【優勝】井上一輝(4826・大阪)12月29日(月)「第48回京葉賞 トータリゼータエンジニアリング杯」(5日間開催・得点率制)の優勝戦が行われた。
予選7戦5勝の活躍、初日選抜以外は全てトップスタートとキレキレだった井上がファイナルの絶好枠へ乗艇。ベスト6へ勝ち進めたのは日跨ぎ4連勝で押し上げた永井、3勝・全3連対の山田で地元主力コンビがスロー水域。カドにはエース機・69号の機力ままに伏兵となった大塚。その外には佐竹・尾嶋の兵庫勢の並びで決戦。
優勝戦の時間帯は南風約2m・下げ潮が流速約50cm・波高およそ5cmの水面コンディションでゴング。4走前の転覆を除けばインで20連勝中と圧倒的な信頼度を誇った井上がラストも期待を裏切らないコンマ05のトップS。握って出た3枠山田を牽制しつつ圧巻の先マイを決めて見せた。
当地2V目の一人旅へと進む井上に続くのは誰かと早くも焦点は次位争い。握った山田に差す永井の地元主軸コンビがバック肉薄。永井が苦しい態勢で何とか先に2M回りはしたが、ゆとりを持たせた差し返しから山田が優位に2周目へ。そこからは1艇身・2艇身とジワジワと差は広がり早い段階で上位着は固まった。
ダッシュ艇は勝負させてもらえず、完全な人気サイド決着のまま1-3-2(7.5倍・2番人気)で3周ゴール。2025年を締め括る今シリーズは西の若き当地巧者・井上の通算16回目、水面初タイトルとなった一昨年の同大会以来2度目の江戸川制覇で幕引きとなった。
25年はSG初出場となったオーシャンカップからGPシリーズと2度の大舞台を経験した井上。振り返れば当地G1(69周年)優出から始まり今年は15回の優出と過去最多。26年前期からの適用勝率もキャリアハイと勢い止まらず。来年2月に参戦予定の「江戸川大賞 開設70周年記念」でも存分に存在感を発揮して欲しい。
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