4月19日 (金)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

ホーム/総展望

G3 オールレディース 江戸川女王決定戦KIRINCUP / 5月30日〜6月6日

節全体の展望・注目の選手

★絶好調の長嶋を中心に!堀之内・原田のA1級トリオがシリーズ牽引!




4011
堀之内  紀代子

4190
長 嶋  万 記

4372
原 田  佑 実

4447
深 川  麻奈美

3993
永 井  聖 美

4519
清 水  沙 樹


5月30日より6日間の準優2個制で行われる「G3 オールレディース 江戸川女王決定戦 KIRINCUP」が開幕する。

シリーズを引っ張っていく選手はA1級の3人、堀之内紀代子長嶋万記原田佑実が有力視される。
昨年から変幻自在に調整変え、バリエーション豊かな戦法を取る堀之内。外からならチルトを跳ね上げて豪快な捲り一撃を放ち、スロー枠なら内寄りで立ち回れる出足系の調整にシフトチェンジ。色とりどりの決まり手で勝ち星を積み上げる。直近のオール女子戦は4月から5月に跨いで行われた唐津での「G3オールレディース マクール杯」に参戦。節間4勝をマークして優出2着の成績を残した。優勝戦では3枠から6コースを選択してチルト2度で挑み、最後まで自身のスタイルを曲げない潔さ。まだ優勝経験ない江戸川だが、攻め手多彩なその戦法を披露して当地での初優勝を目指して行く。

今節出場選手で当地勝率ナンバーワン(6.55)の原田。何と言っても原田の魅力は安定したレース捌きにあり、女子戦ではかなりの確率で連に絡む。的確な状況判断と冷静なハンドル操作で1Mを突破し、道中勝負となっても全体を俯瞰して舟を運んで行く。舟券からは外しづらい存在。当地は5度の優出あるがまだ優勝はなし。原田も当地初Vを目指し、シリーズの中心を担う。
長嶋は今年のG2「第7回レディースオールスター」を制しており、女子選手の顔とも言える選手。今年は既にレディースオールスター含めて8回の優出で4回優勝で勢いが止まらない長嶋は男子との混合レースの中に混ざってもヒケを取らないターン力と正確な調整力を併せ持つ。完調宣言が飛び出すことも多々あり、しっかり自身のレースが出来るように仕上げたアシで強気な姿勢の走りを見せる。当地は2016年の「G3 オールレディース江戸川女王決定戦キリンカップ」での優勝を最後にVはない。好調な近況リズムと調整力、ターン力を活かして2度目の当地優勝を掴みたい。

そのA1級の3人の間に割り込み、当地勝率(6.48)で2位につける深川麻奈美。地元東京支部から前述の4人に当地勝率で続く、永井聖美清水沙樹も相性の良さを活かして駆け抜ける。清水沙は当地優勝が2度あり、出場選手で複数回数優勝は清水沙ただ一人。デビュー初優勝が2012年の江戸川「男女W優勝戦 第12回日本写真判定社長杯」で大外からの捲り差し。その約10年後である昨年の「江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯」でカドから捲って当地2度目の優勝。イメージは良いであろう当地の水面で今節も躍動することに期待していきたいところだ。

4月に当地「外向発売所開設11周年記念 富士通フロンテック杯」で回りアシ系の機力を活かし男子相手にも戦える姿勢を見せていた清埜翔子。ハイセンスなターンと淡々として肝の据わった度胸で大胆なレースを繰り広げる清水愛海。昨年、産休から復帰後に「ヴィーナスシリーズ第11戦常滑シンデレラカップ」でデビュー初優勝を3カド捲りでやってのけた戸敷晃美。2022年~2023年にかけてメキメキと実力付けて、A2級に駆け上がったこの3人もシリーズで大いに見せ場を作り出してくれるはず。

(※データは全て5月5日現在)


開催日別 展望
5月30日(火)

初 日
★江戸川選抜1号艇は原田佑実!久々の当地も堅実に逃走狙う!

江戸川選抜の1号艇は原田佑実。当地通算の勝率は出場メンバーでトップだが、2020年11月以来の江戸川出場で久々の当地参戦。ブランクあってどこまで水面に対応していけるかが焦点となるが、持ち前の堅実なハンドル捌きでインから期待を背負って逃走を図る。隣には堀之内紀代子・長嶋万記が並ぶ。堀之内は今の変幻自在な調整スタイルになってからは初めてとなる当地。基本は乗り心地重視の調整となる様子だが、今節はどんな決まり手でレースを沸かせてくれるのか楽しみある。
長嶋は今年出場した11節で10回の優出、5回のVを掴んでいて圧倒的な好調を維持。ペラをしっかり自身の形に叩いて、乗り易さ・レースのし易さを呼び込めている事も好調の要因の一つ。男子顔負けのハンドルテクも合わせて、3コースからアタマ獲りを狙って行く。

外枠には深川麻奈美・永井聖美・清埜翔子らA2級が構える。深川は当地勝率で原田に続く2位。「ハンドル荒いけど江戸川では抑えようとしているのが良いのかも」と冷静に自己分析していて、相性の良さはやはりある。今節の選手代表・永井と前回当地出場時、序盤に調整のミソ外したがその後右肩上がりにアシ改善していった清埜もポイント押さえた調整出来る。内3艇のA1級トリオに外枠A2級トリオが攻め立てて行く。