【優勝】淺田 千亜希(3645・徳島)6月10日(火)「Sammyカップ 男女W優勝戦」(6日間開催・男女各2準優制)の女子優勝戦が行われた。
男子とは対極になった女子の準優勝戦。両1号艇が敗れて200倍超えと600倍超えの波乱連発。その中でV戦1号艇を掴み獲ったのは小池。2枠から石井→淺田→西舘→平田→藤原と出揃ったラストも準優の流れに逆らえず…。
女子優勝戦時には風速約5mの南風と流速約30cmの上げ潮、板なし3周戦で男子とほぼ同条件。4月に鳴門でデビュー初V掴んだ小池が勢いまま2つ目のタイトルと行きたい処だったが、コンマ31で大きく後手踏む本番Sに。
特訓・S展から軽快な行き足を示した石井が自然捲りの形となると、その外を2段でツケ回って来たのは淺田。女子V戦の中では下から数えた方が早い機力だったが、男子の中辻に続いてこちらもあっという間の独走状態。
先捲りから先行出来なかった石井が淺田の後ろに付け、次位と3着は早々と水が空いた。伸び上位の西舘がカドからコンマ12のトップS放つも中途半端な攻めで流れた所、空いた最内を逃さなかったのが大外の藤原。
比較的ゆとりを持って1周2Mも回ると藤原に接近できる後続はなく、女子の方のアタマ3艇はほぼ1周目で完成。そのまま淺田先頭でゴールラインを通過し、結果3-2-6(201.6倍・95番人気)で優勝戦も万舟決着となった。
当地約9年4ヵ月振りの参戦、今節男女全体で最も水面ブランクのあった淺田がキャリア42個目のタイトル獲得。鳴門の波風で練り上げられた身の乗りこなしは節序盤のハードな水面をも凌いで見せた。
優勝自体は23年7月浜名湖での女子戦以来で約2年弱ぶり。江戸川ではデビュー丸32年経ち初めてのタイトル奪取に。出走数足りずB級続きも元々はバリバリ女子屈指のA1級。8月に控える真夏の大一番「第39回 レディースチャンピオン」では、まだ見ぬ記念初制覇への活躍を願うばかり。 |