尾の枠発表順はトップ。初っ端になんと1枠獲得と発表された。平尾自身は一切顔色を変えなかったけれど、恵まれ勝利→1枠ゲットという流れを見れば、4人の中で最も『運』が来ていることは明らかだった。更に言うなら、普段は前付け必至の赤岩が復活戦勝利で蘇って6枠に入ったものの、江戸川とだけあってスンナリの6コースに収まったこと、なども勝利への後押しとなっただろうか。とにもかくにも、この大会の利点を存分に引き寄せ、最終的に優勝という形にしたわけである。 ファイナル自体は、ハッキリ言って完勝という表現がしづらい。インからコンマ16、スリットこそ6艇は同体だったが、そこから1マークまでは隣の中澤に覗かれる感。初日からスタートの質に不安な気配があった平尾だが、ファイナルにもその部分が表れたか。1マークまでの直線足なら見た目6番手スタートと言った形態だったが、中澤に艇を寄せつつ何とか先マイを敢行。艇団が外へと寄った分、他5艇は半ば押し込まれた状態で初動を切る形となり、1マークは中澤~上野までの攻めが半端な格好に。平尾自身も割合いコーナーを外していたが、握って出た中澤に応戦しつつ逃げ切って優勝を決定付けた。準優勝はその中澤。3着は1マークの鋭いブイ差しから赤岩が抜けていたが、コーナー毎に地元の雄・石渡が追い詰め、意地の逆転で掲示板入り。3連休に熱戦の続いた「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」は、終わってみれば1-2-3(15.7倍・2番人気)の順当決着での幕引きとなった。平尾はこれが昨年11月の宮島一般戦以来の優勝。通算では87度目、江戸川は6度目の優勝。来年(つまり約3ヶ月後)1月に大村で開催される「プレミアムG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント」の優先出場権も手中に収めた。気付けば50代に突入した平尾。今年はこれが初の優勝だが、まだまだ第一線で張り合う力量は十分。この後は記念戦線への斡旋も多数入っており、また来月半ばには再び当地一般戦に登場予定。平尾の華麗かつマスターズ世代らしい巧腕発揮を楽しみにしたい。
12R ファイナル |
着 | 枠 | 選手名 | タイム |
|
||||||||||||||||||
1 |
平尾 崇典 |
1'52"4 |
||||||||||||||||||||
2 |
中澤 和志 |
1'53"5 |
||||||||||||||||||||
3 |
石渡 鉄兵 |
1'54"6 |
||||||||||||||||||||
4 |
赤岩 善生 |
1'55"5 |
||||||||||||||||||||
5 |
上野 真之介 |
|
||||||||||||||||||||
6 |
田村 隆信 |
|
払い戻し | |||||
2連勝単式 |
680円 |
3連勝単式 |
1,570円 |
||
2連勝複式 |
500円 |
3連勝複式 |
490円 |
||
備 考 |
払い戻し詳細 | 水面気象情報 | ||||
単勝式 |
1
|
270円 |
|
天 候 |
雨
|
|
|
|
波 高 |
5cm
|
|
|
|
|
|||
複勝式 |
1
|
160円 |
|
風 向 |
北 |
2
|
240円 |
|
向い風 |
||
|
|
|
風 速 |
5m |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|||
2連勝単式 |
1-2
|
680円 |
2 |
気 温 |
16.0℃ |
|
|
|
水 温 |
23.0℃ |
|
2連勝複式 |
1=2
|
500円 |
2 |
流 速 |
-20cm |
|
|
|
水 位 |
─ |
|
3連勝単式 |
1-2-3
|
1,570円 |
2 |
満潮時刻 |
─ |
|
|
|
干潮時刻 |
─ |
|
3連勝複式 |
1=2=3
|
490円 |
1 |
返 還 |
|
|
|
|
|
||
拡大 2連勝複式 |
1=2
|
220円 |
5 |
||
1=3
|
170円 |
1 |
決まり手 |
||
2=3
|
220円 |
4 |
逃 げ |
||
|
|
|
|||
|
|
|
|||
備 考 |
|