1月20日 (水)
GI江戸川大賞開設65周年記念

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G1江戸川大賞・開設65周年記念 / 1月16日〜1月22日

節全体の展望・注目の選手

江戸川2強濱野谷石渡が揃い踏みの65周年記念!

井口瓜生に当地G1戦V3の湯川ら、銘柄級も多数参戦!




3590
濱野谷  憲 吾

3716
石 渡  鉄 兵

4024
井 口  佳 典

3783
瓜 生  正 義

4044
湯 川  浩 司

4028
田 村  隆 信


※更新情報…1/16(土)は強風高波浪の見込みのため中止順延となりました。従いまして、当節の最終日は1/22(金)の予定です。

名立たる江戸川巧者と、銘柄級の強豪が集結する「G1江戸川大賞・開設65周年記念」が、新春「2節目」となる2021年1月16日(土)に開幕を迎える。

ちなみに、江戸川で1月に「周年記念」が実施されるのは、地元の若林将が「G1初制覇」を達成した2019年の「63周年記念」以来2年ぶり2回目。日によっては北風(向かい風)が吹き荒れる時期だが、潮回りは順目の「下げ」基調のため、水面が大荒れになる可能性は低い。よって、風が弱ければ「イン有利」の条件と言える一方で、真向かいの風が強く吹き抜けると、「ダッシュ水域」にも出番が回ってくるコンディションとなるシリーズだ。

さて、今回の周年も通例どおり、初日と2日目の12Rに「Wドリーム戦」が行われるが、東京支部からは濱野谷憲吾石渡鉄兵の「地元2トップ」がそのドリーム戦に選出されている。まず、長きに渡り「東都のエース」に君臨している濱野谷は、華麗なターンテクニックで魅せる「ファンタジスタ」。一線級での戦いでは「機出し」の面で劣勢を強いられるシーンが目立っても、「旋回力」は錆び付いていない。

その濱野谷は、2020年5月のGWシリーズ(ゴールデンカップ)で、強烈な南風(追い風)が吹く条件下において、3コースからの「全速ツケマイ」を炸裂させて「当地16V」を飾った。ちなみに、江戸川で行われるG2以上の特別タイトル(周年・634杯・関東地区選)を総なめにしている「グランドスラマー」は濱野谷のみ。当節も颯爽と制して、2021年を最高の形で滑り出したい!

対する石渡は、当地で通算「20V」+「300勝」という、前人未到の記録を達成している正真正銘の「江戸川キング」。近況の当地戦も、「準V」だった2019年9月の「64周年記念」から「4連続優出中」で、一般戦に限定すると7節走って「6優出&2V」と、その安定感は群を抜いている!

なお、石渡は当地の周年記念を「2度」制しているが、2回目の2012年7月の「57周年」を勝って以来、すでに8年半が経過。江戸川の「大看板」としては、そろそろ3つ目の周年タイトルを獲りたいところだ。良機を引ければ、まさに「鬼に金棒」だが、中堅クラスのモーターでも丹念に仕上げてくるだけに、大技と小技をミックスした隙のない走りでシリーズリーダーの座を競うはずだ。

東京支部からは、その他に三角哲男山田哲也若林将前沢丈史永田秀二大池佑来永井彪也宮之原輝紀が参戦予定だが、まず、当地「63周年記念」で初の特別タイトルを獲得した若林はそれ以降、江戸川では計3本の「F」を切るなど乱調で、一度も6強入りを果たせていない…。

その若林は、明らかに「下位ランク」に分類されるモーターを引いてしまうことも多く、未だに「負のスパイラル」から抜け出せていないが、それでも常に腐ることなく黙々と整備・調整作業に励んでいる。そろそろ良機をバシッと引き当てて鬱憤を晴らしたいところで、日頃の熱意が報われても良い頃だ。

