10月17日 (日)
GI江戸川大賞開設66周年記念

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G1江戸川大賞・開設66周年記念 / 10月15日〜10月20日

節全体の展望・注目の選手

東京支部からは主役の石渡を筆頭に計「11名」が参戦!

歴代覇者の湯川西山、江戸川の鬼・平尾も覇権争う!




3716
石 渡  鉄 兵

4044
湯 川  浩 司

4371
西 山  貴 浩

3822
平 尾  崇 典

4024
井 口  佳 典

4337
平 本  真 之


※更新情報10/14(木)…丸野一樹選手(4686・滋賀)は事前欠場となりました。

全国屈指の「波乗り自慢」とSG常連の「超強豪」が一同に集結する「G1江戸川大賞・開設66周年記念」が、10月15日(金)に開幕を迎える(※6日間の3準優制で実施)。なお、例年どおり今回の周年も、初日と2日目の【12R】に「Wドリーム戦」が組まれている(※ドリーム戦出場選手と枠番は「特設サイト」を参照)。

さて、以前は梅雨時の6月から7月上旬に行われることの多かった「G1江戸川大賞」だが、今年は秋本番を迎える10月中旬の開催。ちなみに、気象条件の影響を受けやすく多種多様な「顔」を持つ江戸川の水面だが、10月中旬からの約1か月間は年間で最も水面が安定する時期。穏やかな「向かい風」基調で、基本的には「最高」に近い水面コンディションの下でレースが実施される可能性が高いだろう。

まず、地元の東京支部からは(登録番号順に)石渡鉄兵飯山泰山田哲也若林将前沢丈史永田秀二大池佑来佐藤大佑永井彪也渡邉雄朗栗城匠という計「11名」の精鋭が参戦を予定しているが、「江戸川キング」の石渡が絶対的な「大将格」として君臨する!

全国のボートレースファンに加えて、選手間においても「江戸川鉄兵」として強烈に認知されている石渡。実際に、江戸川ではG1戦2V(55・57周年記念)を含めて「21V」の実績に加えて、前人未到の当地通算「300勝以上(※9/20現在で321勝)」を達成している江戸川の「生きる伝説」は【2日目】の12Rに実施される「ゴールデンレーサー賞」の1号艇にエントリーしている。

その石渡は、卓越した「調整手腕」に加えて、目まぐるしく移り変わる水面状況を読み切った精巧な「スタート」+「ハンドリング」は他の追従を許さない。当シリーズも、久々となる「周年制覇」を目指すとともに、地元の東京支部勢を力強く牽引していくはずだ!

「一人横綱」の石渡に続く「大関格」は、山田・大池・前沢の3人。昨年は年間「5V」ながらSGクラシック出場を逃した山田は、現時点(※9/20現在)で今年すでに「5V」の順調航跡。また、当地も前回戦(7月のスカッとさわやか杯)で優勝を飾っており、機の仕上がり如何ではG1戦の当節も「スタート王」らしい強攻撃が火を噴くかも!?

大池は、石渡とともに8月の蒲郡「SGボートレースメモリアル」に江戸川推薦で出場。当地は通算「23優出&5V」の実績を誇る地元きっての「江戸川巧者」で、彼も前回戦(5月のJPF杯)では見事優勝を飾っている。さすがにG1戦ともなると良機の援護は欲しいが、随所に見せる巧みなハンドルワークは必見だ!

そして、大関格3者の江戸川における「安定感」なら、前沢が群を抜く存在。当地初優出だった2018年2月の「G1関東地区選手権」以来、江戸川を計14節走って「11優出&2V」と優出率は抜群に高く、機力が「中堅近辺」であっても、しぶとく着をまとめ上げてくる。波乗りのスキルも「超S級」で、記念実績では少々見劣っても「ドル箱水面」では、この前沢が「惑星候補」に躍り出る可能性もありそうだ。

さらに、当地の「63周年記念」を制している若林に、当地の「常連度NO.1」と言えるほど参戦機会の多い飯山、そして「記念」+「SG」で場数を踏んできた永井の3者も、モーターの仕上がり次第では、上位争いに食い込んでくるのは必至。

