【優勝】浅見昌克(3629・埼玉)10月11日(土)「G3 マスターズリーグ第7戦」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。
2つの準優勝戦は共にインが敗れる波乱の結果に。前半の準優勝戦でカドからコンマ05の快Sを決めた浅見が豪快に捲り切り1着。後半の準優勝戦では5コースから永井が捲り、得点率の差で浅見が優勝戦ポールポジションに。
隣には2枠ながら準優同様、チルトを2度に上げて来た永井。予選首位通過ながら、惜しくも準優で惜敗の三嶌。地元の当地巧者・飯山泰、予選道中ではレース足に光る物があった原田。数字以上の機力を引き出して見事優出の渡辺でベスト6は出揃った。
優勝戦の時間帯は波高10cm・風速は向かい風5m、更に強い雨も降り始め、過酷な水面コンディションに。自身約6年8ヶ月振りの優勝が懸かる浅見のイン戦に人気が集中しゴング。
スリットでは2枠永井がまさかのドカ遅れ。ダッシュ勢もやや後手を踏むスタートとなり、1Mは浅見VS三嶌の構図に。内に艇を寄せ、捲り差しを狙う三嶌に、浅見は壁なしの状況も必死の先マイ。バックでは三嶌の舳先が掛かるか…という状況も、浅見が意地と気合で何とか振り切り、そのまま先頭へ。後続も打つ手なく、そのまま2M勝負に。
2Mも浅見は冷静だった。内に切り返して来た5枠の原田を何とかかわし、先頭を死守。2周目に入る頃には後続と約7~8艇身もの差を付けていた。
そのまま浅見は先頭を振り切り、19年2月の大村以来の優勝を決めた。2着には次位争いに制した原田、3着は三嶌が通過し、3連単は1-5-3(60.3倍・28番人気)の結果で幕を閉じた。
久々の優勝となった浅見の次節は常滑での「デイリースポーツ杯」に参戦。常滑は直近5節間で3度の優出を誇る相性の良い水面。勢いをそのままに、ファンの期待に応える走りを披露してくれるだろう。 |