【優勝】仲谷颯仁(4848・福岡)6月27日(金)「第50回スポーツニッポン杯」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。
今年1月、自身2度目の地区選を制した九州を代表する若頭・仲谷。当地2度目の完全Vを射程圏内に収めていた予選首位・平尾が準優敗れて、当地初タイトルを懸けたファイナルのポールポジションが巡って来た。
機前操・坪井康も前節ファイナル1号艇として進出した18号機が今節の相棒。前操の良さままに軽快なターン回りは今節も引き継がれて、持ち前のスピードターンが存分に活きる仕上がりに。
当節も中止順延や打切りなどでイレギュラーな開催日程。目まぐるしく変わる状況にも適応して勝ち進んだベスト6はインから仲谷→北村→桑島→金子→平尾→安達でファイナル乗艇。
予定より一日ずれた優勝戦日が一番のベタ水面で、終日安定板装着はなしの3周戦。優勝戦ゴングの時には風向きが突如として変わり、向かい風約3m・上げ潮流速約50cm・波高5cmの水面コンディション。
まずスタートで口火を切ったのは地元桑島でコンマ15のトップS。しかし外から攻めて来たのは特訓から凄まじい縦の色見せていた平尾。5番手Sながら果敢に攻め込んだが、ここは桑島が張りながらのツケマイでやらせず。
その隙に先制ターンを決めたイン仲谷。軽快な回り足とそのハンドル技術でキッチリと逃げ態勢を形成。平尾を牽制しながらツケ回った桑島、その内からは偶数艇で1M縺れながらも2番差しで抜けて来た金子が優位に。
1周バックストレッチで早々と上位3艇がバラけると、その後は特に接戦となる場面はなく残りの2周をクリア。アッサリと勝負は決して結果1-3-4(37.3倍・14番人気)、仲谷の当地初Vで長い一節は幕を閉じた。
前述の様に今年は2度目の地区選制覇を皮切りに3V挙げていた仲谷。4V目を当地初タイトルで手にして、本格的な夏場に向け始まるのは記念戦線の連続。まずは直近で控える住之江の一般戦で同志・羽野直と躍動し、難水面制した極上のターンセンスを最高峰の戦いでも…。 |