中でも、近況の当地戦において常に「快速モード」に仕上がる飯山は、調整の「ツボ」を確実に掴んでいる。得意の先行勝負に持ち込める「伸び足」が高いレベルに仕上がると、「記念でも!」の期待感を抱かせる。

そして、「一発大駆け」の魅力を秘めるのは佐藤&栗城の両者。今年5月の「平和島67周年」を堂々の王道逃げで制し「G1初制覇」を成し遂げた栗城は、地元期待の「スター候補」。当地の水面実績は少々物足りないが、勢いに乗った時の「S速攻」は破壊力十分だし、時期的に静水面で戦えそうなのも好材料と言えそうだ。

対する佐藤は、3年前の「浜名湖ヤングダービー」以来、3回目のG1参戦。さすがに記念では「格下感」が否めないものの、男気溢れる生粋の「捲り屋」で、「伸び一本」の調整がバシッと嵌ると相手云々に関係なく「穴候補」になり得る。大敗を恐れることのない「猪突猛進」の走りを貫いて、初の江戸川周年でアピールしたい!

一方の遠征勢も多種多彩な顔ぶれが揃ったが、井口佳典湯川浩司坪井康晴平本真之平尾崇典の5人は、いずれもSGタイトルを「2つ以上」持つ真の実力者だ!

中でも、「SG6冠」で最高峰の「グランプリ」も勝っている井口の実績は最上位。「強さ」に「巧さ」も兼ね備えたハンドルワークは今もなお一級品で、歴戦の猛者は「勝負処」も心得ている。なお、良機とのタッグだった前回戦(1月の65周年)は、よもやの予選敗退…。その際は調整に手こずったが、同じ轍を踏むことなく、初日からスパートを掛けたい。

井口と同じ「85期」の湯川は、何と言っても江戸川のG1戦通算「3V」という水面実績が一際輝く。実際のところ、当地で「鬼の強さ」を誇ったのは「持ちペラ制度」の時代だが、通算勝率も「7.52」と非常に高く、近年も当地では安定して好勝負を演じている。さらに、今年はSG+G1で計「5優出」とコンスタントに好走。昨年の平和島から、今年は地元の住之江に舞台が戻るグランプリ出場へ向けて、相性のいい江戸川で抜かりなく賞金の上積みを図っておきたい。

坪井は、4月の「住之江65周年」で4年ぶりとなるG1タイトルを獲得。今期も勝率が「8点」に届く勢いで、8月末時点における賞金ランクも「18位」と好位置に付けている。ちなみに、得意水面とまでは言い切れぬ江戸川だが、過去には「54周年記念」を制覇。名うての「調整巧者」で、モーターが「鬼噴き」する可能性もあるだけに、ここもパワー攻勢で「一発」を狙いたい。

6月の「蒲郡66周年」で優勝した平本は、その後「芦屋オーシャンカップ」で優出。さらに「蒲郡ボートレースメモリアル」で準Vと、一気にリズムアップを果たして、賞金ランキングも「7位」まで浮上。安定して機が出るタイプではないが、ターンの切れ味は鋭く、「波乗り手腕」もなかなかのもの。よって、良機を得れば確実に「争覇圏内」に浮上してくるはずだ。

そして、遠征組で人一倍気合が入っているのは平尾だろう。「江戸川は地元と同じ気持ちで走ってます!」と言うほど、当地に対する思い入れは深く、通算で「25優出&5V」と地元選手も顔負けの実績を残してきた。遠征勢きっての「江戸川の鬼」は、悲願である「周年制覇」へ全身全霊で立ち向かう!

さらに、直近の「江戸川周年」を勝っている枝尾賢(64周年)・西山貴浩(65周年)の福岡支部勢にとっても、周年タイトルホルダーとして力が入る6日間になってくる。

枝尾はSG戦で「2優出」とブレイクした昨年ほど、今年はG2以上の特別戦線で活躍できていないが、一般戦においては「優出ラッシュ」で今年はすでに「4V」。好調時の「攻めっぷり」は凄まじいものがあり、自身初の「G1タイトル」を奪取した江戸川の水面で再度の「大仕事」を狙ってくる!

