【優勝】山田康二(4500・佐賀)10月2日(木)「第49回デイリースポーツ杯」(5日間開催・得点率制)の優勝戦が行われた。
今年の当地69周年覇者・山田が圧倒的なシリーズ最有力V候補として君臨した今開催でその期待通りの走りっぷり。一節前の優出機・34号を相棒に予選4日間は7戦6勝の3着が一本。ほぼパーフェクトの走りで優勝戦の絶好枠に構えた。
隣には予選6戦4勝の田路と7戦2勝の佐藤大。共に着外なしで駆け抜けた初日選抜組の主力陣に続き、得点日連勝で地元勢唯一の優出となった水面巧者・桑原。上位機69号の中山、2節連続V中の31号機駆る益田でベスト6は出揃った。
最終日は終日安定板装着なしの3周戦。優勝戦の時間帯は波高5cm・風速は南風4m・流速0cmで潮の流れは止まって穏やかな水面コンディション。予選ラストラン勝利も行き足に課題残した山田の仕掛けが焦点と言う中でコング。
しかし、そんな心配はどこ吹く風でコンマ14のトップスタートを放った山田。特訓3本から力ある伸び足を見せていた中山が5コースからジワリ出て来てツケマイ放つも、当地周年覇者の先制ターンを前にノーチャンス。
山田がバック独走ままに1周2Mも先行しV逃げへ一直線。豪快な中山のツケマイに乗って艇団割ったのは益田。4節連続優出機のパワーも味方に1周2Mで中山より先に回るが、ここは中山にもパワー機の後押し。
益田を待ってしっかり差し返した中山が次位優勢。2周1Mまでは田路が連下争いに絡もうと執念見せるも、ゆとりを持って益田が捌き切り。2周バックで完成された隊形ままに3周は終え、結果1-5-6(36.0倍・14番人気)で幕は閉じた。
これで当地4つ目のタイトルを手にした山田。2019年一般戦の当地初Vを皮切りに、2022年のG2「634杯」、そして今年の当地69周年と各グレードで江戸川タイトルを制覇した強さままに当シリーズでも地力を示した。
着実に「江戸川康二」へとステップアップして行く山田は今月の下旬にSG「第72回ボートレースダービー」へ参戦予定。まだ成し得ないSGタイトル初奪取へ、邁進して行く山田から目が離せない。
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