【優勝】板橋侑我(4933・静岡)2月24日(火)「G1 江戸川大賞 開設70周年記念」(6日間開催・3準優制)の優勝戦が行われた。
節目の70回目を迎えた江戸川大賞。本来の開催最終日は23日であったが強風高波浪による水面状況悪化が見込まれた為に、優勝戦は一日ずれて実施された。初日「DR賞」では地元大将・石渡鉄兵がまさかまさかの勇み足。準優勝戦では予選トップ通過を果たした茅原悠紀も痛恨のフライングとダブルドリーム戦の各1号艇が次々と脱落。ファイナル絶好枠の座を掴んだのは予選4位通過の湯川浩司。江戸川G1V4の男はやはり今大会も強さを見せ、オール3連対での予選突破、そして準優勝戦では得点3位通過の板橋侑我を差し捌いた。
ファイナルに駒を進めたのはインから湯川浩司→西岡顕心→平本真之→前沢丈史→板橋侑我→稲田浩二の6名。前人未到の当地G1V5へ王手を掛けた湯川だったが、準優のリベンジと言わんばかりに牙を向いたのは板橋。優勝戦の時間帯は下げ潮・流速約20cm、追い風(南東)約3m、波高はおよそ5cmの水面コンディション、安定板装着はなしの3周戦でゴング。本番直前に空中線のフラッグが1M方向へなびく様に突然風向きは変わったが、稲田以外の5艇がコンマ15前後のスタートを放った。
出足・旋回系に今節終始安定した仕上がりだった板橋はコンマ15・3番手のタイミング。カドからトップタイ14のSでジワリ覗いた前沢が締めずに緩めた所を、会心の全速強襲で内側4艇を纏めて飲み込んだ。湯川もインから堪えかけたが、スピードに乗ったターンの板橋を背負い切れずBSは一艇身近くの差を付けられた。1周2Mで湯川は舳先が浮いてしまいここで板橋が先頭安泰。
その後ろでは差した西岡と最内を突いて浮上して来た稲田が連下争いへ。2周目に入った所では前を走っていた西岡。内から伸びて来る稲田を先に回して差し返しを狙う2周1Mだったがブイに激突。あわやのシーンも踏ん張ったが、その隙に稲田が3着を完全に奪取。上位着が固まって残り1周半を5-1-6(164.2倍・44番人気)のまま通過となり波乱のファイナルは幕を閉じた。
これで自身デビュー通算7回目のタイトル獲得で、21年の浜名湖、23年の鳴門に次ぐ3つ目の記念タイトルを江戸川初Vで掴み獲った板橋。当節の準優勝戦日が祖父の一周忌だったということで、タイトルに懸ける思いは人一倍だった。その思いままにかなりのハード水面だった準優は波風制す激戦の道中次位争いで優出圏内を死守。ラストは「江戸川コウジ」の壁を打ち破る大金星で「天国のじいちゃん」へ捧げるビックタイトルを獲得。それと同時に、誕生した若手の波乗りニュースター「江戸川ユウガ」としての更なる活躍に期待は増すばかりだ。 |