対して、「ディフェンディングチャンピオン」の西山は【初日】12Rの「ドリームレーサー賞」の1号艇に抜擢されている。「整備」も「レース」も諦め知らずの「粘り強さ」が身上で、捌ける「出足」と最低限の「伸び」が仕上がれば、持ち味を存分に発揮する!

ちなみに、昨年は自身初の「グランプリ」出場でファイナリストにも名を連ねた西山。しかし、今年は1月に当地の「65周年記念」を制した以外、特別戦での優出は6月の「福岡68周年記念」のみで、SGの舞台では全て予選敗退に終わっている…。それでも、コツコツ稼いで現在の賞金ランクは「16位」。当節も最低ノルマの優出を果たして、粘り強く賞金を積み重ねたい。

「新興勢力」の丸野一樹稲田浩二も楽しみな存在。丸野は年始から大ハッスル。1月の「尼崎68周年」に続いて、3月には「若松68周年」も制して、2つのG1タイトルを獲得。レース内容も素晴らしく、早くも「丸野の年」になることを予感させた。

しかし、丸野は7月のオーシャンカップの初日、試運転中に転覆して左手を3箇所も骨折するアクシデントに見舞われた…。それでも、驚異的な早さで回復した丸野は、たったの1か月で戦列に復帰。しかも、復帰初戦の「蒲郡メモリアル」で「SG初優出」の快挙を達成。2年ぶりの江戸川参戦でも、恐ろしく腕を上げている彼の走りが楽しみでならない!

対する稲田も、春先から好軌道に乗っている。準Vと奮闘した3月の「三国67周年」の直後に「福岡ボートレースクラシック」で優出。その後のSG3戦は予選敗退に終わっているが、今期だけで「4V」と一般戦では快進撃を演じている。さらに、当地は直近6節で「5優出&2V」と強さを発揮。前回戦(7月の東京中日スポーツ杯)も「準完全V」を飾っているだけに、周年制覇の目も十分にありそうだ!

その他、すでに通算「2,000勝」+「100V」+「全国24場制覇」の大偉業を達成している赤岩善生に、強烈な破壊力を誇る「スピードターン」が武器の秋山直之萩原秀人も、記念実績十分の実力者。特に、今年「7V」の萩原と、7月の唐津から蒲郡・常滑で「3連続V」と夏場に調子を上げた赤岩は、G1戦でも期待感を抱かせる「勢い」を感じる!

最後に、当地の「62周年記念」を勝っている土屋智則に、柳沢一須藤博倫も江戸川における特別戦のタイトルホルダー。さらに、岡山支部では平尾と並ぶ「江戸川巧者」の荒井輝年や、当地で「4V」の実績がある中澤和志も難水面の走り方を心得ている。この5人も、良機を引き当てることができれば、シリーズを大いに盛り上げる存在になってくるだろう。

(※出場予定選手・データは、すべて9月20日現在。)

開催日別 展望
10月15日(金)

初 日
赤岩・畑田・松田の3者が好練習を披露!

SGレギュラー級の「強豪」と名うての「江戸川巧者」が一同に集結した「G1江戸川大賞・開設66周年記念」が開幕を迎える。

なお、本日の初日は一日を通して南風(追い風)が卓越する見込み。それに対して、潮回りは順目の「上げ」基調となっているが、終盤戦(※おおよそで11R以降)は逆目の「下げ潮」が流入してくるため、ポチャ波が立つ可能性もある。

さて、今シリーズも当地G1戦恒例の「Wドリーム戦」が初日&2日目の【12R】に実施される。なお、初日メインの「ドリームレーサー賞」の1号艇に抜擢されたのは、1月の当地「65周年記念」を制した西山貴浩(※初日1回乗り)だが、今回手にした「32号機」は、9月の第1節目に喫した転覆を境にパワーが落ちている印象だ…。

