ホーム/今節のレース結果/2021年01月22日

2021年01月22日のレース展望 |
豪華メンバーによるV戦の1枠は西山貴浩!
セミファイナルの準優戦戦が行われた昨日の5日目は、一日を通して風速「3m/s」以下という好コンディションの下でレースが行われた。
その5日目は、1号艇が「9勝」&「2着2本」の計11連対という「イン天国」になったばかりか、インが勝てなかった3つのレースも2号艇が1着。結果的にスロー勢がバシッと仕掛けるシーンが多く、予選の2日目に続き、全レースで内枠勢が勝利を挙げた。
そして迎える本日の最終日は、終日緩やかなホーム「向かい風」の予報。対する潮回りも、ほぼ全レースが順目の「下げ潮」のため、昨日に引き続き、絶好水面にてラストバトルが実施されそうだ。
さて、昨日注目された「準優3番勝負」は、平尾崇典・石渡鉄兵・西山貴浩の1枠勢全員がインから逃げ切って1着。その結果、予選1位通過の西山がV戦のポールポジションを手に入れた!
その準優を振り返ってみると、まず【10R】はインの平尾が機力に物を言わせての押し切り勝ち。2コース差しから順走した瓜生正義は、2Mで最内を差した坪井康晴(6枠)を捌くと、続く2周1Mで内々を突いた荒井輝年(4枠)も的確な「抱きマイ」で交わして2着を守った。
続く【11R】は、トップSを決めた石渡が先マイから後続をぶっ千切る圧勝劇。なお、片岡雅裕(2枠)・柳沢一(3枠)・永井源(5枠)に大上卓人(4枠)まで絡んだ「2着争い」は熾烈を極めたが、2周2Mで永井の内をすくった柳沢が競り勝って2着に入線した。
そしてオーラスの【12R】は、インから「0.04」の強Sをぶち込んだ西山が、「全速捲り」で攻めた濱野谷憲吾(3枠)を張っての逃げ切り勝ち。一方の後続争いは、最終的に君島秀三(4枠)と濱野谷の2者に絞られたが、最終2Mで君島がまさかのターン漏れ…。そこを逃さず差した濱野谷が2着で、ラストの優出切符を掴んだ。
その結果、「65周年記念」の優勝戦は(枠番順に)西山貴浩・石渡鉄兵・平尾崇典・瓜生正義・濱野谷憲吾・柳沢一の並びとなり、優出メンバー6選手の内、4名が「SGウィナー」という豪華決戦となった!
まず、準優戦を痺れる鋭発から逃げ切った西山だが、「Sは行く気で行きましたよ。体を起こしたけど、レバーは緩めなかった」と、ここ一番で「クソ度胸」を見せた。今回以上に痺れる年末の「グランプリ」を経てメンタルが数段強化されたことが、予選1位からの準優戦1枠での戦いに生きた!
その西山、モーターの方も「出足関係」は万全の状態に仕上がっている。「V戦も伸び屋さん(平尾)がいるし、Sでハナを切りたい。自信はあります!」と覚悟を決めている。「同期の池永(太)君が3連続優勝してるので、自分は一度で10節分優勝して格の違いを見せ付けますよ!」と凄い意気込みで、先マイは絶対に譲らぬ構えだ!
そして、スロー枠には、石渡&平尾という無類の「江戸川巧者」が収まった。「V戦に入っても足はヒケを取りませんね」と言う石渡の気配は上昇一途。「江戸川のG1だし、何とかしたいですね!」と静かに闘志を燃やす石渡は、恐らく「差し勝負」になるが、西山が1Mで慌てるようだとチャンスはある。
一方、自らは明言していないが、平尾の「伸び足」は文句なしの「節イチ」だ。全速のSなら間違いなく出て行くし、インの西山も、平尾の「捲り」を最も警戒している。3枠なら「真っ向勝負」しかないが、理想は「4カド」だったかも…。スロー発進だと、質の高い「最高のS」を決める必要があるだろう。
対するダッシュ勢では、瓜生・柳沢の2者は、正味のモーターパワーが少し見劣る印象。よって、大外の柳沢はさすがに厳しい戦いを強いられそうだが、瓜生は平尾を「マーク」できる4カド戦。準優戦では最高級の「ハンドル捌き」を披露しており、間違いなく「操作性」はきている。展開が嵌れば好勝負可能だ。
最後に「一発候補」を挙げれば、地元が誇る「江戸川2トップ」の一角である濱野谷だろう。「全速捲り」に出た準優戦は、西山にガッチリと受け止められてしまったが、濱野谷自身は「回ってなかったけど、伸びは平尾に負けないくらいはあるよ!」と合い切ってない状態でも、足には自信を持っていた。
その濱野谷が狙うのは、ズバリ「握りっ放し」で艇間を割り抜く「捲り差し」の一手。今節の相棒はポテンシャルの高い「43号機」で良い調整ができるようだと、更に上が望める。ここ一番は「持ってる男」の東都のエースから目が離せない!
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