そして、2019年はプレミアムG1の「三国ヤングダービー」を制した他、暮れの「SGグランプリシリーズ」でも「準V」とブレイクした永井だが、真価が問われた2020年は、特別戦での「優出ゼロ」と壁にぶち当たった格好。よって、年明けの地元周年は気持ちを新たに臨む一戦。当地は1年3か月ぶりと少々間隔は開いたが、水準レベル以上の機力が伴えば好勝負は可能だ。

さらに、2020年(※12月16日現在)は「5V」と優勝回数を積み重ねた山田と、当地の「安定株」として舟券への貢献度が非常に高い大池・前沢にも注目したいところ。「スタート王」の山田にとって、2020年は「F0」で乗り切れたことが好結果を産んだ。強さと脆さが同居しているタイプだが、「伸び系統」が仕上がった時は実に強く、レベルの高い記念レースでも機力次第では「大駆け」に期待できる!

また、最近は堅実派で「優出名人」とも言える安定感を誇る前沢に対して、1Mにおける「決め手」は、ダイナミックな攻めを繰り出す大池が勝っている。ちなみに、前沢は直近の当地9節で「8優出&1V」と今や完全に当地を「ドル箱」にしているし、大池も江戸川の走り方は「天才的」に巧い。いずれも、良機の援護を得ると「大仕事」の可能性もあるが果たして…!?

遠征勢では、まず、2020年「平和島グランプリ」出場の瓜生正義井口佳典平本真之西山貴浩の4人が注目株。「SG10冠」の瓜生は、偉大過ぎる「九州の至宝」。極限に高いレベルで「巧さ」と「強さ」を兼ね備えたタイプでレースは奥が深く、他の選手にとって「生きた教材」と言えるほど。さらに、デビュー以来未だに不良航法を「3回」しか犯していないのは奇跡的で、クリーンなレーススタイルを証明している。

その瓜生、直近の当地2節は「F」&「負傷帰郷」と散々だが、それ以前はG1戦で「2連続優出」と、江戸川の水面も無難に乗りこなせる。2年ぶりの当地参戦とあって調整面は手探りになりそうだが、無事故で走ることができれば、予選突破は堅そうだ。

井口にとって、2020年は難儀な1年だった。6月に「大村68周年記念」を勝ったものの、SG戦では事故に泣かされ、2度も「負傷帰郷」に見舞われた。それでいて、G1戦で着実に優出を重ねた結果、粘り抜いてのグランプリ出場だった。常に「攻めの姿勢」を崩さず、それでいて柔軟性も兼備した三重のエース。当地もコンスタントに参戦しており、前回の「64周年記念」ではベスト6入り。荒水面も苦にせぬだけに、当節も額面通りに力を発揮してくれることだろう。

平本は11月以降、地元・東海エリアのG1戦で「2連続準V」。さらにSG「蒲郡チャレンジカップ」でもベスト6入りを果たしてのグランプリ出場と、上昇気流に乗っている。なお、艇間を鮮やかに切り裂く「捲り差しの名手」である平本は、ダッシュ水域からのスタートも実に鋭い。銘柄級では井口とともに当地参戦の機会は多く、波が出ても旋回の切れ味が鈍ることはない。ここも順当にV戦線へ食い込んでくるはずだ。

そして、薄氷ものの「賞金ランク18位」で初のグランプリ出場を決めた西山は、9月の「徳山ダイヤモンドカップ」で、念願の「G1初タイトル」を獲得。なお、西山はボート界の「広告塔」とも言えるエンターテイナーだが、水面上では「差し」が巧く、道中の接戦で食らい付く「粘り強さ」が真骨頂。江戸川では「低調モーター」を引き続けて苦戦した時期もあったが、水面自体は無難に乗りこなせるタイプで、「実戦型」の良機を引けると期待は膨らむ!

さらに、グランプリ出場は逃したものの、遠征組において、江戸川の周年記念で「◎印」が付くのは湯川浩司を置いて他にいない。ちなみに、東京支部以外で「江戸川G1V3」を達成しているのは歴代でも湯川ただ一人。特に「持ちペラ制」の時代は向かうところ敵なしの強さを誇ったが、現行の制度に移り変わってからも好走率は高い。当地における調整の「ツボ」を心得ている湯川は「伸び足重視」のスタイルで挑み、少なくとも6強圏内には食い込んでくるはずだ!