西山本人も「この足で周年連覇は厳しい…」と浮かぬ顔。それでも、「(九州地区以外の)他県でドリームの1号艇に選ばれたことは本当に嬉しい。地元のつもりで頑張ります!」と必死に前を向いていた。幸いにも、初日は1回乗りのため「整備」+「調整」に費やせる時間はたっぷりある。懸命の作業でどこまで立て直せるのか!? 直前気配に注目したい。

また、坪井康晴(2枠※前半は5R5枠)・湯川浩司(3枠※前半は6R2枠)・平本真之(4枠※前半は7R1枠)・平尾崇典(5枠※1回乗り)の4者も、2連対率の低いモーターを引いている。

ただ、坪井・湯川・平尾の3者に限れば、前検は「普通レベル」の気配だったが、平本は「異常なほどSが届かなかった…」と嘆いていた。それでも、平本の「34号機」は2連対率が「20%台」のモーターの中では、素性の良さそうな機。従って、調整次第では「一変」もあり得るし、少なくとも「起こしの鈍さ」を解消できれば、戦うことはできるはずだ。

対して、初日ドリーム組で唯一「高勝率機」をゲットしたのは地元の永井彪也(6枠※1回乗り)で、相棒(13号機)は前節の鶴本崇文が「完調域」に仕上げ、予選1位から「王道V」を飾っている勢い十分のモーターだ!

永井自身は、手応え抜群とまではいかぬ感じだったが、機のパワーは存分に感じ取っていた様子。よって、大外発進となるドリーム戦は「展開待ち」にはなってくるものの、「2・3着の穴候補」として推奨しておきたい。

一方の予選組では、中澤和志が「2連対率」&「勝率」で断然トップの「エース機(27号機)」を引き当てた。その中澤は、初戦で「F」に散った前回戦(7月のスカッとさわやか杯)に続く同機とのタッグで「引きの強さ」は驚異的だ!

なお、本人は「重さがあったし、チョロっと伸びたくらいだったよ」と、前回時ほどのパワーは感じられなかった様子ではあったが、前節の濱崎誠はシリーズの終盤に「伸び仕様」でチルトを跳ね上げていた。よって、調整如何では強烈な「実戦パワー」が復活するはずで、初戦(2R5枠※1回乗り)から注目しておきたい。

その他、「看板級」のモーターを手にした面々の中で、実際に前検気配も抜群だったのは、畑田汰一(10号機)と松田大志郎(35号機)の両者。特に「少し伸びるし、Sもしっかり届いた。前検としては楽しみな感触です!」と言う畑田(5R6枠※1回乗り)は手応え自体も絶好。しかも、自身の「初V」を飾った当地が舞台の記念レースだけに、今節の「台風の目」になり得る存在だ!

対する松田は「ペラが特殊で乗りやすくはない」と少し不満もあるようだが、前検一番時計(6.52)が頷ける強力な「スリット足」を披露。従って、初日のカド&イン戦(5R4枠&11R1枠)はSを奮発して「開幕ダッシュ」を狙いたい!

また、前記した中澤が「自分よりヨッちゃんの方がよっぽど(足が)良かったよ」と名前が挙がった赤岩善生の足色も強力だ。その赤岩の相棒(39号機)は、2連対率が40%以上の機とも何ら遜色ないパワーを秘めており、「快速手腕」に定評のある赤岩なら「超抜級」に仕上がるかも!?(※初日は3R4枠&10R1枠の2走。)

さらに、前検気配が目に付いたのは、杉山正樹・君島秀三・若林将・坂元浩仁・片岡雅裕・土屋智則の計6名。中でも、君島(1R2枠&9R5枠)・若林(1R1枠&8R4枠)・片岡(8R1枠※1回乗り)の3者は「高勝率機」とのタッグで信頼度も高そう。そして、「機歴も見たけど確実に良い!」と自信を示した土屋の初日2走(1R5枠&7R3枠)にも是非注目したい。

最後に、地元の大看板・石渡鉄兵が手にした「26号機」だが、機歴的には「中堅近辺」のモーター。ただ、昨日の特訓における直線気配はまずまずで、初戦のカド戦(9R4枠※1回乗り)は足の上積みができれば「S一撃」も十分に可能だろう。