その他、遠征組を地区別で見て行くと、東京支部以外の関東勢では、秋山直之須藤博倫の「83期コンビ」が揃ってドリーム戦にエントリー。2人の比較では、2017年7月にG2戦の「江戸川634杯」を制した須藤の方が当地戦績は安定しているが、秋山は全国きっての「波乗りキング」。近況の当地戦では抽選運に恵まれず、前回戦(10月のデイリースポーツ杯)で「F」を切ったのは懸念材料だが、足元さえ整えば別格の「乗りっぷり」と「スピードターン」でシリーズを席巻する可能性を秘めている。

東海地区からは、先に触れた井口以外に、坪井康晴柳沢一の両実力者がエントリー。この2人はともに江戸川の「G1タイトル」を獲得しているが、近況のリズムは坪井の方が良い。なお、機の特性に合わせて柔軟な調整ができる坪井だが、「伸び型」がツボに嵌った時の破壊力は強烈。伸びが生きる「向かい風」基調の冬場の開催とあって、その動向に注目したい。

坪井に対して、柳沢の近況は一息。特に、気温が低下し始めた11月以降は、かなり勝率を落としている。よって、年末年始の戦いで軌道修正を図りたいところだが、江戸川においては前回戦(2020年9月の報知新聞社杯)で優勝。さらに、近3年における当地勝率は「7.85」と高く、当シリーズは実績水面でリズムアップを果たして、2021年の飛躍に繋げたい。

そして、湯川に次ぐ近畿勢では、58周年記念覇者の岡村仁を筆頭に、G2「江戸川634杯」を勝っている鶴本崇文。さらに、「2代目江戸川番長」の小池修平に、旋回速度で押す藤山雅弘という活きのいい顔ぶれが揃った。なお、地元選手並に江戸川の水面を熟知する岡村の活躍は必至だが、「一発大駆け」の魅力があるのは小池だ。強気一辺倒で、肝っ玉が据わっている小池には大物感が漂う。師匠・湯川との同時参戦というのも心強いはずだ!

さらに、近畿エリアの範疇では福井支部の萩原秀人も忘れてはならぬ存在で、濱野谷・平本などと同様に、彼も類稀なる「旋回力」で魅せることができる一人。ちなみに、常々「波が出たらダメ…」と言う萩原だが、潮回りが良い当シリーズは、余程の強風が吹かぬ限り力を発揮できるだろう。

中四国地区では、実力一番の田村隆信と、全国的にも名の知れた「江戸川巧者」である平尾崇典が2枚看板。なお、機出しレベルは「エンジンなり」といったところの田村だが、モーターが噴けば鬼の強さを発揮。かつて、G1タイトルも獲っている当地との相性は今現在も悪くなく、良機の援護を得ると一躍「V候補」に躍り出る。

一方、江戸川の「調整」と「走り方」を知り尽くしている平尾は、レースの方も硬軟自在だが、最も真価を発揮するのはダッシュ戦の時。パンチのある「伸び型」に仕上げての「豪快捲り」は強烈で、グイグイと内の艇を飲み込んでいく。なお、平尾にとって、地元の児島に準ずるほど思い入れが深い江戸川での「周年V」は悲願で、気合十分で乗り込んで来ることだろう。

最後に、瓜生・西山に続く九州勢では、当地周年の「ディフェンディングチャンピオン」の枝尾賢と、G2「江戸川634杯」のタイトルを持つ池永太が参戦。特に、周年Vを足掛かりに数枚のSG切符を手にした枝尾は、優勝までは届いていないが、SG戦で2優出(鳴門オーシャンカップ&大村ボートレースダービー)と全国区の強豪へと飛躍を遂げた。思い切りのいいレースが魅力だけに、当節も熱のこもった走りで「周年連覇」を目指す!

(※出場予定選手・データは、すべて12月16日現在。)